Re: Emma #1
佐々木@横浜市在住です。
<42527463.BEA9BD2E@tim.hi-ho.ne.jp> において、
Miyakoshi Kazufumi <miyakoshi_NOSPAM@tim.hi-ho.ne.jp> さんは書かれています。
> ども、みやこしです。
ども、こんにちわ。
# 既に私の中では“エマたん”呼ばわりです。(爆)
## “たん”は萌えキャラの称号。
### ちなみに原作は存在は知っていますが未読です。
> 「英国戀物語エマ」第一章「贈り物」
# 戀の字、RDの撮るナビのタイトル変更で出せなかった。^^;
> ■アバンタイトル
フェンスを何で磨いているのか興味があったり。
# ピカールじゃあるまい。(ぉぃ)
> する。メイドは、少し手を止めただけで、また黙々と玄関の手入れを始める。
> やがて掃除も終わり、道具を持って家の中に入ろうとしたメイド−エマは、明
> るくなってきた空に飛ぶ鳥の群れをしばし見上げる。
こういう時、子供に返事してあげたり手を振り返したりしないのは
何でかなぁ〜と、ちょっと気になりました。仕事中だから?
> る所とか、何か良いなぁと思ってしまいます。また、オープニングアニメーシ
> ョンに、エマやウィリアムをはじめとする主要キャラの誰も描かれていない所
> なんかも、凄く良いなぁ、と。
何とも大胆な構成ですね。OPはキャラ紹介の一部/延長として使われがち
なのが、ここでは敢えて舞台紹介のみに徹しているのですね。
> ■衝撃の出会い
> 掃除をしているエマ。エマが床に撒いているのは、お茶の出し殻のようです。
> これを撒いてから掃くと、良い香りが立つんだそうです。この場面もオリジナ
> ルです。
生活マメ知識アニメみたいです。^^;
> そこに訪ねてきたウィリアム坊っちゃま。ノックするのを躊躇っているうち
> に、先にドアを開けられて、その角に思いっきり顔面をぶつけられてしまいま
> す。仰け反る坊っちゃまと、飛んで行く帽子を追う猫が、スローモーションで
> 描かれるのが妙に可笑しい(^_^;
坊ちゃん、身体を張ったギャグをありがとうってところです。(笑)
# ある意味、エマたんの大ボケシーンでもありますが。^^;
> まず、グレアムさん(この人が何者なのかは不明。単に、この日先生と会う
> 約束をしていた人、というだけのようです)からの連絡が、原作では電話がか
> かってきた所が、メッセンジャーボーイが伝言を持ってきます。この時代、英
> 国の電話所有者は全人口の1%にも満たなかったそうで、先生の家に電話があ
> るのは不自然という事でしょう。原作には、この電話のように、考証がおかし
> い点が幾つかあるみたいです。この辺りは、「エマ ヴィクトリアンガイド」
> を作った村上リコさんが考証役として参加されているようですので、今後も原
> 作との差異が出てくる事でしょう。ちなみに、小説版でもこの点は修正されて
> います。
成程。そういう細かい部分を、原作の所為にしてそのままにせず
きちんと整えている辺りは実に好感度が高いです。
> ったようです。先生がエマに追いかけさせるのも、エマがあまりにも気にして
> いるようなのを見て、といった感じです。この辺り、いきなり先生が二人の仲
> を後押ししようとしている原作と比べて、先生の態度がまだ中立的な感じがし
> ます。
原作のニュアンスは判りませんが、印象としてはアニメ版の先生の態度は
リアルに感じました。
> 今回の話は、原作の第一話・第二話から構成されていますが、この場面だけ
> 第四話からになっています。前倒しで持ってきたのは、エマの人となりをでき
> るだけ今回で描きたかったからではないか、と推測します。エマがモテる事、
> にも関わらず「皆断ってしま」っている事、読み書きを先生に教わった事、等
> 々。エマの性格や、先生が単に雇い主というだけでなく、エマにとっても恩師
> である事が判るシーンです。
詰め込み過ぎという感じは無いのに、エマたんの周囲の状況が
するっと理解出来る部分でした。作りが上手い。
> エマを待ち伏せする坊っちゃまはオリジナル。おそらく、家からエマが出て
> 来るか、外から帰って来るかするのを待っているのでしょう。前を行き過ぎる
そんなに気になるのに直接会いに行けないのは先生が恐い所為なんですね。^^;
> 坊っちゃまが時間をつぶしている店は「MARTIN & SARAH」という名前。皿、
> 壺、船や飛行機の模型、カメラに時計、傘に甲冑と、いったい何の店なのかよ
> く判りません(^_^; 骨董品屋なのでしょうか。店員が勧めた人形の「シノア調」
何の店なのか良く判らん店って、面白い事が多いんですよね。
# こっち(関東)での東急ハンズが、こういう系統の店かも。(笑)
## 新マルミ堂はモダン過ぎだと思うぞ。(関係無い)
> スタル・パレスの話などをしているのは原作通りですが、エマが花売りの貧し
> げな少女を気にしているのはオリジナルです。これは、彼女の生い立ちを暗に
> 示す場面ですが、それは後に語られる事になるでしょう。この散歩の場面は、
やっぱり。
# OPでも描かれてますし、重要ポイントかな?とは感じてました。
> 坊っちゃまがエマに力説する、
> 「だってホラ、鳥は飛んでるし、花も咲いてるし、子供だって転んでるじゃ
> ないですか!全く問題無いですよ!」
> という、何が全く問題無いのかさっぱり判らない、理由にもなっていない理由
> も、ほぼ原作通り。ただ、原作では「花も咲いてるし」の所が「猫だって歩い
> てる」でしたが、場所が通りから公園に変わった事を受けての変更でしょう。
> どちらにしても、ワケが判らなくて全然理由になっていないのは同じですが。
ナイスです。^^;
# 人柄は悪く無いってのは良く判ります。
> さて、今回のクライマックスシーン(爆)です。原作では、エマが眼鏡を外
> すだけで1頁を費やし、それを担当に指摘された森氏が
> 「そこが大事なんです!」
原作者は神かも。(爆)
> の出来でした。髪を下ろし、ブラシで梳かす。鏡を覗き込み、眼鏡を外して鏡
> 台に置く。眼鏡の縁をなぞる指と、エマの瞳に揺らめくロウソクの灯。全ての
> 動作がゆっくりと、丁寧に、雰囲気たっぷりに描かれているのが素晴しい。ま
こういう何気ないシーンをじっくり描いてくれる、それだけで感激です。
> 一転して、回想シーンの髪を三つ編みにした小さいエマがまた可愛いです。
お約束の一言を言わせてもらいます。
萌えっ。^^;
> おそらく、先生の家で働くようになって間もない頃の事でしょう。目が悪くて
> 失敗ばかりしていたエマを救ったのは、先生がくれた眼鏡でした。エマにとっ
> て、この眼鏡は他の何にも換え難いものだったのです。
眼鏡欲しくなっちゃいました。
# 既に眼鏡者であってもおかしく無いくらい視力悪いんですが。
> 結局、坊っちゃまにレースのハンカチをプレゼントされるのも、坊っちゃま
> が「100枚でも200枚でも!」と言うのも原作通り。坊っちゃまの台詞が可笑し
> いですが、レースのハンカチが「憧れの品」であるエマと、レースのハンカチ
> などいくらでも買える坊っちゃまとの「違い」が端的に表わされている場面で
> す。
いきなり溝を感じてしまいました。
ひと昔前のアニメなら、坊ちゃんの脳天気さと愛の力(恥かしっ)で
解決してしまう所ですが、本作だとそれはなさそう。
> ■全体をみて
> 作画もお見事で、3DCGも背景動画などに上手く取り入れていると思います。
> ただ、これが第1話限りで終わらないだろうか、という不安は残りますが
逆にその点以外には何の不満もありませんでした。
予想外の収穫というか、これからが楽しみです。
では、また。
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■■■■■■ 佐々木 英朗 ■■■■■■■
■■■■ hidero@po.iijnet.or.jp ■■■■
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