年末年始。俗に「冬休み」と呼ばれるこの時期。20年前にはアニメ大好
きもやってました。他にも、年始には朝早くにサンテレビ辺りが単発の長編
アニメをやってくれたりしたもので、小生よく見てました。アニメ大好きが
終わった後もアニメの特番はしばらくあって、小生が就職してからもしばら
くは見ていた覚えがあるのですが、最近は随分と寂しくなったものです。しょ
ーもない再放送(それも正月特番の)を垂れ流すぐらいならアニメの再放送
をやってくれないかと思うのですが、放映権考えたらしょーもない再放送の
方が安上がりなんでしょうね。ユーザーがどんどん離れて行くだけだという
のに。おかげで掃除がはかどります、ラジオの方がよほど面白い。




おはようございます。
大和郡山のブラストマインダー、麻上@ZAQ大阪です。



 関西地上波限定かつ麻上の守備範囲内の作品で9月から10月にかけて終
了した「テレビ用アニメーション作品」の寸評です。いつものようにf.r.
a公式採点方式(バカ)で採点しています。順不同で、全くもって唯我独尊
な感想文になっています。


9月から10月にかけて終了した、、、、、今1月だぞ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

●『神様ドォルズ』(サンテレビ<独立U>)
 総合:    3(開始時評価:4)
 ストーリー:3 ビジュアル:4 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:3 ブレインズベース

#あ、投げやがった! ブレインズ、それはイカン。その切り方は看過でき
 ない。

 いつものように、(アナウンスが無いのなら)続編は無いという観点で書
きますが(しかし、”次の話へ”という字幕は出ていたから2期やるつもり
とも受け取れますが)、風呂敷を広げるだけ広げてほったらかしは4流のす
ることだ。考えがあっての所業だと信じたい。色んなものをほったらかしに
したまま終わるのは、面白い話だっただけに実に残念だ。
 あたしゃてっきり半年コースだと考えてました。だって、2ヶ月過ぎた時
点で「あと4回でこれがまともに終われるわけがない」。ところが録画記録
は13話で終わってるし、いったいどうやって終わらせたんだろうと。ブレ
インズのやることだし、録画を見るまで不思議だったんですよ。「あのね商
法」的終わらせ方は1番嫌いだ。”見る所”は、顔芸と<邪>だけかい?

#予告前のパペットでやってた神様講座が実は1番面白かったかも。詩緒が
 かなり毒吐いてた。



●『バカとテストと召還獣2期』(サンテレビ<独立U>)
 総合:    4(開始時評価:4)
 ストーリー:4 ビジュアル:4 キャスト:4

 個人的評点 OP・ED:4 OP・ED音:3 シルバーリンク

#大沼さんがどんどん「若い頃の新房さん」化している。喜ぶべきことなの
 かどうなのか。

 面白いんです。が、面白い加減がネコミミモードかぱにぽにをやってた頃
の新房さんにそっくりです。テイルオブメモリーズの頃なら新房さんから離
れて間無しだったから、”大沼節”の中に”新房節”が見え隠れしても気に
ならなかったんですが、今だったらどうだろう、というところ。面白いんで
すけどね。
 OP絵は、”輪郭線”や”色の境界線”に黒を使わない技法を多用して描
いているのですが(本編でもたまに出てくる)、ディズニーは昔からコレだ
そうで。手塚御大がアトムで”境界線”を採り入れてセル塗りを楽にしたと
ころから、日本では今に至るまで(陰影の表現を除き)「色の境界は黒」が
定着したそう(と麻上は聞いた)ですが、コンピュータで色を塗れば「色塗
りの範囲取り」たる黒線は要らないよ〜〜〜でして、「をぉ、大沼さんやる
じゃん」と麻上は最初は思っていたのですが、まてよ・・・新房さんコレど
こかでやってなかったかなぁ。
 ちなみにこの技法、従来技法と見た目がけっこう変わりますので、これは
これで味がある絵になるので面白い。本作の場合、陰影の階調もほとんど省
略したのでいやに平べったい絵でしたが、作品の”性質”からして、こうい
う演出も多いに結構。作品の中身に照らし合わせて「可能だ」と思ったら、
色んなことをトライして欲しい。で、”新房節”を脱却して欲しい。
 1期がタイトルと主目的に合わせて(普通はそうなる)、試召戦争(この
戦争という表現だけは気に入らない)と召還獣と”下克上”がメインの構成
になっていたから、2期は趣向を変えて「恋愛の側面から攻めますか」なの
は何となく分かったが、色々と物足りない。でも、美波のドイツ時代と明久
に出会った頃の話は良い出来だった。「美『彼』」ってただの誤字としては
ベタだけど、美波が自分で書いた『美彼』というのに大きな意味がある。あ
れやこれやの結果で美波の1人称が「ウチ」になるというのも含めて、ここ
はヘッドスタッフ良く本(脚本)を練った。

##秀吉の”持ち時間”が少なかったなぁ。秀吉湯を2回やってももはや面
  白くない。修学旅行の女湯話を引っ張り過ぎたか。



●『ロウきゅーぶ』(サンテレビ<独立U>)
 総合:    3(開始時評価:3)
 ストーリー:4 ビジュアル:4 キャスト:4

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:3 St.Blanc/
                        Project NO.9

#あ、ブルッツ・・・・じゃなくてスパッツの描き方が、、、、と思ったら
 やっぱ啓造さん(草川 啓造 氏)だった。


 21世紀のスポコン、、、と言ったところでしょうか。しかし、、、、、
小学生ですか。で、教えるのが高校生で、部員が女でコーチが男で。現実世
界でそんなん、、、あるわけ無いよな。
 ロリだ何だとは別に、真面目なところで「おや?」と思うところが無いわ
けではないが、まぁ良いか。良くできていたと考えます、が、総合4を付け
るにはちょい惜しい。

#草川さん、DOG DAYS に続き、今度もまずまずの時間配分でした。
 過去に戻ってしまわないことを切に願う。

#おもしろい芝居をするなぁ、小倉 唯 嬢。



●『シュタインズゲート』(サンテレビ<独立U>)
 総合:    4(開始時評価:3)
 ストーリー:4 ビジュアル:4 キャスト:4

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:3 WHITE FOX


 このテのタイムリープ物でいつも気になるのが、”基準の位置”は色々で
も(それはエピソードによる)、今いるのはそこから”前”(未来)なのか
”後ろ”(過去)なのかが、見ている側が判別できるか、どう判別させるか、
です。そこがうまくいけば、話が理解しやすくなるというのが私見です。あ
る程度ロジックも必要で、辻褄の合う合わないは「必ず合う」ようにしない
と話が発散して面白くなくなると思うのですが、本作で興味深かったのは、
「ココをこういじったからこうなったけど、新しいファクターも発生した」
というもの。本作の話の進め方の基本で、”新しいファクターも発生した”
というのが話の肝なのだろうと考えます、IBMのコンピュータが存在しな
いことになってるとか、秋葉原が萌えの街じゃなかったりするとか。そして
行き着いた先が「自分を騙せ」で、丸く収まったわけですが、紅莉栖が死ん
だのを「騙した」のは分かった。この辺は面白かった。問題はその前かなぁ。
 IBMのコンピュータがどこかのタイミングで「無くなって」しまい、倫
太郎がそれを追いかけるというエピソードがありますが、この辺で「(時間
軸上の)何処へ跳んだ」のかが正直分からなかった。思うに原因は上述のや
つ。黒バックに白文字の”デジタル時計”に、麻上のノーミソが付いて行け
なかったようで。でも「何日の何時何分に」というのは”補足情報”ではな
く、けっこう大事なんじゃと思いながら見てはいました。これがアナログ的
に、例えばP4が使ってる「カレンダー上で現在位置(時刻)が前に動くの
か後ろに動くのか」のような手法だったらどうだろうと考えます。演出上の
問題があれば別ですが、小さい文字で1行で出てくるあの”デジタル時計”
は苦手だなぁ。
 もうひとつ。どうやってもまゆりが死ぬ世界線に行ってしまい、まゆりが
死なない世界線(元々の世界線)に移動しようとしたら今度は紅莉栖が(元
通りに)死ぬことが分かって倫太郎が堂々巡りに陥るのですが、「確定した
過去を変えようとするから過去改変が起きる」というロジックに始まり、堂
々巡りがラストラス前のエピソードに向けて動き出すという話は分かりやす
く、上述のように面白かったのですが、とすると、そのロジックを「まゆり
が何をやっても死ぬ」に当てはめた場合、必要条件の何が足りなかったから
(あるいは、何をしてしまったから)まゆりが死ぬのか、と考えてしまう麻
上は思考が浅いでしょうか。まゆりが死なないようにしたら今度は紅莉栖が
何をしても死ぬ、というのを視聴者に植付けるために、これでもかとまゆり
が何度も死ぬ話を見せ、だからこそ「確定した過去を変えようとするから過
去改変が起きる」が俄然意味を持つのですが、では紅利栖を助ける方策を練
る時に、「まゆりの時はこう動いたから助けられなかった。だからこれから
紅利栖を助けるにあたり、こうすれば『確定した過去を変えようとするから
過去改変が起きる』とはならないハズだ」というカットがあったらなお良かっ
たな、と考えるのですがいかがでしょう。
 あと、その「自分を騙す」ことに成功して倫太郎が現代に戻る際に、田村
(中の人、ダルの娘)が「私は戻れない」といってタイムマシンの中で消え
てしまいます。ここはどう解釈したら良いのかな、と。1度目に紅莉栖を助
けるべく過去に飛んだときは、田村(中の人)は倫太郎と一緒に還ってきま
すよね。失敗になることが分かっていて、でもそれが必要なことだから敢え
て行かせたという田村(中の人)のセリフは重要で、その顛末があるから未
来の倫太郎がタイムマシンの開発に執念を燃やすというのは見ていて説得力
があり実に面白かった。では、リベンジに成功してまゆりも紅莉栖も死なな
いようになったら、今度は田村(中の人)が消えるというのは、「過去を変
えることに成功したから」という”証明”という位置付けになるのかな。
 絵についてはこの1点、「なんで倫太郎だけ・・・」。
 本作もそれなりに登場人物がいて、女性陣は良く描けていましたし、橋田
もブラウン管の大将(ミスターブラウンって呼んでたな)も男性ですがそれ
なりに描けていたと考えます。が、倫太郎だけ何か手抜きの感が否めないの
はナゼだろう。もしかして、「描き過ぎてベクトルが逆向いた」か? 最初
から倫太郎の顔だけ何か違和感があった。

#倫太郎の携帯に誰の物とも分からないメールが来ていたのは、あれは未来
 の倫太郎から来ていたということになるのかな。

#結局、ダルの嫁さんって誰だったんだろう?



●『異国迷路のクロワーゼ』(サンテレビ<独立U>)
 総合:    3(開始時評価:3)
 ストーリー:4 ビジュアル:4 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:3 サテライト

#いや〜、離れてますねぇ、、、、目が。


 パリが舞台と聞いて、もしやと思ったら、、、

#やっぱりお前か、サテライト。

 良い佐藤節。うみものがたりよりよほど良い。顔芸が面白かった。でも振
袖でギャルリの屋根の上というのは子供(?)と言えどもいただけない。
 フランス史はとんと疎いもので(と言うか無知)、作品に与える影響と言っ
てもピンと来ないのが正直なのですが、この頃のフランスの階級社会を作品
に織り込みたかったのかそういう意図ではないのか。麻上が見る分に”中途
半端か?”と感じたのがクロードとカミーユの恋話。ギャルリを守りたいク
ロードと対抗勢力であるカミーユの家。舞台背景としては必要なのでしょう
が、ことクロードとカミーユの1点に限れば、「階級社会ではこんな事例も
ありますよー」で終わってしまっているようで、「ふーん、それで?」感が
残ります。
 もっと根本的なところだと、「これを描きたかった」というのが弱かった
のが残念。単に、「単身日本からパリへ渡ったジャポネーゼが奮闘する話を
描ければそれでいいや。」ぐらいにしか考えてないんじゃないかと思ってし
まうのですが、そういう軽い発想で扱う素材ではないように考えます。つま
らない訳ではないのに、「後が残らない」というのはもったいないなぁ。

#あのねんどろいど良いなぁ。



●『まよチキ!』(毎日放送<TBS系>)
 総合:    2(開始時評価:3)
 ストーリー:2 ビジュアル:3 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:3 feel

#あの羊は何て言ったっけ。ハラキリトラ、セップククロウサギの同類か。


 敬一郎さん(川口 監督)どした? 話が薄いなぁ、、、ラスト以外。
 実質のラストは1つ前(つまりラス前)で、ラストはおまけですな。おま
けの方がおもしろいというのは敬一郎さん、そりゃ啓造さん(草川 啓造 ^C^C)
ですって。で、伊瀬(中の人)とハラキリトラですかい・・・バカ話はおも
しろいんだけどなぁ。



●『TIGER&BUNNY』(毎日放送<TBS系>)
 総合:3   (開始時評価:2)
 ストーリー:3 ビジュアル:3 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:3 サンライズ

#桂さん(桂 正和 氏)、今ああいう絵を描くんだ。ブルーローズをどう見て
 もアイには見えないな。


 う〜〜ん、そうきたか(悪い意味で)。半年の答えがあれかぁ。ウロボロス
はまだしも(少なくとも個人ではないし)、ルナティックは放置プレイか。そ
りゃ勿体ないなぁ、マーベリックの後始末するために作ったキャラじゃなかろ
うて。
 そらかけ辺りから気になっていたのですが、もしかしてサンライズは最終話
の作り方分からなくなったんじゃないかと。引退するって言ってた2人が復活
したらそれだけで客(視聴者)が喜ぶ、なんて考えたんじゃないだろうな。そ
んな軽い考えで復帰させたのではないと思いたいが、やたら軽い締めだったな
というのが私見。
 ただ、軽いというのはなにも最終話に限ったことではなく、最初から平田氏
(平田 広明 氏)の芝居が付いて行けてないように感じてました、何か違和感
が有った。思うに、虎徹の芝居をするのには平田氏は悪い意味で”若い”。そ
れでも、ラスト3週前辺りまでは「まだ見られるか」と思っていたのですが。



●『セイクリッドセブン』(毎日放送<TBS系>)
 総合:3   (開始時評価:3)
 ストーリー:3 ビジュアル:3 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:3 サンライズ


 本作の鬼瓦と言い、そらかけの「衛星が殴り合い」と言い、虎と兎の「全
身広告」と言い、最近のサンライズは「本線なんだけど脇道」なところで何
か斜め上を行くウエポンを出してくれるから侮れない。鬼瓦に意志があると
言うだけでも「?!」だけど、「声が立体文字になって砂みたいに消えてい
く」ってコエノカタマリンかいwwww。顔文字が出てきたときはフイタ。
 ただ誉められたのはそこまでで、作品としては安い話だったな。総じて芝
居が甘い、フェイに至っては最期の方は「ナイト!」としか言わないし。主
役2人の芝居がそもそも甘いというのが致命的。

#脱税事件は放ったらかしか。それはいただけない。ラストのEDスタッフ
 ロール後ろでルリが記者会見らしきことをやってるけど、何をどう説明し
 てる想定だ? サンライズがやることにしてはツメが甘い。2作品同時に
 進行して片方に体力もって行かれてしまうようなら、どっちかずらせば良
 かろうて。「2兎追う者1兔も得ず」を地でいってどうする。



●『神様のメモ帳』(毎日放送<TBS系>)
 総合:3   (開始時評価:2)
 ストーリー:3 ビジュアル:3 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:3 J.C.スタッフ

#デュラララを思い出したのは小生だけか?


 ん〜〜〜、途中は面白かったんだけどなぁ。ラストのドラッグのエピソー
ドがなんか軽いなぁ。首謀者の末路があんな軽くていいのか?っていう軽さ
が残るなぁ。その軽さがそのまま作品の軽さに結びついたのが勿体ない。
 軽さとは異なりますが、「え?」という絵があって気が萎えたというのも
あります。ラストのラスト、スタッフロールが流れている時に(アリスが喋っ
てる時に)、屋上一杯にヒナゲシが植生していて赤い花がMGCのマークに
なっている絵が出てきますが、見る限り土が見当たらず、コンクリートの上
にじかに草が生えているように見えます。よしんば、これがツル性の植物で
実は葉に隠れてプランターが有るとすればあり得ない絵ではないですが、な
らばそういう絵にすべき。おまけにMGCのマークが綺麗にでき過ぎ。誰も
世話をしていなかったのにそんなに上手く咲くかい? 「お涙頂戴」が空回
りしたなぁ。



●『R−15』(サンテレビ<独立U>)
 総合:2   (開始時評価:2)
 ストーリー:2 ビジュアル:1 キャスト:2

 個人的評点 OP・ED:2 OP・ED音:3 AIC本家

 ぬるいなぁ。

 おかしいなぁ、音はb管なのに大きさはEs管って、あのクラリネット、
気になってしようがない。ハードケースに入れていても、あれだけ振り回し
て落として投げつけてしてたら楽器おかしくなるぞ。
 つまりあの石の意味って、上だけ繋げて読んだら「大すキだ!」ってそれ
だけ? 円盤売れたら良いね。赤い約束と言い本作と言い、名和さんが監督
する作品ってギャルゲ(エロゲー?)だけかい?



●『ゆりゆららららゆるゆり大師線』(テレビ大阪<テレ東系>)
 総合:3   (開始時評価:2)
 ストーリー:2 ビジュアル:3 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:4 OP・ED音:3 動画工房

 えぇ知ってますよ、”大事件”でしょ。でも”大師線”って聞こえるんで
すよ。

 これまた実質のラストは1つ前(ラス前)で、ラストはおまけですな。お
まけだけだったらけっこう面白いんだが。そんなに面白い作品じゃないんだ
けど、コキ下ろすところまではいかないか。キャッチの秒数が、多分従来の
作品の倍以上採ってると思うんだが、アレは工夫としては良いと思う。どう
せなら、バカ部分はもっとバカに徹しても良いと考えます。

#さぁこの作品、主役は誰だ。



●『花咲くいろは』(読売テレビ<日テレ系>)
 総合:5   (開始時評価:3)
 ストーリー:5 ビジュアル:5 キャスト:5

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:3 P.A.WORKS

#民子  :「ほびろん!」
#徹&蓮二:「そんな変わった物は出せねぇぞ!」
                       この1コマかなりウケた。


 でかしたPAよく踏ん張った! 随所に懲らした工夫、確かに見届けた。


 よくぞ「喜粋荘を閉める」という話を思い付いた。でも暗い話にはしない
場の動かし方、見事でした、良いものを見せてもらった。
 特筆すべきはオーラスの後日談。後日談の作り方としては近年まれにみる
丁寧さです。とって付けたいい加減な後日談には断じてマネの出来ない後日
談らしい後日談でした。でもスイさんアノ世送りにするのかとハラハラした
ぞ。

 チョーさん(中の人)の最後のセリフ、

   「またね、スイちゃん。」     ※この前までは「おかみさん」

しろ、久保田さん(中の人)の

   「まってるよ」

にしろ、そこら辺のポッと出の若僧には「絶対に」出せない芝居です。長島
さんも久保田さんも、「お年寄り」というと怒られますが、年相応の役者さ
んは必要であると改めて感じます。若手が芝居を磨いて台頭するのも喜ばし
いことですが、若いといかんせん「芝居が浅い」。その点久保田さんの芝居
は「めちゃめちゃ深い」。やはり「経験」に勝る”芝居の教科書”って無い
んだなと改めて考えます。

##人生経験こそ芝居。いくら沢城でも不二子は出来てもスイさんは出来な
  いだろ。

 この作品、主人公は?と問われれば無論緒花ですが、「2枚看板」だとし
たら? もう1人は文句無しに「おかみさん」ですな。キャストロールの締
めを久保田さんにしたのはヘッドスタッフ解ってるじゃない(ラス前までは
キャストロールの途中だった)。その心意気を持ち続けていれば大丈夫、P
A墜ちないよ。

#余計なことと知りながら書きますが、絶妙の「隠しテク」もしっかり拝見
 しました。<邪>のセンスも5だな。

##ED前の、出発進行現示は出発”停止”現示にしてほしかったなぁ。



●『快盗天使ツインエンジェル(以下略)』(サンテレビ<独立U>)
 総合:    1(開始時評価:2)
 ストーリー:2 ビジュアル:2 キャスト:2

 個人的評点 OP・ED:1 OP・ED音:2 J.C.スタッフ


 JCも気の毒に。こんなん作らないといけないとは。

#明田川さんや、いろはとコッチの差はなんだい?

##そんなにパチンコメーカーって強いのか?



●『日常』(サンテレビ<独立U>)
 総合:3   (開始時評価:3)
 ストーリー:3 ビジュアル:4 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:4 OP・ED音:3 京都


 京都でなくても・・・というのが正直なところ。いつだったか、ゆっこが
ひたすらアタマをはたかれるカットが一番笑った。4コマ的作品のセンスで
見たら、持ってけセーラー服の方が面白かったよなぁ。



●『夏目友人帳3期』(テレビ大阪<テレ東系>)
 総合:3   (開始時評価:3)
 ストーリー:3 ビジュアル:4 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:3 ブレインズベース


 4期をやると言っているので深くは追わないとして、気になることがひと
つ、「慣れが怖いね」。
 基本的には、やっていることに目新しさが有りませんから、3ヶ月という
間隔があいて”悪いマンネリ”が前に出てきてしまうと、待っているのはジ
リ貧です。「現状維持」は現状維持ではありません、続編作るならプラスα
があってやっと「現状維持」ですぞ、ブレインズよ。



●『いつか天魔の黒ウサギ』(サンテレビ<独立U>)
 総合:2   (開始時評価:2)
 ストーリー:2 ビジュアル:3 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:2 OP・ED音:3 ZEXCS


 これまた実質のラストは1つ前(ラス前)で、ラストはおまけですな。た
だタチが悪いのが、オマケ話なのに最後に”あのね商法”をやらかしたこと。
ラストのラストでようやく「黒ウサギ」に触れるという商魂たくましさ。要
はゲームの宣伝ですか、この作品は。少し<邪>を頑張った以外は、採り上
げるところがないなぁ。



●『BLOOD−C』(毎日放送<TBS系>)
 総合:1   (開始時評価:3)
 ストーリー:1 ビジュアル:4 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:4 OP・ED音:3 I.G

#OPやるじゃん・・・あ、梅津さんか。


 OP以外、気に入らない。一度話を終わらせて劇場版に繋げるのならとも
かく、完全に劇場版の宣伝か。1クールかけてボカシマスク乱発して劇場版
のプロモか、下らない。1クール見てて分かったことと言えば、全部芝居だっ
たってことだけか。今期一番気に入らない。絶対劇場行かない。



●『猫神やおよろず』(サンテレビ<独立U>)
 総合:2   (開始時評価:2)
 ストーリー:2 ビジュアル:3 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:2 OP・ED音:2 AIC−PLUS


 これは桜井さん、ハズしたな。正直、騒がしいだけ。何をやりたかったの
か分からない。ことごとく桜井節が滑ってた。

#本作を見た某氏曰く、「どこの東方?」。残念、麻上は東方知らないんだ。



●『魔乳秘剣帳』(KBS京都<独立U>)
 総合:3   (開始時評価:2)
 ストーリー:3 ビジュアル:2 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:3 フッズエンタテインメント

#水上さん、休憩? バカ話も書けるんだ。


 終わったと言えば終わったんですが、スッキリではない。露葉が斬られて、
次に露葉が出てきたらケガ程度でそれ程でもなかったというのは練りが足り
ないなぁ。戦いの間、胸幸は何をしてたんだ?

#クイーンズの時と言い本作と言い、能登嬢は「女戦士」系の芝居をやる時
 は、もう少し修行が入用なようですな。

#あの人外な怪光線という無策ぶりを見たら、ビジュアルは1にするように
 付点しているのですが、それ以外は本作の場合、顔もまぁまぁ(バカ顔も
 含め)描けていましたし、全般概ね絵は出来ていたと考えるので、2はお
 まけです。

#悪名高きクエイサーもフッズでした。透明人間やら怪光線の無いフッズ作
 品を見たいものです。



●『ダンダリアンの書架』(テレビ大阪<テレ東系>)
 総合:3   (開始時評価:3)
 ストーリー:4 ビジュアル:4 キャスト:4

 個人的評点 OP・ED:4 OP・ED音:3 ガイナックス

#締めてないよね。


 面白かったんだけどなぁ、やりっ放し感が拭えない。



●『NO.6』(関西テレビ<フジ系>)
 総合:3   (開始時評価:3)
 ストーリー:4 ビジュアル:3 キャスト:3

 個人的評点 OP・ED:3 OP・ED音:3 ボンズ


 たがみよしひさの「グレイ」(アニメ版だと副題がデジタルターゲット)
を思い出した。
 そう言う目で見ると、フラクタルも通じるものが有りますな。ゴシック系
ボンズ(勝手に分類)2作目は、どこかで見たな、という印象になってしまっ
たのが残念。面白かったんだけど、もうひと捻りというところですか。
 この3作は、概ね共通しているところとして、行き過ぎた管理統治の街に
起こった反乱分子(便宜上こう分類します)の顛末を描いているというのが
あります。反乱分子側に(概ね)ハッピーエンドになるというのも同じ。本
作とフラクタルの2者だったら、これは良く似てますよね。主人公が反乱分
子側に加わるきっかけは異なりますが、「(作中の)今の世界」に疑問を持っ
た主人公が、今の世界とは何なのかを追い求めて行動するのも同じ。
 ただ、麻上がフラクタルには賛同して本作に出来ないのは、前者が機械文
明の行き着く先であるのに対し、本作は「統治」の行き着く先なので、機械
ではなくて「人」です。手法は違っていても、現実にそういう統治があり得
そうで怖い、ぜひ”作り話”で終わってほしいものです。作中でも触れてい
たと思いますが、「良い世の中」にしようとして結果がアレでしょ。市民国
民の為と称して人を騙し、自分の都合の良いようにするのが上手な人が少な
からずいますからね、現実世界には。あたしゃ正直、橋下徹が怖いわ。
 話の作り方は、概ねうまくいっていたと考えますが1点。矯正施設に潜入
する方法で、敢えて捕まってわざと矯正施設送りになりますが、ゴミの集積
場みたいな所に落とされる絵で、他の人達は絶命したのに、紫苑とネズミの
2人”だけ”が生きているというのはいただけないなぁ。そうしないと話が
成り立たないというのは分かりますが、都合が良すぎる。もう少し工夫が欲
しかったところです。
 それと、工夫と言えばもう1つ。ラストでほとんどのキャラが「ほったら
かし」な扱いになっていたのはどうよ、水上さん。力河とイヌカシはあの後
どうしたのさ。ネズミは”消えた”のかい? あの絵からして、かなりの時
間、紫苑はネズミを目で追えたはずよ。火藍は紫苑に会えたのかい? NO.
6が機能を停止して(この辺もデジタルターゲットを思い出すなぁ)、壁が
崩壊して、紫苑が思っていたことが現実になって「良かったね」で終われる
はずなのに、締め方がどうもなぁ。

#エリウリアスは、ハチだったと?




******敵機襲来!敵機襲来! バルキリー隊全機スクランブル******
                         karura@occn.zaq.ne.jp
アニメアールを応援しています           麻上 迦楼羅(竹田 貴博)
********六星占術だと、私は土星人になるらしい***********