【初級マネージャの場合】
 ──“急ぎの仕事は,暇な奴に振れ”
  急ぎの仕事が発生した場合,暇な人間であればその仕事のみに集中
  することができる。また,限られた人材を有効に活用できるので,
  一石二鳥である。

【上級マネージャの場合】
 ──“急ぎの仕事は,忙しい奴に振れ”
  忙しい人間は,抱え込んだ仕事をこなすため作業スピードを上げよ
  うとする傾向がある。なので,忙しい人間に仕事を振れば素早い応
  答が期待できる。
  また,忙しい人間が忙しいのは,それだけ彼を信頼して仕事を託す
  人間が多いことの表れとも言える。

【超級マネージャの場合】
 ──“急ぎの仕事は,いない奴に振れ”
  ある担当者の手記より:
    ある休み明けの日。溜まったメールを整理していると,マネー
    ジャからこんなメールが。
    『○○○の件,よろしく。××日の朝一で。』
    えーと,××日って……今日じゃん!
  その頃,会議室にて:
    えらいひと「ところで,あの今日までの件はどうなったのかね?」
    マネージャ「いやぁ,あの件は彼に任せたんですけど,ここ最近
          休んでいましてね…この忙しいのに。
          まったく,困ったもんです。」


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江原 純一 mailto:j-ehara@pop17.odn.ne.jp