StarShip Operators SE:12
携帯@です。
この記事は、
スターシップ・オペレーターズについて突っ込みを入れつつ擁護するものです。
SE:12「ウォー・クライ」について。
そう言えばDVDが発売されましたね。購入したのですが、未だ封を開けていません。
^L
●総論
アニメ完全オリジナルのアマテラスとコンキスタドールのお互いの姿が見えない状況下
での攻防。それと同時並行的に進む政治劇からなる話です。
前回のスピーディーな戦闘とは打って変わり、今回は潜水艦同士の戦闘を思わせる緊張
感溢れる戦いとなっています。突っ込み所も多いのですが、多分気にした人は多くはなか
ったのではと思います。とはいえ、スタート時からハンデ在りすぎで、アマテラス側がち
ょっと可哀想。
アマテラスの行動は確かにシメイが描いた絵かもしれませんが、結局のところ、間宮元
総理が権力を取り戻すための道具として使われてしまったようです。王国のイザベルです
ら、王国の利益のために行動していたのに、間宮氏はヘンリエッタ星域の運命そのものを
自らの政治的野望のために利用しているだけのような気が。真の悪役は元総理?
絶望的状況下で遂に登場した地球連合艦隊。しかし、白馬の騎士に見えて別の侵略者が
現れただけのような気が…。
……ところで、雄叫びを上げたのは誰だろう?
●どこにも、逃げようが無いしな
ディータ「スターシップチャンネルのディータ・ミルコフです。現在、パルミア星域で行
われている王国とアマテラスの戦闘は、王国の五隻の戦艦に完全に包囲された状況
から、戦艦を高速回頭させるという方法で、王国の戦艦を四隻まで撃沈、残った王
国の旗艦にも主砲を放ちましたが、どれほどの損傷を与えたか判っておりません」
パルミア星域の戦いで王国戦闘艦四隻を撃破、コンキスタドールに対して有効射程外か
らプラズマキャノンでの攻撃を加えたアマテラス。
撃破された敵艦の残骸をライブで流してるんですか。敵艦の爆発を確認した時点で普通
はもう観測は行わないと思うので、わざわざ中継のためにミユリたんに残骸を光学映像で
観測して貰ったんでしょうか。あ、それとレーザーキャノン一発で沈んだと思われていた
レパントは、戦闘不能なだけで沈んではいなかったみたいです。やはり、副砲では在る程
度の大きさの船は沈められないようで。アマテラスみたいにレーザーキャノンを何発も喰
らっても大丈夫な船もあるけれど。
サンリ「射撃管制。主砲チャージサイクル、90%低下」
アレイ「航宙管制、方向座標、再設定完了。機関部、リアクター出力は30%に低下。他、
高速回頭と敵パルスレーザーによる損傷多数。補修班が修理に当たっています」
ミユリ「観測システム。未だ復帰しません」
アマテラスは主砲のチャージサイクルが90%低下。前回は70%低下とサンリが報告して
いるので、何か不具合があったのでしょうか。
ボロボロの艦の状況に頭を抱えるキスカ。修羅場に弱い性格がまたモロに出ています。
折角少しはマシになったかと思ったら、人はそうは変われないようで。
アマテラスに残された武器は、レーザーキャノン「リボルバー」が3発、対レーザー防
御兵器、カスミ、イカスミ。しかし、観測機器は復帰せず、敵の居場所は分からない状態。
更には高速回頭の影響で艦内はボロボロ。装甲板はパルスレーザーで孔だらけという状況。
シノンの作戦により生き残ったアマテラス。しかし、戦闘遂行能力は事実上0ですね、
これは。
●構わん。敵を休ませるな
アマテラスのプラズマキャノンの至近弾を受け観測機器が損傷、アマテラスをロストし
たコンキスタドール。光学観測と電磁波測定によりアマテラスの位置を絞り込んだものの
その範囲は広く、正確には位置を測定出来ないでいた。
しかしエルロイは、その段階で副砲のレーザーキャノンによる攻撃を命令。副砲ではア
マテラスを沈めることは出来ないと副長のホプキンスは進言するが、エルロイの意図は敵
を休ませないことにあった。
●それなら何か打つ手があるかも
シノン「こちらの回避システムは、十分に機能してないんですよね」
キスカ「回避システムはセーフモードだ。最低限の動きしかしていない。それがどうし
た」
シノン「もしかしたら、コンキスタドールはアマテラスの位置を正確には掴んで居ないん
じゃ」
コンキスタドールの射撃はアマテラスの右舷を掠め、右舷小破。
コンキスタドールはアマテラスの位置を正確には掴んでおらず、レーザーキャノンは至
近弾ではダメージを与えることは出来ないはずなので、この射撃はひょっとするとまぐれ
当たり?
回避システムがセーフモードって…嫌な言葉だ。^^;;;;
ところで引っかかったのですが、前回、プラズマキャノンの射程外から砲撃を行ったア
マテラス。その直後には敵艦をロストしていていて、敵艦の損害も判らないのに、プラズ
マキャノンよりも射程の短いレーザーキャノンの射程に入るまで、ただ漫然と前進を続け
ていたってこと? それは幾ら何でも無…ry
原作を読み返したのですが、高出力のレーザーを収束させるのは技術的に難しく、その
最大射程は約1光秒(約30万km)というのが定説となっているという記述があるのですが
その設定はスルーですか、そうですか。
●サインコサインタンジェント♪
イザベル「ええ。そちらのお考えは十分判りました。はい。地球連合の艦隊が到着次第、
アマテラスは地球連合に引き渡します。ええ、もちろんです。私達は地球連合と争
う気など、初めからありませんわ」
王国最高会議場で、イザベルは地球連合との裏取引の最中。間宮総理の演説は未だ行わ
れていないのに既に地球連合艦隊の名前が出て来ていたので、何時の間に? …と思って
いたのですが、これは後で種明かしがされます。
それにしても以前の話では地球連合とのパワーバランスがどうのと言っていた彼女、ア
マテラスが王国戦艦四隻を沈めてしまい、地球連合も出て来た状況すら利用していようと
しているのね。策士策に溺れるみたいな感じになりそうだけど。
ミユリ「コンキスタドールから第二斉射。今度も右舷です」
コンキスタドールからのレーザーキャノン第二撃により船体温度が上昇。
ところで斉射ってのは一斉射撃って意味だから、一門しか無いレーザーキャノンでの斉
射ってのは無いと思います>ミユリたん。
レーザーキャノンの射撃を行うということは、自艦の位置を暴露することにならない
か? …と思っていたら、流石ミユリたん。敵艦の位置の割り出しに入っています。
アレイ「右舷の損傷したエリア内で作業中の修理班と通信、途絶えました」
キスカ「至急医療班を向かわせろ」
先程、機関部員が数名作業しているシーンがありましたが、彼らまとめてあぼーんだっ
たりしたら嫌ん。
それとそんな状況だったら向かわせるのはミナセ一人しか居ないと思われる医療班では
無くて、ダメージコントロールを任務とする応急班を向かわせるものだと思うのですが…。
怪我人が出ていれば搬送すれば良いだけの話だし。
レーザーキャノン二回の射撃から、コンキスタドールの位置を割り出すミユリたん。
「サインコサインタンジェント〜満員電車がごっつんこ」と、例によって意味不明な歌を
歌いながら位置を割り出します。
レーザーキャノンは射線が真っ直ぐなので、複数回の射撃があればそれにより位置を割
り出せ…あれ? コンキスタドールが静止していれば兎も角、移動していない訳は無いか
ら、イソップの助けを借りても位置精度はもの凄く大雑把なものになってしまう気がする
のですが気のせいでしょうか。
シノン「主砲で攻撃して来ないのは、敵艦がこちらの正確な位置を把握していないためと
思われます。チャージに時間がかかりますから」
キスカ「それで」
シノン「予想通りであれば、リボルバーの射程まで接近出来るかもしれません」
シノンの予測は間違っていません。ただ、不完全な観測状態によるレーザーキャノンの
射撃であれだけの至近弾を与えられるのであれば、プラズマキャノンだったらアマテラス
は今頃大破です。そもそもアマテラスに命中しているのかどうかすら判らず、射撃を続け
ているのでこんなことになっているんでしょうけど。
ミユリ「コンキスタドールから第三斉射。左舷損傷。損害は軽微ですが、敵の照準精度は
上がっています」
キスカ「アマテラス、最大戦速。コンキスタドールをリボルバーの射程に入れる」
シノンは敵艦に向かって最大戦速で突っ込み、コンキスタドールを残弾のあるリボル
バーの射程に入れる作戦を立てます。
キスカは艦がボロボロの状態で突っ込むことを懸念しますが、タカイやシントがシノン
の意見を支持、キスカも最大戦速を命じ…ようとした時、敵の第三弾により左舷損傷。敵
艦の照準精度は上がっているようです。
ところで、劇中の描き方からするとリボルバーってレーザーキャノンよりも射程が大分
短いように見えます。原作では28万kmの射程ですので、実際には最大2万km程度の射程の
差と思われますが、その距離を詰めるのにどの程度時間がかかるんだろう?
前から不思議だったのですがアマテラスは最新鋭艦の割には、プラズマキャノン以外の
武装が貧弱な気が…。素直に副砲として普通のレーザーキャノンを搭載しなかった理由が
今一良く判りません。
●ふ…当然だろうな
エルロイ「油断するな。敵艦の位置分解能が、敵艦のサイズを下回らなければ、直撃弾は
与えられない。また、敵の挙動も判らない」
ホプキンス「ピンぼけのスコープでは狙撃は出来ないという事ですな」
そのピンぼけスコープで有効弾を与え続けているあんたら何者?
スターシップ・オペレーターズ世界の戦闘では、観測機器により敵艦の位置を特定する
ことが非常に重要であることが判るシーンです。アマテラスの戦闘能力も実はミユリたん
の望遠鏡とカミオカにより担保されていたということで。
間宮「ヘンリエッタ星域における王国の侵略行為。それに対して亡命国家アマテラスはた
だ一隻で、それに立ち向かっているのです!」
その頃、地球連合の会議では、間宮元総理が演説中。地球連合が王国の暴挙を阻止する
ように訴えますが、確かに「未だ未だ現役で行ける」とは思いますが、この演説一つで地
球連合を動かせるとは思えません。この後でイザベルが王国本星から演説していることを
考えると、わざわざ艦を降りて地球に向かうほどのことか?
間宮元総理の演説の直後、惑星国家同盟代表による演説のアナウンスが。
王国も手を打っていたのかと驚く川路に対し、間宮元総理はこの状況を織り込み済みな
様子。
●それにしても、大丈夫なのかな。彼らは
パルミラで加瀬の助けを借りカーゴシップをリースしたセイ。
ところで、アマテラスを退艦したのに制服はそのままなんですか?
加瀬さん、性格だけで無く顔つきまで格好良く変わっているんですけど、途中で人が入
れ替わってませんか?
サンリ「艦首小破。ホタル稼働率、20%を切りました。タカイ君。もうすぐ、リボルバー
の射程に入るわ」
2G加速を続けるアマテラス。リボルバーの射程まで後3分。
艦首にコンキスタドールのレーザーキャノンが直撃、艦首小破。
ええと、ピンぼけスコープでアマテラスの挙動が判らない状況。しかも2G加速中のア
マテラスに、レーザーキャノンを直撃させられるんですか???
●三点バーストで決める
イザベル「ご覧下さい。これは、先程銀河ネットで放送された映像です。そしてこれこそ、
先程から何度も名前の挙がったアマテラスが起こした惨劇の映像なのです。キビ
政府から追われた一政治家が乗船し、亡命国家と主張したところで、その存在は
到底認められるものではありません。現在我々はアマテラスを同盟国の統制から
離れ、ヘンリエッタ星域に混乱を招く暴徒として鎮圧に当たっています。多大な
犠牲を払いましたが、状況は我々の手で収束に向かっております。ヘンリエッタ
星域の平和は、我々惑星国家同盟の手で維持いたします」
自分からテロを起こして更には自分から攻撃を加えておいて、惨劇も何も無いだろう。
しかもその状況は銀河ネットで放映済み。イザベルおばさん、これで地球連合が騙せると
でも思っているんでしょうか?
しかし第12話に至っても、何故王国の非道に対して地球が艦隊を派遣しないのか、その
理由が明確にされないとは思わなかったです。
ミユリ「測定誤差、600メートル。データ評価コンピュータがダウンしているので、こ
れで精一杯です」
キスカ「当てられるのか」
コンキスタドールをリボルバーの射程に収めようとしていたアマテラス。
測定誤差600メートル。アマテラスは全幅105メートル、全長310メートル。前
方から正対しているらしいことを考えると、かなり困難の条件での射撃ということになり
ます。
ところでデータ評価コンピューターがダウンしているそうですけど、イソップが演算し
てくれるんじゃないの? イソップはダウンしていないみたいですけど…。それと、SE:
02でイソップが自動照準でトラファルガーにリボルバーを命中させていましたけど、タカ
イが撃つよりこっちの方が当たったりして(笑)。
コンキスタドールのレーザーキャノンが左舷を掠め、カスミ、イカスミが30%消失。あ
れ? 射出してから加速しているので、カスミ、イカスミは後方に置き去りになっている
筈なのですが、加速してから射出したんでしょうね。
ミユリ「リボルバー、三発目が敵右舷に命中したのを確認。敵艦からの熱放射に変化無し。
大きな損傷は与えられなかった模様です」
残り三発を三点バーストで射撃する決断をしたタカイは射程内に入った瞬間に射撃。
最後の射撃がコンキスタドール右舷に命中したものの、装甲板に阻まれて有効打とはな
りませんでした。
逆に射撃によりアマテラスはコンキスタドールにピンポイントで捕捉され、射撃レー
ダーの照射を受けてしまいます。
コンキスタドールは元々連合所属の大型戦艦なので、そもそもリボルバーが三発
命中したとしても撃沈又は戦闘不能に出来たかどうか怪しいのですが、その辺り、シノン
ちゃんは考慮に入れていたんでしょうか。^^;;;;
それと、敵艦の観測機器に問題があるのが判っているのなら、レーザーキャノンと同時
に魚雷を発射するという選択肢もあった筈。着弾は遅いですが、ステルス性能に優れた
(…と原作では設定されている)魚雷をコンキスタドールが捕捉出来ずに命中させられる
可能性があるのですが。そして魚雷には反物質弾頭が搭載されているので、一発で戦艦を
撃沈出来る筈。
●これは政治的判断よ。アマテラスに投降を勧告しなさい
アマテラスにプラズマキャノンを発射しようとしたコンキスタドール。
演説を終え、地球連合を敵に回さずに済みそうだと安堵したイザベルは、早速コンキス
タドールのエルロイに電話(量子共鳴通信ですが)をかける。
イザベル「状況は」
エルロイ「主砲の照準をアマテラスに合わせたところです。間もなく沈めてご覧に入れ
る」
イザベル「その必要は無いわ。拿捕に切り替えて」
エルロイ「拿捕。どういう意味です」
イザベル「外交カードとして必要になったのよ」
エルロイ「アマテラスを沈めることで民心を纏め、王国の力を外に示すのではなかったの
ですか」
イザベル「戦艦を四隻を沈められて、民心も王国の力もあったものでは無いわ。既に地球
連合と話はついています。アマテラスを拿捕して、地球連合艦隊に引き渡しなさ
い」
良い所で現場が見えてない最高指揮官からの電話で邪魔が入る。何かもの凄い既視感を
感じる場面なのですが…。デスラーから作戦中止命令の電話が入ってヤマトを撃沈出来な
かったドメル将軍とか(笑)。
イザベルからの通信とほぼ同時に、コンキスタドールの後方に地球連合軍の宇宙戦闘艦
10隻が出現。艦影からするとコンキスタドールと同系統の大型戦艦ばかりで構成されてい
るようですね。ヘンリエッタ星域のパワーバランスが瞬時にひっくり返る程の戦力の出現。
ところでアニメ版のこれまでの話から観る限り、ヘンリエッタ星域の星々は独立国家な
のだから、地球連合に対してアマテラスを引き渡さなくてはならない理由も存在しないと
思うのですが。原作では地球からの完全な独立を計るキビが属する惑星連合に対し、それ
を阻止していると主張する同盟(王国)という図式なので、それを知っているとアマテラ
スを地球連合に引き渡す行為の意味が理解出来ないことも無いのですが。
ここで沈めるより、アマテラスを地球連合に引き渡すことで事態を収拾することを重視
したイザベルの命令を渋々了解したエルロイ。
その頃アマテラスはリボルバーの残弾も無く、主砲はチャージ不能。ホタルの放熱性能
も限界に達していて、キスカはパニック状態。
そんなアマテラスにエルロイからの投降勧告の通信が入る。
●俺が政権を取り戻したら何とでもなる
間宮「大した手じゃない。地球連合は、会議の始まる前から艦隊をヘンリエッタ星域に派
遣している」
川路「何だと。幾ら地球連合でもそんな無茶なこと。ヘンリエッタ星域の各惑星は全て独
立国家だぞ。地球連合が理由も無く関与して良い訳がない」
間宮「理由があれば構わないだろう」
川路「それが、アマテラスか」
間宮「王国が主張したように、アマテラスの叛乱が内紛なら、地球連合軍の出る幕では無
い。しかしアマテラスが亡命国家であれば、地球連合はそれを救うという名目で、
王国をたたきにいけるのさ」
川路「そんな一方的な」
間宮「地球連合は亡命国家アマテラスの要請に応じただけだ。世論も少なからずアマテラ
スに同情的だしな」
地球連合艦隊が戦場に姿を現したことで(…ところで、スターシップチャンネルが放映
休止中なのにその情報はどこから?)、問いつめる川路に対して間宮元総理は種明かし。
突然、アマテラスを降りて地球連合に訴えかけると間宮氏が言い出した時には、実は今
更何言ってんだこのおっさん。直接話した位で状況が変わるはず無いと思っていたのです
が、地球連合艦隊をヘンリエッタ星域に派兵させる算段がついたので、その総仕上げとし
ての地球連合での演説に向かったと考えれば納得が行きます。
地球連合は決して善意でも正義でも無く、ヘンリエッタ星域の利権(明確には描かれて
いませんが、原作と同様であれば地球では既に枯渇している天然資源である筈)目当てに
艦隊を出撃させ、星域の過半を支配するに至った王国を打倒させるのが元総理の戦略だっ
たのか。原作では間宮元総理はそんな策士な政治家では無かったので、原作読者の方が驚
きが大きかったかと。
川路氏、地球連合議会だけで無く、キビ政府にも根回しをしていたのか。
何も知らずに努力していた川路氏、可哀想。成る程、間宮元総理が演説の場さえ整えて
くれれば良いと言った訳だ。
アマテラスのことを心配する川路に対し、俺が政権を取り戻したら何とでもなると言い
放つ間宮元総理。…あんた、権力亡者だったんかい。
結城シメイが黒幕ということになっていた今回の叛乱。しかし、その叛乱という状況を
利用して上手く立ち回り、ヘンリエッタ星域の利権を地球連合に売り渡してまで自らの復
権を成し遂げようとした間宮元総理こそが、イザベルも真っ青の極悪人に見えて仕方が無
いのですが。^^;;;;
●やっと来た
タカイ「なぁみんな。ここで降伏したんじゃ、俺たちがここでしてきたことが無駄になっ
ちまう!」
アレイ「私もタカイと同じだ。死んでも降伏なんてしない」
リオ「冷静になって。打つ手は無いの。ここで意地を張っても無駄死に」
タカイ「死んでいった奴らにそれを言えんのかよ」
リオ「言うしか無いわね。私達の負けだったって」
投降勧告に対して受諾したいと考えるキスカ。しかしタカイとアレイはそれを認めよう
とはしない。
ここで不思議なのは、シノンが口を挟まなかったこと。冷静な判断の出来る彼女のこと、
アマテラスの乗員の命を救うことを第一に考える筈ですが…。
シント「王国は何で今頃になって、降伏勧告なんてして来たと思う?」
シノン「あ…。確かに投降させるつもりなら、5隻で包囲した時に勧告して来ても良かっ
たはずね。けど、それをしなかったってことは、アマテラスと交渉の余地は無く、
問答無用で沈めるつもりだった。何か状況が変わったとしか思えない」
この場で一人冷静を保っていたらしいシントは、今更王国が降伏勧告をして来たことに
疑問を感じます。確かに、一対一の状況になってから降伏勧告なんて、ちょっと変ですよ
ね。
その時、アマテラスも10隻からなる艦隊を探知。
キスカは地球連合の艦隊が助けに来たと決めつける。
しかし、ディータは地球連合が今更現れたことに疑問を感じている様子。
そしてシメイは「やっと来た」と呟くのだった。
●次回は…
モーメントオブ・トゥルース
いよいよ最終話。一大転機、危機という意味ですね。地球連合艦隊の出現に伴う政治的
大変動ということでしょうか。
地球連合艦隊、王国の味方では無いのはもちろん、アマテラスも攻撃してきそうな気が
します。ラストはコンキスタドールが地球連合艦隊に特攻とか、アマテラスが特攻とか…。
どちらにしろアマテラスは沈んでしまうような気がします。
救出のための船はセイさんが用意してくれているみたいだし(ぉぃ)。
# 皆殺しラストなら暴れます。
では、また。
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