てつたろです。

AIR初回版の付録CDを、ゲーム終了後に聞いたとき、
「青空」の歌い出しと共に涙が湧き出してきました。
# 条件付けされてしまったか!

今までインストゥルメンタルだけだった青空、最終回で
きっとフルバージョン掛かってくれるだろうと期待して
待っていましたが、バッチリ掛かってくれました。
good job!!

"携帯@" <keitai@fa2.so-net.ne.jp> wrote in message 
news:d23j7j$62o$1@zzr.yamada.gr.jp...
> 携帯@です。
>
> いよいよ最終話。

長い間お疲れ様でした。 m(_ _)m
ぜひ、ゲームもやってみてください。
# Dream編は観鈴ルートを最後にすることだけ心掛ければ
# 後は難しいところは無かったはず。
# Summer編とAIR編は順に選択可能になります。

> AIR 最終話「そら -air-」について雑感など。

> ●総評
>
>  やっと本当の母娘になれた観鈴ちんと晴子さん。しかし、観鈴ちんの病気がそれで治る
> ことも無く、もちろん奇跡が起こることも無く。二人が結局出来たことは、残された時間
> を精一杯親子することだけでした。

この辺、もはやギャルゲーだったことなど忘れたかの
ようなストーリー。
# いや、忘れてもいいですけど。

>  観鈴ちんが最後に幸せに包まれて逝ったこと、晴子さんもこれからの未来を前向きに進
> もうとしていることに救われ、そしてそらは空の少女を今日も捜し求め、跳び続ける…と 
> 
> 思っていたら、オチがもう一段ありました。成る程、あのタイトルロゴにはきちんと意味
> があったのね。

「過酷」な運命の果てにある希望、みたいな。

>  観鈴ちんの魂を救ったということで、旅が一旦終止符を打ったということなのかなぁ。 
> 
> 色々と解釈が分かれそうです。それとも、私が判っていないだけ何だろうか。

一寸心配でした。
TV版のラストは判りづらかったんじゃないだろうか、と。
ゲームを経験した私にも、「もう少し判りやすく描いても
いいんじゃないかなぁ」と思われました。
# やはり12話では微妙に時間が足りない気がする。

>  夏祭りの当日。朝を壁に寄りかかった状態で迎えた晴子さん。二人とも結局殆ど寝ない
> で一晩過ごして居たんでしょうか。晴子さんがカーテンを開けると…激しい雨が降ってい
> ました。これまでの話ではずっと晴れていたのに、あんまりと言えばあんまりな仕打ちで
> す。劇場版だって夜の祭りには行けたのに。

運命が過酷であるほど、それを全うした観鈴の輝きは
美しく眩しく……

>  やっぱりママという言葉遣いなのは、観鈴ちんの精神年齢が子どもに退行しているとい
> うことなのか。

記憶が残っている時代の精神年齢なのでしょう。

>  晴子さんが捨てたはずの恐竜の縫いぐるみが賽銭箱の向こうに置かれていました。第十
> 話で晴子さんが捨てた後でまいかと母によって置かれ、ずっとそのままの状態だったんで
> すね。おみくじが結ばれていたり時間の経過を感じさせます。

「雨だから」と神社に来もしなければ、このどんでん返し
も無かった訳で。
一見、理性的でない晴子さんの行動も、理屈を超えた処で
小さな奇跡を呼び起こしたのかもしれません。

>  晴子さん、これまではずっと「がお」と言うと観鈴を叱っていたのですが、自分から
> 「がお」って言ってます。これまでは、恐竜の縫いぐるみを買ってあげなかったことが思
> い出されてしまうので、この言葉を許していなかったんでしょうかね。

まぁ、これは「行き詰ったときのうめき声」じゃなく、
「喜びの雄たけび」ですから。
# ウォー・クライ(違)

> 晴子「観鈴…あかん。それ、カリントちゃうで、食べたらあかん」
>
>  晴子さんの観ていた夢は実際にあった出来事なんだろうけど、一体何を食べようとして
> いたんだ、観鈴ちん。

「カリントに似た食べたらあかんもの」ちゅうたら……(爆)
# 夢ですし、実際の経験とは限らないと思いますが、
# ほんとの所は判りません。
# 案外、晴子さん本人の幼児体験だったりして。^_^;;

> 観鈴「ごめんねお母さん嘘ついて。そうしないと休んでくれそうに無かったから。う…。 
> 
>    往人さん…」

「お母さん」と呼んだ、この時点で記憶は戻ってますね。
往人の「法力」の最後の効果か、風前の灯火か……

>  観鈴は机に突っ伏して寝ていました。起き上がった観鈴に声をかける晴子さん。ですが、
> 観鈴ちんは元気そう。てっきり最後の夢を見たらもう目覚めないのかと想像していたので、
> ちょっとだけ安堵。

二度と起き上がれないと思われた夜に往人の法力で復活
してから、多少効力は残っているのかな、と思っています。

>  自分の髪をとかしている晴子さんに観鈴ちんは昨晩見た夢の中身について語ります。観 
> 
> 鈴ちんの見る夢って、見る度毎に時代を遡って行くんですよね? この恐竜さんというの
> は、まさしく本物の恐竜さんで、神奈よりも何代も何代も前の翼人さんの見てた風景を夢
> として観鈴ちんが見ていたということ? 夢の終わりというのは、それ以上の過去の記憶
> は存在しないということなのだとして、とても悲しいというのはどういう意味なのだろ
> う? この辺りは、最後まで観ても今一判らない部分です。ゲームでは語られている部分
> なのでしょうか。

後の「我が子よ……」で語られる話です。
# やっぱり、判りづらいですか?

>  どろりという名称からシェイクみたいなのど越しなのかと思ったら、

私は超濃厚なネクターを想像していますが。
# 実物ではボトル缶入りスムージーが近いかなぁ。

> それ以上に固いんですか。真っ赤になってジュースを啜ろうとする晴子さんが可愛い。 
> 

文字通り「ゲル状」なんでしょう。
# 飲む前に5回以上振って下さい。(適当)
# そのままプルトップを空けると、逆さにしても中身が
# 落ちてこない某シェイク(あ、そういえばこれ、名前
# が「シェイク」だ)

>  第一話で往人がジュースを捨てちゃった時の様子をみると、そこまで固くは見えなかっ
> たけれど。

「どろり濃厚ピーチ」とは別バージョンかと。
# 「ゲルルン」なんて果物聞いたことないし。 ^_^;

>  劇場版ではこのシーンは砂浜で、ゴールは往人と晴子さん。そして観鈴ちんは…。成る 
> 
> 程、劇場版の展開も原作に沿った上で改変したということか。

最終章丸々、カレカノ(人間限定/爆)の出ないギャルゲー。
こんなもの、そうそうありません。^_^

>  ゴールって、人生のゴールのことらしい。一昔前だとお嫁に行くことをゴールインと言
> いましたが、観鈴の話しぶりだとゴール=人生の終わりでしょうか。

呪いと戦い、最後まで生ききった、ということかと。

> 晴子「あかん! これからや! これからや言うてるやろ!」
> 観鈴「ゴール」
>
>  必死に止める晴子。しかし、観鈴は晴子に抱きついてゴールします。

一瞬、画面が粗い感じになりました。
「また、CATV局の信号異常か!肝心な時に!!」
と思いかけて、「もしかして、『効果』?」と思いなおし
ました。
実際、このシーン粗い画質になりましたか?

>  ここで挿入歌「青空」が入ります。

ようやく、歌付きで登場です。
ゲームプレイヤーにとっては「予定調和」なんですが、
それでも涙が湧いてきます。
# 多少、ゲーム時の条件反射(爆)が残っていたりして。

>  一見回想シーンにも見えるのですが、夏祭りで観鈴ちんに晴子さん、ヒヨコを買ってあ
> げていて、一緒に帰ってますね。
>  晴子のお下がりのランドセルを観鈴にあげていたり、今の観鈴と仲良く海岸を歩いてい
> たり、手を繋いでいたり。最後の手を繋いでいる母娘はOPに出ていたかな。

Summer編でもあった、「幻想の夏祭り」と同じものかと。

>  観鈴が死んでから暫くして後。町を訪れた敬介と会っていた晴子。
>  晴子さん、あの後泣きまくって過ごしたらしい。

ようやく吹っ切れたみたいです。
晴子さんが不幸なままじゃ、彼らも未練を残して往生、
じゃなくて転生出来なくなります。

> 晴子「凄かったんやな。家族て。この上ない幸せとこの上ない辛さ。全てがそこにある。
>    それはまさしく人が生きるということや」
>
>  何だか、少子化に貢献している身としては、もの凄く突き刺さる台詞なんですが。^ 
> 
> ^;;;; 家族愛がテーマとなっている作品なので、これまでも色々と突き刺さる部分は多
> かったのですが。

家族って地面みたいなもんだと思います。
翼のない私を重力で縛り付けると同時に駆け出すための
足場にもなってくれます。
# 自由に憧れて大地を持たない人達も判りますが、地面
# の安らぎはいいものです。
# 私はこれを捨ててまで飛びたいとは思わない。

>  台詞の背景は、入院中のさいかとそれを見舞うまいかとお母さん。
>  千羽鶴が贈られているというのは実は結構な難病?
>  そして、霧島診療所とポテト。聖さん、大分表情が柔らかくなってますね。

やはりPC版のゲーム中で心当たりがない。

>  観鈴ちんを捨てたように見えた敬介ですが、何だかこの二話位で印象、大分変わりまし
> たね。結局、彼もそんなに悪い人では無かったということかも。

いい人か悪い人かは自分の立ち位置によっても変わって
きますから。

> 晴子「あんたそらか。

(以下、ポイントだけ抜粋)

>    あんたは行かなあかんで。あんたには翼があるんやから。
>    空はずっと届かん場所や。うちら翼の無い人にとっては。
>    せやから、あんたは飛ぶんや。翼の無い、うちらの代わりに! 人の夢とか願い、
>    全部この空に返してや。そうすればうちらは、きっと穏やかに生きていける。 
> 

(抜粋終わり)

>  晴子さんの長広舌。最初聞いた時も良く判らなかったのですが、改めて書き起こしてみ
> ても、そらに何を願っているのか今一ピンと来ない。そこまで考えて話していないという
> のもあるんでしょうけど。

「この空」を「空の少女」とすれば判りますか。
でも、晴子さんが「空の少女」のことを意識していた訳
ではないと思うし、きっと神の意志(上の意志?)が晴子
さんに喋らせたのでしょう。(爆)

>  居なくなった人(=観鈴ちん)の夢や願いを空に還して欲しいということなのかな。そ 
> 
> れと、何時までも思い出に囚われずに先に進めってことなのかな。

晴子さんは後者の意味で言ったのかも知れないけど、
神の意志は前者っぽい。 ^_^;;;

> そら「そしていつしか、僕は空を見ていた。何時だって悲しみの色をたたえていた空。限 
> 
>    りなくどこまでも続く青。その無限へと帰ってしまった少女。今も一人きりでいる
>    少女。だから僕は、彼女を探し続ける旅に出る。そしていつの日か。彼女を連れて
>    帰る。新しい始まりを迎えるために」
>
>  往人の生まれ変わりのそらは、亡くなった観鈴の次の生まれ変わりを探して飛び立って 
> 
> いく……という風に、綺麗に終わったように、この時には思えました。

翼のある彼は、人間だった頃と違い、空の高みまで探し
に行けます、「翼の少女」を。
そして、彼女に、自分の見てきた「観鈴」のことを、
最後まで頑張って家族と共に幸せだった少女のことを、
伝えることができます。

> 「我が子よ。良くお聞きなさい。

(中略)

> けれど最後は、星の記憶を担う最後の子にはどうか幸せな記憶を」
>
>  往人の母の台詞だと思っていたのですが、台詞を良く読み返してみると、翼人の間で
> 代々受け継がれている言葉のようにも読めます。

同じ台詞で始まる別の言い伝えだと思っています。
「往人の母」バージョンと「神奈の母(?)」バージョン。
# 同じ台詞で始まるのは「神の意志」?(爆)

>  翼人は結局何者なのか。星の意志そのものが作り出した何かというパターンで無いとす
> るならば、翼人はどこからかやって来て、この星に命を育んだ者達ということなのだろう
> か。この辺りは想像しろということなんでしょうけど。原作では明言されているのかな?

「翼人誕生秘話」はなかったと思います。

>  要するに、柳也と裏葉の神奈を探しての生まれ変わりの旅は未だ未だ続くと、ここまで
> ならそう読めたのですが。

「観鈴の記憶」は幸せな記憶ではなかったのでしょうか。

> 少年「彼らには過酷な日々をそして僕らには始まりを。さようなら」
>
>  第十話で観鈴が手を振っていた少年と少女。実はこの二人は凄い重大人物でしたか。 
> 

彼らは第一話の観鈴の台詞にも出てきます。
# このときは台詞上だけですが。

>  少年は過去の記憶を継いでいるように見えます。少女への語りかけを見ると、少年が持
> っている過去の記憶は柳也のものに思えました。

「過酷な日々の記憶」は往人のものだと思います。
# 往人=柳也だからどちらでも間違いではないのでしょうが。

> 又時間、巻戻っていたりして?

巻き戻っているのでしょうね。

>  彼らには過酷な日々をって、何だか観鈴達に呪いを押しつけて、自分は少女とこれから
> 幸せに暮らそうとか、そんな風に聞こえます。

「過酷な運命を乗り越えた先に自分達がいるんだよ。
頑張ってここまでおいで」
と言っていると解釈しました。
# そう思えるから、最後の最後に救いがあると考えます。

>  美少女ゲーム原作のアニメ化というと、複数の攻略ルートが存在し、そのルートを全て
> 通過することにより話の全体像が見えてくる…ということが多く、それをアニメ化すると
> なると、シナリオの構成には苦労すると思われるのですが、本作は観鈴、佳乃、美凪の3
> ルートをそれぞれ通過しつつ、それでいて一本筋の通った話に再構成されているのは流石
> です。原作ゲームの内容もキャラも全く知らず、全12話に話を纏めるために大分話をすっ
> 飛ばしたように見える部分もありましたが、それで話が分からないということはありませ
> んでした。
>  原作ゲームのシナリオが上手いということもあるのでしょうが、前半の何気ないシーン 
> 
> の多くが後になって「そういうことだったのか!」と思わせるシーンも多く、伏線の張り
> 方も凄かったですね。

もともと原作ゲームがほぼ一本道の、ゲームらしからぬ
作りだったので、アニメ化しやすかったのでしょう。
# Summer編以降なんて、特に……

>  ともあれ、期待の高かった原作をその期待を裏切ることなく、その原作の魅力を伝え切
> った京都アニメーションを中心とするスタッフの皆様には素直に賛辞の言葉を贈りたい。
> お疲れ様でした。次の作品、楽しみにしてます。
>
> # ところで鍵ファンの知人に言わせると、「AIR」は過去編以外嫌いだ。アニメもあま
> # り面白くない。との評だったのですが、逆にこの作品のどこが駄目なのかを知りたい気
> # もします。

過去(Summer)編こそ「分岐0」ですからゲーム性を気に
する人なら怒るかと思うのですが、どうやら別の要因の
ようですね。
嗜好の問題ならどうしようもありませんが、「嫌い」と
「駄目」は別モンですから、「嫌い」という人をさほど
気にする必要はないかと。

> 「総集編」
>
>  何か、特別な仕掛けとかは無いのかな?
>  では、別の作品記事にて。

お世話になりました。
別の機会によろしくお願いいたします。