好きしょ!(第9話) 原作比較考察
加藤 義啓です。
以下、自ら投稿した記事をもとに、
原作ゲームとの比較考察をしたいと思います。
多分に原作ネタバレを含むので、ゲームを
クリアしていない方のうち、プレイするつもりの
ある方はご注意願います。
(註)以下、引用の原作はいずれもPC版です。
仕様の関係上、『1』のメッセージにはIDが
存在しない為、引用では『2』〜『4』のみの
IDを紹介しています。
----- Original Message -----
From: "加藤 義啓" <katoocom@eos.dricas.com>
Newsgroups: fj.rec.animation
Sent: Sunday, March 06, 2005 11:48 PM
Subject: 好きなものは好きだからしょうがない!! (第9話:2005/3/5放送分)
> 30 #
> 29 #視聴はテレビ神奈川放映のものです。
> 28 #以下、アニメに留まらず
> 27 #原作ゲームのネタバレも含むので
> 26 #ゲームをクリアしていない方のうち、
> 25 #プレイするつもりのある方(笑)は
> 24 #ご注意願います。
> 23 #
> 22 #尚、当人は第5話放映の時点で
> 21 #原作PC版『3』まで解析完了、
> 20 #『4』コンプリート、解析中(26%程度)
> 19 #
> 18 #『ビリプラ』及び『ファンディスク』は
> 17 #持っていないので『も待て』の内容には
> 16 #詳しくありません。
> 15 #
> 14 #
> 13 #
> 12 #略称凡例
> 11 #『1』…『FIRST LIMIT』
> 10 #『2』…『TARGET†NIGHTS』
> 09 #『3』…『−RAIN−』
> 08 #『4』…『+White Flower+』
> 07 #『ビリプラ』…『Be-reve Primary』
> 06 #『も待て』…『もう、待てないって!』
> 05 #
> 04
> 03 .TITLE 9 【空と直】
> 02 .TEXT ON
> 01 .SCT 9
> 00
>
> 【第9話 空と直】
>
> 朝、直の携帯に目を醒ます空。「藤守、電話…」
> 「羽柴、やっといて…」「やっといてって……」
> 寝起きの悪い直に携帯を渡すが、その寝床の
> 表情に焦る空。「俺、シャワー浴びてくる!」
> …シャワーシーンは第1話ぶりですね。それより
> 今回は、作画の乱れが大いに気になります…。(汗)
携帯電話の初出は『3』、夫婦喧嘩から避難
させられた後、「帰る」を選択すると奏司が携帯で
真一朗に連絡を入れる、という形で登場します。
直はともかく、空が携帯を持つようになるのは
『4』で初めて。
#この事から原作ゲームの初期設定では、空が
#大学部に進学する頃までは、学園では携帯電話の
#所持が禁止されていたのかもしれません。
#少なくとも『1』では「広夢ルート」に於いて
#公衆電話から電話を掛けたりするシーンもあり、
#空や直が携帯電話を持っていないのはほぼ
#確実でしょう。尚、『4』では風太が携帯所持を
#しているのは、新なんでも屋結成イベントで
#化学部に捕まると、義広が彼に電話を掛ける
#場面があるので間違いなく、それ以降は解禁
#されているのかもしれません。
空の携帯シーン初出は七海からの電話。━━
┃☆参照:
┃☆ 『4』1日目【七海の呼び出し】
┃
┃原作:MES-ID 442〜451(部分引用)
┃*ポケットの携帯が鳴った。誰だろうと
┃*思って取り出すと、ディスプレイには
┃*七海ちゃんの名前が表示されてた。
┃*「もしもし。七海ちゃん?どうしたんだよ」
┃*………………。……………………。
┃*「今から? いいよ。寮のほう行けばいい?」
┃*昼も会ったのになんだろ? わざわざ呼び出すって
┃*コトは学園じゃ話せないってコトか。
┃*いったいなんだってんだろ。もしかして……。
------------------------------
> 電話は芥からのものだった。「計画通り進んで
> いるようだな」「監視するなんて、悪趣味ですね…。
> 自分のやるべき事は判ってますよ…。結果は出して
> いるつもりですけど…」「そう報告しておこう…」
> …報告って誰に? アニメ版では相沢,芥,直は
> 全てグルという設定なのでしょうか?
アニメ中の電話は非通知でした。ところで空の携帯と
言えば前述の初出シーンでは無く、後ろ向きの立ち絵が
印象的なこの場面でしょうか。━━
┃☆参照:
┃☆ 『4』4日目(フラグによって章名は異なる)
┃☆ イベントCG-ID 1009(セル)
┃
┃原作:MES-ID 5002〜5009(部分引用)
┃*ふいに携帯が鳴って慌てて画面を見てみると、
┃*番号非通知だった。けどあんま気にせずに
┃*通話ボタンを押した。
┃*「もしも……お、祭かよっ! ひさしぶ……」
┃*「そーら!! 僕のメールちゃんと見てる?!」
┃*「……メール……? あ、いや、ははは……」
┃*「……っとに……。1日1回はチェックしようねって
┃*言ってるだろ?」
┃*「ごめん、ごめん。悪かったって」
┃*「もー……しっかりしてよね。じゃっ!」
空に携帯電話というアイテムを持たせた事により、
この他にも『4』には携帯の登場する場面が何ヶ所か
あります。
------------------------------
> 共に学園へと向かう七海と真一朗。最近、
> 上の空である真一朗に何があったのかと
> 七海は問う。真一朗は逆に聞く「化学部の
> 永瀬 芥という生徒を知ってるか? 相沢と
> 何らかの接点があるらしい…」「……永瀬を
> 初めて見た時、どこかで会った気がして、
> ずっと引っ掛かってた…。私が相沢の下で
> 働いてる頃に、一度だけあの研究所で見掛け
> たんだ…。…永瀬 芥は相沢の息子だよ」
> …だんだん核心に近付いて来ました。芥の
> 名前の由来についても出てくるのでしょうか?
>
> #そう言えば、原作では『1』で芥と相沢の
> #接点を知る真一朗でしたが、七海は更に
> #以前から芥を知っている筈。この時間差の
> #ギャップがどうであったのか、ゲーム中では
> #一切触れていません。もしかしたら空達の
> #知らない場所で、七海と真一朗にこ、このような
> #遣り取りがあったのかもしれません。
原作ゲームでは、七海は寮に泊まる事も多く、
2人が共に学園に出勤するという事は少ない
印象があります。また真一朗は普段、ポルシェで
通勤しているようなので(『2』)、事務所から
学園に直行の真一朗と、寮と事務所を行き来しながら
学園に向かう七海とが、このように通勤する事は
珍しい事かもしれません。
さて、七海が相沢の下で研究をしていた事を
語るのは『2』終盤、次の場面━━
┃☆参照:
┃☆ 『2』【七海の真相】
┃
┃原作:MES-ID 5445〜5452(部分引用)
┃*七海ちゃんはまだ真剣な顔をしてて……。
┃*「私は……相沢の部下でした……」
┃*「……え…………?」
┃*「けど……途中で恐ろしくなって……
┃*逃げ出したんです……そして……真一朗に
┃*相沢の件を依頼した……クライアントは
┃*……私です」
┃*「……っ!!」
七海が真一朗に相沢と芥の関係を説明する
場面は原作中にはありません。ルートによっては
『1』のラストで、芥を経由して相沢を突き止めたと
いう主旨の言葉を真一朗は語りますが、その
具体的な内容に関しては特に触れていないので、
何も知らない空に対して、言葉の上だけで触れたの
かもしれません。
相沢と芥の親子関係に付いては『2』序盤、
学の登場シーンで空のモノローグとして紹介されます。
事務所の書類整理中に相沢関連のファイルがあって、
そこで知ったという話になっています。
------------------------------
> 芥の事を話さず、奏司の件に付いても黙って
> いた七海に怒る真一朗。「俺はそんなに頼り
> ないか…!? そうやって先回りして、何もかも
> 悟ってるつもりか!? あの2人にもしもの事が
> あったらどうする!? …お前、もしかしてまだ
> 相沢と…!?」
> …またケンカですか…?
┃☆参照:
┃☆ 『3』7日目【なにしに来た】〜
┃
┃原作:MES-ID 4045〜4051(部分引用)
┃*「私も調べ物がありますから、あなたこそ
┃*邪魔しないでくださいね」
┃*「ここまで来て研究か? ご苦労なこった」
┃*「いいでしょ? 私の……研究なんだから
┃*ほっといてくださいません?」
┃*「おまえ、元々熱心な研究者だったもんな。
┃*オレたちのコトも自分の実験のサンプルに
┃*間違えてんじゃねーの?」
┃*「……っ!!」
┃*「……え……マジ?」
┃*なに言ってんだよ、兄ちゃん。ンなワケ
┃*ねーだろ?! 売り言葉に買い言葉なのは
┃*わかるけど、早く謝れよ!
┃
┃☆ 〜【就職希望だって?】
┃
┃原作:MES-ID 4072
┃*「聞いたろ? あいつ、オレたちのコトも
┃*自分の研究材料にしたいってさ」
━━『3』での夫婦喧嘩のきっかけは、
もともと真一朗と空に対する嫉妬が原因
(11日目【大事なコト】)。そんな中で
真一朗も七海に挑発返しに掛かるように
なりますが、そこでの一言がこれ。この後、
更にこれが尾を引き、8日目には夜が
七海の研究に対する不信感から挑発するに
到ります。━━
┃☆参照:
┃☆ 『3』8日目【夜と七海】
┃
┃原作:MES-ID 4477〜4481(部分引用)
┃*「あなた……よる、ですか?」
┃*「そう。はじめまして、七海先生。いや、
┃*ドクターかいと言ったほうがいいか?
┃*なんだよっ。丁寧っぽいけどイヤミな言い方は……。
┃*七海ちゃんもなにか思うところがあったのか、
┃*口唇を噛みしめて余裕で見つめる夜を
┃*探るような目つきで見てる。
┃*「どうだ、自分の研究成果は? よぉーく見な。
┃*もっと近くに寄っていいんだぜ?」
------------------------------
> 何かにつけ空を避けているような直。授業が
> 終わるや否や、教室を出て行ってしまう。空は
> 化学室で学からビーカーラーメンをご馳走に。
> 「どうしたの? 空先輩が化学室に遊びに
> くるなんて珍しいからさ」
> …シャワーに続き、水都授業,ビーカーラーメンと
> 2度目の登場が次々と。それはさておき、
> 化学部ルートに拘らなければ、化学室なんて
> 来る必要の無い場所ですからねぇ。
単に「真相End」のみを目指す最速ルート
であるならば、『1』〜『4』全編通して、
実は1度も化学室には行く必要がありません。
唯一の例外は、相沢×七海を見せ付けられる
『4』の8日目。ただし選択肢による行動では
無く、強制的なものになります。
#メッセージスキップに於いては、メッセージ
#ウィンドウ中の選択肢の位置の理由から
#『4』9日目の「毒薬ゲームイベント」は
#「保健室」→「化学室」→……が事実上の
#最速ではありますが、そもそも選択しても
#化学室に行く前に強制的に数学教諭室へと
#向かわされるので勘定には含めないという
#ことで。(^^;;; 尚、この「毒薬ゲーム
#イベント」は、「真相ルート」の条件を
#満たしているならば、最後の「北村って
#そういうヤツだもんな?」を除いて
#全て第1候補の選択肢を選び続ける事で
#最速ルートになります。
------------------------------
> 「藤守先輩が来てから、付合いが悪くなったって
> 言うか、俺のこと忘れちゃったんじゃないかって
> すっげえ寂しかったんだぜ?」と言う学に
> 「いいよなぁ、市川は。思ったコト、まんま
> 口に出せてさ」と空。「そうでもないぞ?
> これでも好きな人の前に出ると言いたい事の
> 半分も言えなくなるしさ…」「半分でも、
> 人の倍くらいアピールしてんじゃねえか」
> …きっと薬のせいです。(笑)
学が芥の薬によって操られるようになるのは
『1』に始まり、『3』で解除されるまで
続きます。また、自らが感情操作されていた事を
知った学は、逆に芥に薬を盛り、「自分に正直に
なる薬」(『3』MES-ID 8103)を飲ませます。(後述)
そうした遣り取りの続く末に2人が辿りつく答えは
次の学のセリフに到ります。━━
┃☆参照:
┃☆ 『4』11日目【素直なキモチ】(真相芥×学ルート)
┃
┃原作:MES-ID 12642
┃*「オレたち、薬の上で想いを伝えるしか
┃*なかったのかな?」
------------------------------
> その芥が来ると自分は邪魔になるからと
> 部屋を出る空。「空先輩、もしかして恋の
> 悩み?」「…ば〜か」
> …学と芥の間もそれ相応に認めるように
> なった感のある空ですが、毎夜の夜×らんに
> 抵抗が少なくなった…?
空が、同性に対する抵抗感が明かに無くなった、
ないし極めて低下した事が明確になるのは『3』。
そうでも無ければ終盤、直を求めるような流れに
なりませんが、それはさておき、5日目、又は
11日目に事務所へ行くと、夜による強制1人えっちに
突入。この際に空が思い浮かべるオカズが直,
広夢,七海,水都のうちのいずれかなので、
この時点に到る以前に、空の抵抗感は失われて
いると思って間違い無いでしょう。(笑)
------------------------------
> 帰寮後。直の態度の変化に、自分の事が
> 原因かと尋ねる空。しかし直は「別に前と
> 変わったとは思ってないけど」と答える。
> 心配なんだと言う空に対しても「迷惑
> なんだよ」
> …空を避けるにしても、「大っ嫌いーっ!」と
> 言っていた頃の直とは確かに雰囲気が違います。
ざっと、(空から見た)直の性格、態度の
変化を追うと……
『1』
自分を覚えていないという事と、外見の
コンプレックスからか、相性は余りよくない
雰囲気に終始します。それだけに広夢の憑依した
直が対比的に描かれていました。にも関わらず
直に対して優しく接するのが『1』の
攻略ポイントでもありました。
ちなみに空が直の様子を心配する態度を
とるのも『1』。
『2』
クリスの行動の裏にあるものを感じ取った
直は、これを妨害しようとしますが、空側から
見ると、或いはクリスに対する嫉妬じみた
様子にも思われ、相性のズレは時として
『1』以上に悪い雰囲気にも到ります。
それでも尚、クリス寄りにならない選択肢を
選んでいく事が『2』の攻略ポイント。
『3』
『2』のラストで誤解の解けた2人の間は
好転。一方で真一朗と七海の間が拗れ、
むしろ空と直との連携を以って傷を修復しよう
という流れになります。そんな中で微妙に
不審な直の行動がラストの真一朗刺殺を経て…。
ちなみに『1』『2』とは異なり、直に
寄り添う選択をしていくと「真相」には
辿りつけなくなります。
『4』
基本的に完全敵対関係。おもて向きには
終盤付近まで直は相沢の助手でしか無く、
相性は良し悪し以前の問題に。
------------------------------
> 直が部屋を移りたいという旨を話してきたと
> 伝える祭。直の心情を祭なりに解釈し、少し
> 距離を置いた方が良いかもしれないと、許可する
> 意向を空に話す。
> …この学園、寮長とは言え、祭の権限は結構
> 大きいですね。
祭が直を相部屋にした件で見解を述べるのは━━
┃☆参照:
┃☆ 『1』【放課後4】
┃
┃原作:
┃*「空、ナオくんとはうまくいってる?」
┃*「え? うーん…まぁ、なんとか」
┃*突然ふられた質問をなんとなく軽く
┃*受け流してみたけど、祭はそれじゃ納得が
┃*いかなかったみたいで、珍しくため息を
┃*つくとオレに言うとはなしにポツリと呟いた。
┃*「……ちょっとね、ナオくんと空おんなじ
┃*部屋にしたの間違ってたかなって」
しかし「真相ルート」系である以上、『3』
終盤までは相部屋が続きます。直の部屋移動は
次の通り。
『1』「友情End」
人里離れた病院で治療に専念
『1』「水都ルート」
祭の部屋に引越し
『2』「友情End」
空の探偵手帳に書置きを残して突然姿を
消してしまう。内容については空の
部屋にらんが入ってくるシーンにて後述
『2』「水都ルート」
実質、『1』の「水都ルート」の続きという
流れになっている為、メッセージには
ありませんが、祭の部屋に引っ越していると
考えるべきでしょう
『3』「真一朗ルート崩壊End」
直では無く空が真一朗のマンションに移動、
というよりも事実上の軟禁。空は身体を
動かせなくなり、更に精神的な麻痺を
起こし、真一朗の部屋に囚われる
『3』「水都ルート水都End」
直では無く空が真一朗のマンションに移動、
というよりも監禁。水都も真一朗も、
空に対する拘束欲があるようです。(^^;;
『3』「犯罪者End」
空に刺殺され、真一朗と直は死亡。遺体は
相沢一味が収容
『3』「真相End」
空が刺殺した真一朗を運ぶ相沢一味と共に
直も姿を消す
『4』
大学部個人寮で空の部屋の丁度真上の
部屋に住む。「真相ルート」系では
終盤、相沢の手によって白薔薇を敷詰めた
部屋に拘束される
------------------------------
> 部屋に戻ると学が直の引越しの準備をしている。
> 曰く、学と相部屋になるとの事。「ベッドとか、
> 机とかはいいんですか?」「その内、運ぶつもり
> だけど、今日はとりあえずね」「その方が
> いいっすよ。またすぐ戻るかもしれないし」
> …おや、学の部屋も同じ寮内にあるんですね。
> というか広過ぎ。(^^;;; 湯沸しポットの代わりに
> 冷蔵庫が置いてありますね。
学の部屋の場面になるのは『3』の
「芥×学ルート」のみ。━━
┃☆参照:
┃☆ 『3』8日目【永瀬出現】(芥×学ルート)
┃☆ 背景CG-ID 58(学の室内)
┃☆ 背景CG-ID 59(学の部屋の扉)
┃
┃原作:MES-ID 4607〜4615(部分引用)
┃*オレらの寮のちょっと手前で、大学部の
┃*敷地の隣に市川の住む第2寮はある。
┃*第1寮のほうが奥にあるのはなんか納得
┃*いかねぇけど、後から建ったほうのが
┃*なにかと便利に出来てるのは仕方ねぇコトか。
┃*「うわー……やっぱキレーだなー……
┃*壁がまっさらだー……」
┃*悪あがきでペタペタと壁を触ってると、
┃*そんなオレを余裕の表情で見てた市川が、
┃*言いたくて堪らないって感じで覗き込んできた。
┃*「先輩、そんなコトに感動してたら
┃*これ見たら卒倒モンじゃねぇ? じゃんっ!」
┃*「ゆ、湯沸しポット!! マジで部屋備えつけ
┃*なんだっ!?」
┃*「第1寮にはついてねーって聞いたから
┃*空先輩が来たらぜーってぇ自慢してやろーって
┃*ずーっと思ってたんだ〜♪」
━━表札まで掛かった、おしゃれな設計の寮です。
------------------------------
> そこに携帯が鳴る。しかし直は出ずに
> 切ってしまう。
> …芥への抵抗?
学の部屋に芥からの電話。面白い組み合わせ
ですね。前述のように、学の部屋が登場するのは
『3』の「芥×学ルート」ですが、空が訪れると
暫くして芥が現れ、学に盛った薬の話になります。
------------------------------
> 深夜、空の部屋に入ってくるらん。「やめろ、
> 俺は夜じゃねえ」「そうだよね、夜ならこんな
> 馬鹿な真似、らんにさせやしない。あんたが
> ナオに嫌われたって構わないけど、…そのせいで
> 夜と引き離されたんだから…」
> …アニメ直はらんの存在を殺したりはしない
> ようです。
空との離別後に、らんが現れるというのは、
場面そのものはありませんが、次のような
描写はあります。━━
┃☆参照:
┃☆ 『2』【良くない予感】(友情End)
┃
┃原作:MES-ID 7018〜7024(部分引用)
┃*「これ……藤守くんから預かりました」
┃*オレの探偵手帳だった。やっぱ藤守が
┃*持っていってたんだ。
┃*汚いオレの字の中、1箇所だけ整った字が
┃*あった。……藤守の字だ……。
┃*『ちょっと頭冷やしてくる。らんが夜に
┃*逢いに行くかもしれないけど、その時は
┃*追い返したりしないでね? ごめんね?』
一方、『3』ラストで姿を消した直は
『4』で再び現れた際には、おもて向き、
らんの存在を殺していた為に、夜に責められる
事となります。
------------------------------
> 化学部室。学に声を掛ける芥。「何してる?」
> …芥に盛る薬でも作っているのでしょう。(笑)
┃☆参照:
┃☆ 『3』11日目【それぞれの賭け】(芥×学ルート)
┃
┃原作:MES-ID 8092〜8109(部分引用)
┃*なにを思ったのか市川は突然抱きつくと、
┃*首に絡めた腕でゆっくりと永瀬の身体を引き寄せる。
┃*「なぁ、ぶちょー……。オレが傍にいれば
┃*いろいろ便利だろ?」
┃*なんだ? 市川のヤツなにか握ってるような……。
┃*よく見ると市川の手には透明な液体が入った
┃*小さな瓶が握られていた。
┃*「部長のコト、いろいろとわかってんの
┃*オレだけだぜ?」
┃*市川は片手で器用に封を開くと、中身を
┃*口に含んだ。そして次の瞬間、いきなり
┃*永瀬の肩を掴むと、一瞬戸惑った表情を
┃*浮かべてから口唇に触れた。
┃*「……っ、がく……っ、なにを飲ませた?!」
┃*「……自分に正直になる薬」
┃*「……ふ……そんなモノがおまえに……」
┃*「見くびんなよ。オレの腕、知ってるだろ?」
┃*市川のその言葉を聞いてそれまでバカにした
┃*ように笑っていた 永瀬から表情が消えた。
┃*「部長、教えてくれよ。ホントのコト全部
┃*オレに聞かせてよ……」
┃☆参照:
┃☆ 『4』11日目【素直なキモチ】(真相芥×学ルート)
┃
┃原作:MES-ID 12578〜12613(部分引用)
┃*「これ、芥がくれた薬……こうなるコトが
┃*わかってて、コレ、渡したんだな」
┃*ニッと笑った市川は、震える手で躊躇する
┃*コトなく瓶の蓋に手を かけた。
┃*「やめろ、学……っ!」
┃*「やだ……オレは……オレは自分に素直に……」
┃*「その前に壊れる。作用の違いくらい
┃*わかるだろう」
┃*「……コレ、ホントは嗅ぐだけで効くん
┃*だよな? けど、オレにはそれだけじゃ
┃*効かないみたいだし……」
┃*微笑んだ市川は、永瀬の制止も聞かずに
┃*その薬を一気に呷った。永瀬はすぐに吐き
┃*出させようとしてたけど、抱きついた市川は、
┃*そのまま口唇を寄せていって……。
┃*「……っ……これは……」
┃*「……うん。オレもちょっと手ぇ加えてた。
┃*けど、こうでもしなきゃ飲んでくれねぇ……だろ?」
┃*「……なにを変えた?」
┃*「前よりもっと効果が出るように。自分の
┃*気持ちを素直に言えるように改良してある」
┃*静かに告白する市川を、永瀬は忌々しそうに睨んだ。
┃*「オレ、いろいろ思い出したんだ。芥が
┃*オレに飲ませ続けた薬のコトもな? この数年、
┃*芥に使われてる薬に対抗出来るモノを作ってた」
尚、芥の「何してる?」というセリフがあるのは
『2』の「芥×学ルート」。━━
┃☆参照:
┃☆ 『2』【市川と遊ぼう3】(芥×学ルート)
┃ (芥を知っている場合)
┃原作:MES-ID 4385〜4395(部分引用)
┃*「あー……そらせんぱ……なに? オレ……」
┃*「市川……? 市川っ?!」
┃*市川は朦朧としてて 返事も返してこない。
┃*くそっ……どうしたらいいんだよ?!
┃*「なにをしている」
┃*本格的に焦りだした時、準備室から永瀬が
┃*出てきた。
┃*「市川の様子が変なんだ」
┃*「……っ そこをどけ」
┃*市川の姿を目にした途端、永瀬は僅かに目を
┃*見開き、自分の腕に市川を抱き寄せた。
------------------------------
> 「俺だって忘れる事もあれば、誰かに心を
> 許したくなる事もある」と寄り添ってくる芥。
> 「お前に頼みたい事があるのだが…」
> …『も待て』からの最長カプという事も
> あってか、人気のある芥×学。ここに来て
> 織り込んできたという感じです。
原作ゲーム本編に限って言えば、こうした
寄り添い方をする芥はありません。しかし
諸々の関連作品に登場する芥のイメージよりも
原作に近い感じがしますね。
------------------------------
> その夜。芥と直の会話。「部屋を移った
> そうじゃないか。本気で羽柴 空に惚れたか…。
> これ以上傍にいれば、お前は羽柴 空を求めて
> しまう。だが、それは奴を傷付ける。破滅
> させる他ならない。何故なら、羽柴 空と
> お前が身も心も結ばれた時、父の計画が
> 発動するからだ…」
> …核心に迫ってきましたね。しかし
> このアニメで“あれ”を描くつもりで
> しょうか? いや待てよ、アニメでは
> “3つ目の命令”は描かれないか、回避
> されるとしても、いずれにしても空や直の
> 両親は死んでいるのだよなぁ……。
全ての真相が明らかにされる瞬間。
『3』ラスト直前の相沢のセリフより。━━
┃☆参照:
┃☆ 『3』13日目【空の真実】
┃
┃原作:MES-ID 11128〜11132
┃*「サンプルNO.013。……羽柴空と
┃*いったか。おまえに投与した薬は私の3つの
┃*命令を聴くもの。1つは、おまえたちを
┃*サンプルにするにあたって邪魔になる
┃*モノを殺せと命じた。これはクリアだ。
┃*1つは、再び私の前に現れてから効果を
┃*試したかった。なに、薬がまだ持続しているか
┃*不安だったものでな。私と出会った時、
┃*校舎から飛び降りろと命じた。これもクリアだ」
━━真一朗を刺した後、直は遂に空の“扉”を
開かせる。そこで初めて、空や直の両親を
殺したのが自分自身であった事に気付きます。
残る1つの命令は恐らく次回の話に関わってくると
思うのでそれまで保留。
------------------------------
> その様子を盗み聞きしていた学。「計画って
> 何ですか、空先輩をどうするつもりです…!?」
> 「俺に指図か? 少しぐらい目を掛けたからと
> 突け上がるな」しかし芥を諭そうとし、
> 「全部、空先輩に言う…」と言う。が、芥は
> 学の手を掴み━━
> …芥×学を面白い形で本編に入れてきました。
原作の学は相沢の研究意図なぞ知る由も
ありません。芥と相沢の親子関係こそ知って
いても、芥や空達がかつてモルモットであった事も
知りませんし、廉の素性も勿論知りません。
廉が七海を元に作られ、相沢が事実上これを
育てた訳で、芥とは異父母兄弟のような関係に
ありますが、芥も学が異父母兄弟である事を
におわせる発言をします。━━
┃☆参照:
┃☆ 『4』11日目【永瀬の告白】(真相化学部ルート)
┃ (毒薬ゲーム中、直の相沢に対する感謝後、化学室へ)
┃原作:MES-ID 10328〜10333
┃*親父を嫌ってるクセに、自分のエゴを押し通す
┃*やり方なんてそっくりじゃん! 相手の気持ちも
┃*確かめねぇで……それじゃ永瀬も同じ道を辿る
┃*コトになんだぜ?!
┃*「……出来るわけがないだろう……あいつと
┃*オレは……いや。おまえにこんな話をしても
┃*仕方がない」
┃*「永瀬……」
┃*自嘲的な笑みを浮かべる永瀬から、なにか
┃*耐え難い葛藤が見えた気がして、オレは
┃*真意を確かめるように永瀬を見つめた。
┃*けど永瀬はため息をつくと、また冷静な
┃*表情に戻っちまって……。
━━それでも学はそうした話を知らず、だからこそ
学と、そのクローンと香野の関係も不透明のままに
『好きしょ!』の物語は完結します。学も廉も、
飽く迄も『も待て』との世界を共有する為の
キャラクターでしか無いのが原作での彼らです。
そこに「化学部ルート」という要素を持たせる事で
物語のバックグラウンドに深みを持たせて
いましたが、どうやらアニメ版では学自身が
事件に介入してくるという印象があります。
------------------------------
> 直が寮に戻ると、祭が待っていた。「ナオくん、
> 門限とっくに過ぎてるよ?」部屋に戻ると、
> 祭がなんでも屋の依頼を説明する。曰く、
> 学園に忘れ物を取りにいってもらいたいとの事。
> 「黒板に向かって前から3列目の真ん中の
> 机の真上の天井裏」見上げると「ここだよ〜ん」
> という祭の絵が。「な〜んかすげえ悪い予感
> すんだけど」と空。
> …ぐはぁ、こんな処に『1』の冒頭イベントを
> 挿し込んできましたか。(^^;;;;; もはや
> アニメではこんな場面は、やらないだろうと、
> すっかり忘れていました。(^^;;;
>
> 「プールの排水溝の中を見ろ!」→「ここだ
> よ〜ん」→「体育館の天井」という訳で空中ブランコを
> 以って取ろうとする2人。
> …直、意外と運動神経いいですな。(笑)
> というか、祭はどうやってあんな処に……。(^^;;;
┃☆参照:
┃☆ 『1』【はりきっていこう!】
┃
┃原作:
┃*「これ受け取れ」
┃*2階の窓からヒラヒラ落ちてきたのは
┃*淡いブルーの封筒だった。
┃*……なんかヤな予感がする……
┃*「コレってまさか……」
┃*「あったり〜。寮長からだよ。おまえが
┃*帰ってきたら渡せって言われててさぁ。
┃*じゃ、がんばってなー」
┃*「…ったく、今回はなんだ……?」
┃*書かれてたのはほんの1行。
┃*――今日中にぼくを見つけるように。祭―――
┃*………………………………。
━━『1』をスタートさせると、まず脱出の
夢から始まり、その次の場面がこれ。つまり
最初のイベントが「祭捜し」です。病上がりの
空はこれにより、寮や学園を東奔西走する事に
なります。シナリオ上では『3』や『4』にも
登場する「捕まえろイベント」等の起源モティーフ
とも言えますが、ゲーム演出上は登場キャラクターの
紹介としての意味を持っており、相沢も、
この箇所で登場します。
ちなみにこの時のコースは、寮の門スタート、
→祭の部屋━━
┃☆参照:
┃☆ 『1』【祭捜し。決意編】
┃
┃原作:(当該2行のみ抽出引用)
┃*―――結構イイ線いってたんだけどね、残念でした♪ 祭―――
┃*―――ホラホラ、僕が行きそうな所っていったら… 祭―――
━━→学園職員室━━
┃☆参照:
┃☆ 『1』【祭捜し。転校生?編】
┃
┃原作:
┃*―――そろそろ疲れてきたんじゃない?
┃*暖かいお茶とベッドで少し休む? 祭―――
━━→保健室━━
┃☆参照:
┃☆ 『1』【祭捜し。保健室の先生編】
┃
┃原作:
┃*―――さて問題です。僕の学校での役職は? 祭―――
━━→生徒会室→再び寮,空の部屋━━
┃☆参照:
┃☆ 『1』【祭捜し。完結編…ん?誰だっけ?】
┃☆ イベントCG-ID 416(セル)
┃
┃原作:
┃*み……見つけた……
┃*つーか、最悪だ……オレ、こんな子ども騙しに
┃*引っかかってたのかよ……(泣) 自分の
┃*部屋のドアを開けた途端、我がもの顔で
┃*ベッドに座ってた祭を見てオレはガックリと
┃*床にヒザをついた。
┃*「お帰り〜!!(><) 遅かったじゃないか」
┃*パンパンと盛大(?)にクラッカーを鳴らして
┃*祭がオレを出迎えてくれた……つーか、この
┃*掃除すんのオレ……ですか……?
━━ここで祭の放つクラッカーの中から飛び出すのが
空人形と、アニメ版でもプールの底と体育館の
天井にあった祭人形。描き変えたヴァリエーションは
『1』の「エクストラモード」(CGモード)を
コンプリートした際にも表示されます。
------------------------------
> 体育館を出て、例の事故現場に来た途端、
> 空は不調を覚える。「なぁ、藤守、あそこに、
> 一緒に行ってくれねえか。何で俺、あの窓から
> 飛び降りたのか、行けば思い出せるかもしれねえ…。
> 夜の事とか、全部そこに戻んねえと、…向き
> 合わねえと、だめな気がする…! それが判れば、
> 記憶から抜け落ちている藤守の事とかも
> 思い出せるかもしれねえ…」
> …という事は今回と次回で“あれ”の効果は
> 全て描き切るという事でしょうか。
そういえば、『3』辺りの話を展開させている
アニメも、未だに転落理由に付いては謎のままに
されていました。『1』ラストで、相沢と出会った
空を守る為に夜が自ら落ちたとされ、『3』ラストで
実は相沢の薬の効果で発動したものだったと
明かされる転落の真相。アニメ版ではどちらで
描かれるのでしょうか。
------------------------------
> 時を同じくして、倒れる学とそれを見詰める
> 芥。
> …アニメ版ではどうなるのか判りませんが、
> この流れならば、研究所での操られた学も
> 納得が行きますね。
アニメ版では、学が倒れた理由に付いては
第9話の中では語られていません。第10話以降、
どのように続いていくのかも判りません。
ですから、アニメでも研究所での直救出劇があり、
かつ、学との戦闘があるとすれば、それはそれで
伏線として辻褄が合うという、展開予想でしか
ありません。
ところで学が、恐らくは薬品が原因と思われる
状況で倒れる場面は━━
┃☆参照:
┃☆ 『2』【市川と遊ぼう3】(芥×学ルート)
┃ (芥を知っている場合)
┃原作:MES-ID 4374〜4390
┃*「先輩から甘い匂いがすんぞ? お菓子でも
┃*食ったのか? スゲーいい匂い〜♪ 空先輩
┃*オレにもー!」
┃*「なんにも持ってねーって! うわっ!
┃*匂い嗅いでんじゃねーよ!!」
┃*おまえは犬かーーーっ!!
┃*「あ、れ……この匂いどっかで……」
┃*「くぉら〜いい加減くっつくなっての!」
┃*「うわぁ……っ!」
┃*「い、市川?!」
┃*軽く振り払ったつもりだったのに?!
┃*「あー……そらせんぱ…… なに?
┃*オレ……」
┃*グッタリしてきた身体を揺らしてみたけど、
┃*市川は朦朧としてて返事も返してこない。
━━この後。先述の芥の「なにをしている」に
繋がります。
それとは別に、学が不調を訴える話も『2』には
登場します。曰く、腰が痛むとか。七海は薬品に
あたったのだろうと診察しますが、……学って
芥とやる時はネコ役なんだよなぁ…。(意味深長)
------------------------------
> 空の提案に直は応える。「判った、行こう…」
> …直の表情からは、既にこの後に起きるべき
> 事が判っているようにも見えます。芥と学との
> 遣り取りとが同時進行になっているので、より
> 緊迫感があります。
アニメ版ではリアレンジによって、第1話、
何故に直が空達の前に戻ってきて、何故に空が
倒れた際に直がその場にいたのかを謎として
きました。『1』の部分々々を繋ぎ合わせた
結果として出来た流れでしたが、単なる原作の
パッチワークでは無く、そこから生まれた謎を
きちんと回収していくようですね。
------------------------------
> 次回予告。以下、全文引用。「転落事故の
> 現場で、空はナオくんからある事件の真相を
> 知らされる。2人にとってつらい過去だったけど
> 真実を分かち合い、2人は遂に結ばれる。幸福に
> 浸る空。でも、その直後、ナオくんは空の前から
> 忽然と姿を消す。そして、空の心に異変が現れる。
> ナオくんが空を裏切るなんて信じられない。けど、
> だとしたら本当の目的は何なんだ!?」
> …ええっ!? ちょっと待て!? これって
> 『3』終盤、殆どまんまなのですけれど…。(汗)
> マジで“あれ”をやるんですか!? 色彩もモノトーンに
> 原色赤と、物凄い意味深長。前半のバカな流れ
> からは余りにも掛け離れ過ぎているのですけれども……。(汗)
この次回予告を原作比較してしまうと次回に
書く事が無くなるので保留するとして…。(笑)
エンドロールと暗転を除く、モノトーン調の
表現について。アニメ次回予告のような、セピア的な
モノトーンは『2』の「夜×らん 芥×学End」。
バックに相沢の顔が不気味に表れます。
完全な白黒調のモノトーンは『1』の「広夢Bad」。
これはEnd自体は2パターンありますが、絵は
全く同じです。
同じく完全な白黒調では、暗転にキャプションのみの
『1』「水都End」。これらはプラチナれーべるの
ロゴもモノクロで表示されます。
最後に、ブルーモノトーンが1つ。『2』の
「水都ルート夜End」。こうして見ると、悲劇的な
Endであっても『3』や『4』ではモノを使って
いない事が判ります。
------------------------------
> 総合評価。
> 空の知らない場所で起きている事件。そうした
> ものをテーマとした事で、原作の補足的な意味合いも
> 持つ回となりました。特に、ゲームでは一切触れずとも
> クリアは可能な芥×学ルートを、単なる薬化学に
> 見誤るカップルでは無く、真相そのものに深く
> 足を踏み入れる立場にあるとした事で、より
> ドラマチックな展開を作り出したとも思えます。
> それだけに作画の乱れは極めて残念です。
> また、前述のように、同時進行の話を作った事で
> 結果的に展開が加速化し、ただでさえ伏線の複雑に
> 絡んだ原作が、アニメしか知らない視聴者には
> 追い付いて行けない話になってしまった感が
> あります。
> 『1』の「祭を捜せイベント」のモティーフを
> 盛り込む等、アニメスタッフの努力は認めますが、
> そうした小ネタや個々のキャラクターのルートを
> まともに描いて伏線を回収しつつ、本編をなぞると
> なると、到底1クールでは無理だったのでは……?
+-----------------------------------+
I 加藤 義啓 katoocom@eos.dricas.com I
+-----------------------------------+
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
GnuPG Key ID = ECC8A735
GnuPG Key fingerprint = 9BE6 B9E9 55A5 A499 CD51 946E 9BDC 7870 ECC8 A735