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From: Yoshitaka Ikeda <ikeda@4bn.ne.jp>
Newsgroups: fj.news.usage
Subject: Re: =?ISO-2022-JP?B?GyRCMC1LISRiSyEkSiROISkhIUlVISI1RE9AJE4/PxsoQg==?=
 =?ISO-2022-JP?B?GyRCN3UkNRsoQg==?=
Date: Tue, 22 Feb 2005 13:52:08 +0900
Organization: Public NNTP Service, Kyoto University, JAPAN
Lines: 89
Message-ID: <cvedpm$rrt$1@caraway.media.kyoto-u.ac.jp>
References: <cv9vnm$22c$1@news-est.ocn.ad.jp>
	<cvd43p$stb$1@caraway.media.kyoto-u.ac.jp>
	<cvebpt$tmc$1@news-est.ocn.ad.jp>
NNTP-Posting-Host: ntchba109223.chba.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp
Mime-Version: 1.0
Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP
X-Trace: caraway.media.kyoto-u.ac.jp 1109047927 28541 220.147.110.223 (22 Feb 2005 04:52:07 GMT)
X-Complaints-To: news@news.media.kyoto-u.ac.jp
NNTP-Posting-Date: Tue, 22 Feb 2005 04:52:07 +0000 (UTC)
In-Reply-To: <cvebpt$tmc$1@news-est.ocn.ad.jp>
X-Newsreader: Datula version 1.51.09 for Windows
Xref: ccsf.homeunix.org fj.news.usage:2850

golden crossさんの<cvebpt$tmc$1@news-est.ocn.ad.jp>から
>さて、「『自分にとって悪法』と『万人にとって悪法』をごっちゃにしちゃいか
>んだろう」というような半分疑問とも意見とも言いがたいような考えがふと沸い
>たとき、あなたは、
>
>     自分は(ここが重要!)「自分にとって善法」と、
>    「万人にとって善法」とをごっちゃにしてはいないか、
>
>を自らに問うことをしましたか?、、、さあ、どうでしょう、、、。さあ、どう

「自分にとっての善法」を主張する、あるいはそれを支持するのはわりと当た
り前の行為ではないですか?

私はそれが万人にとって善法であるなんていうことは考えていません。
利害は衝突する可能性があるわけだから、ある法が誰かにとって善法でありあ
る誰かにとって悪法になる可能性は否定できない。というか、なるんだろうな
ぁという予測は充分に立つ。

ただ、主張が採用されようがされまいが制定されれば従うのが当たり前だと私
は思ってるけどね。

>でしょうか?、、、もし、自らに問い、それに何がしかの理由をもって解答を与
>え、解決を見たのならば、その解決の仕方こそが、わたくしへの、
>
>    「自分にとっての悪法」と「万人にとっての悪法」と
>     をごっちゃにしちゃいかんだろう、
>
>とする意見への解答になるのです。要するに、自らの内に既に解答は存在するの
>であって、それをも詳らかにしないまま他人に意見できる筋合いのものではな
>い。故に、このあなたの意見は意見として無意味。

なるほど、「ある法を悪法だと主張することは自由だ」と言うわけですな。

>他方、あなたが以上の疑問を自らに問うたにもかかわらず、思考が及ばないゆえ
>何の解答も得られなかったときには、上記あなたの意見=半疑問は当然あってし
>かるべきでしょうね。しかし、このような場合には、「質問」でなければならな
>い。あなたは言葉遣いが間違っている。このような言葉遣いの間違った投稿をす
>る事の方が、見方によっては所属に電話してチクることなどよりは遥かにエゲツ
>ナイという見方だってあってもおかしくはないのです。

ある種のツッコミとしての書き方だったのですが。
まあ、いいや。

>以上は議論の仕方のエティケットを述べたものでありますが。次には、わたくし
>自身の解答を申し上げますが、果たして解決を見るや否や。(笑い)
>
>(1)悪かどうかは、それを評価する人自身に依存する、との主張について
>
>近い。と言っておきましょう。(笑い)でも正確ではない。まず、この「悪」は
>性格の悪さと言うような「悪」ではなく、<法として正しくは存在してはいな
>い>、と言う意味の「悪」である事に御注意あれ。正確には「合理性」に依存す
>る、というべき。この法としての「合理性」はあくまでも個々人の利益を目指し
>た「合理性」でなければならないが、個々人の利益が相反する限りでの客観的
>「合理性」をも最終的には受け入れざるを得ないもの、というふうな順番でわた
>くしは考えております。
>
>では、この客観的「合理性」とは何ぞや。ひとつには十分に意見を交わすという
>ことがなければならないでありましょう。二つ、説得性のある内容を持たなけれ
>ばならないでありましょう。三つ、民主的な方法での決定がなければならないで
>ありましょう。
>
>ただし、重要な注意点を付加しておきます。たとえば、選挙といった「民主的方
>法」で採択された法であっても、成立の直後から悪法の可能性を秘めるものだと
>いうことです。

単純に、「最大多数の最大幸福」ではいかんのですかね。
国みたいに殆ど逃れられないものに対しては「少数への福祉」ってのも確かに
必要かもしれないけれども、fjなんて
「合わないんだったらアクセスしない」
んですむわけで、参加者の多数が望む形に変容することによって少数者がいづ
らくなる状況も「場合によってはアリ」だと思ってます。
まあ、受け皿を作る(alternate fj?)責任くらいは発生するかもしれません
が。

>(2)悪法は独裁者以外によって制定される事はない、と言う主張について
>
>ヒットラーは当時独裁者だったのであろうか?日本国内法であった尊属殺重罰規
>定や議員定数配分規定は独裁者によって制定されたものであったのだろうか?

議員定数配分規定は万人にとっての悪法じゃないです。あれは与党にメリット
がある話だよね。ゲリマンダーなんてのが有名なわけで、私はあれが「万人に
対しての悪法」だとは思ってません。

尊属殺重罰規定も少なくとも制定当時は合理的だったと私は思いますよ。

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