しらいです。

In article <ul8sm5ia6rg.fsf@pine.yorie.netside.co.jp>,
MOCHIDA Shuji  <mochid@netside.co.jp> wrote:
>持田@NETside です。

>>  なお、LFS については下記 URL を参照して下さい。
>>        http://ftp.sas.com/standards/large.file/
>
> 「LFS? なんじゃそりゃ」ってずっと思いながら記事読みましたが、
>上記 Web ページの一体どこに LFS って書いてあります?

 acronym なんて複数の意味があって当たり前なので、どの「LFS」
なのか示すためにわざわざ URL 挙げてあるんですから、ちょっと
くらいは読んで下さいよ。
 その URL の一番先頭に 貼ってある gif に「Large File Summit」
って書いてありますし、link を辿ればその次の web page に「LFS」
というそのものの文字列も出て来る筈です。
        http://ftp.sas.com/standards/large.file/x_open.20Mar96.html#1.0

 自分が知らない用語が出て来たくらいで目くじら立てないで下さ
いな。

# google ってみると「Large File Support」の acronym として
#使っているケースも散見されますが、意味はどうも同じようです。


> んで、BSD で lseek(2) の引数は Net/2 で既に 64bit だったはず。
>Fat Fast Filesystem で検索すると「4.3 BSD Tahoe release の 
>Fat Fast Filesystem」とか出てくるので、Tahoe からかも。

 Unix Archive Site (http://www.tuhs.org/archive_sites.html)
で各種 kernel source 拾って来て調べてみました。

 kernel 側の lseek() の実装では、第二引数は 3BSD の頃からず
っと off_t で記述されていますので、lseek() が 64bit 対応かど
うかは off_t の実体で決まると思います。
 世代を順に追っていくと、Net/2 くらいまでは off_t の実体は
long になっているので実装依存だったでしょう。これが明示的に
quad_t (long long) になったのは、4.4BSD-Alpha からみたいです。

 尤も、long long 型が現れたのは C99 からなので、4.3BSD 時代
には 64bit 幅整数を構造体以外では表しようがなかったんでしょ
うけどね。

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                                               しらい たかし