KURAU Phantom Memory 23rd Reaction

携帯＠です。

いよいよ残り２話。

# 他にもクライマックスが凄い作品が多いのでやや影が薄くなっていそうですが。^^;;;;

KURAU Phantom Memory 23rd Reaction「最後の光」について雑感など

■苦悩する天箕博士

ダグ「クラウの身体は弱っています。リナクスの力を使うたびにどんどん弱っていて、回
　　　復するまでに時間がかかると言っています。今はクリスマスが何とか支えています
　　　が、無理をしたら支えきれるか。クリスマスも不安で一杯になっています。でも、
　　　戦っているんです。あの二人は戦っているんです。リナクスを助けようと」

　自分が今まで何のために研究を続けて来たのか苦悩する天箕。
　王の部下、和島を伴い現れたダグは、クラウが天箕に助けを求めていると告げる。そし
て車の中で、クラウの身体が弱っている現状について教える。

　その頃ヴィントは貨物船に密航して月の宇宙港までやって来たが、そこでＧＰＯのパト
シップと接触していた。

　クラウはヴィントの気配を感じ宇宙港にクリスマスと居たが、既にヴィントの気配は無
くなっていた。クラウは、才藤長官の所にヴィントが向かったと見て、ヴィントを止める
べく月の都市へと向かう。

# 先週のラストで王はどうなったんだと思ったら、アバンタイトルで何の前触れも無しに
# 王の部下、和島とダグが堂々と天箕の前に現れたので、次のシーンのネタバレになっちゃ
# ってますね。クラウとクリスマスが宇宙港に堂々と居るのも、それでか。

# 貨物船に密航していたヴィント。貨物船の外に出た次の瞬間、パトシップに迎撃されま
# すが、宇宙空間なのに何でサイレンが鳴っているのだ〜。


■才藤長官、拘束

王「ここに入るのに、貴方の許可を取る必要はもうありません。私も逃げ回らなくて良い。
　　ＧＰＯ監査部の承認を得ました。あなたを査問委員会にかけます。スイスで双子が起
　　こした幾つかの事件。多くの死者が出ました。そして、長官がリナサピエン部隊を作
　　り出すために行った数々の実験も多くの人命を奪いました。あなたの協力者達は、も
　　う貴方を庇いきれないと判断したようです」
才藤「所詮。理想無き者共か」

　月のＧＰＯ本部にいた才藤を訪れた王。王はＧＰＯ監査部の承認を得て、才藤を査問委
員会にかけることを宣言。ヴィント達の引き起こした事件やリナサピエン部隊を作り出す
ための数々の実験で、多数の犠牲を出したことで才藤は協力者から見捨てられたのだ。
　才藤の行動はより完璧な平和を求めるためだったが、そのための方法は断罪に値すると
いう王。才藤は平和な時代しか知らない王達にこの世界が守れるのかと言うが、王は守れ
ると思わなければここには居ないと答える。
　才藤に査問委員会でスタイガー元長官の死についてもその関与を問うという王。リナサ
ピエンが才藤を狙っているという情報から、才藤はＡＲシステムを装備したＡＲＵ部隊に
守られて護送されることに。
　アヤカに電話をかけ、ヴィントの所在を確かめた王は、才藤を拘束したことを告げる。
　それを聞きアヤカは終わってしまえばあっけないものねと言うのだった。

# 王は監査部に手を回していましたか。長官ともあろうものが、監査部の動向を注視して
# いない訳も無いし内通者も当然居るだろうに、その動きを全く気付いていなかったとい
# うのは間抜けな感じが。スイスまで自分で出かけている隙を突かれたということでしょ
# うか。

# 「終わってしまえば、あっけないものね」才藤の拘束を受けてのアヤカの台詞。何とな
# く、この作品のストーリー全体にも同じようなことを言いたい気が少し（ぉぃ）。


■ヴィント侵入

王「そうだ！　移送は間に合わない。シェルターの壁にシールドを展開しろ！　リナサピ
　　エンを近づけるな！　ここまで来て才藤を殺させるな！」

　貨物船を乗っ取り、飛行禁止空域へと侵入して来たヴィント。
　クラウとクリスマスは、貨物船が現れた場所へと向かうが、クラウはその途中でうずく
まってしまう。
　ヴィントが乗っ取った貨物船はリナクスの力で都市の天窓を潜り抜け、クラウ達の前に
降下する。
　都市の中を進むヴィント操る貨物船は真っ直ぐＧＰＯビルへと向かっていく。報告を受
けた王は、職員を待避させＡＲＵポッド隊に迎撃を命じる。
　クラウとクリスマスは、これ以上力を使ったら壊れてしまうと、ヴィントを止めようと
するが船は止まらない。
　ポッド隊によるＡＲシステムの照射でも貨物船を止めることは出来ず、クラウ達は貨物
船に取り付いてヴィントを止めようとする。
　クラウ達に気付いたヴィントは、最初邪魔しないように言うが、再度クラウに説得され
るとクラウを貨物船の船体から作り出した触手で弾き飛ばしてしまう。
　ＧＰＯビルに触手を伸ばし取り付いたヴィントは、リナクスの力で才藤の居場所を把握
すると貨物船から抜け出しＧＰＯのビル内に侵入を果たす。

# 以前、クラウも同様に宇宙船を乗っ取っていた例があるとはいえ、宇宙船毎都市内部に
# 侵入してくるとはちょっと驚き。ＡＲシステムはリナクス本体に命中しないと効果が無
# いようで、この方法ならば無敵かも。

# クラウが心配したようにビルにぶちかましかけるのでは無く、わざわざ触手を使って才
# 藤を捜したヴィント。ビルを器用に全て避けて通ってもいて、余計な人死には出さない
# 様にしているみたいです。


■才藤長官の最期

ヴィント「お前が弟を死なせた。その報いを受けろ」
才藤「リナクス。コントロールの利かない化け物が」
ヴィント「貴様程では、無い」

　ヴィントの後を追い、ＧＰＯビル内に車を乗り入れたアヤカとキムラ。
　その頃ヴィントは才藤が避難しているシェルターに通じる通路に到達。
　そこではシールドを展開した上にＡＲシステムを装備したＡＲＵ隊員が待ち構えていた
が、ヴィントは通路を破壊しつつ前進。

　アヤカに才藤長官を守れるのかと聞くキムラ。
　その言葉を聞き、アヤカは立ち止まる。どうして才藤を守らないといけないのか。そう
思いつつも、アヤカは畜生と叫び才藤の元へと走り出す。

　シェルターの扉を破壊したヴィント。その衝撃で中にいた者はなぎ倒され、ヴィントは
易々と才藤の前に姿を現す。
　王の制止、そして拳銃を構えたアヤカの説得を無視、拳銃の弾もリナクスの力により消
滅してしまう。
　意識を取り戻した才藤に弟を死なせた報いを受けろというヴィントにコントロールの利
かない化け物がという才藤。ヴィントは貴様程では無いと言い、才藤を分解。そのまま王
達の前から姿を消す。

# ここまで来て才藤を殺させるなと指示した王。この調子からすると余程昔から才藤追い
# 落としを図っていた様子。

# 殺そうとして、殺さなかったことを後悔までしていた才藤を守る羽目になったアヤカ。
# それでも走り出し、実際にヴィントに殺さないように説得したというのは、もう人の死
# というものを見るのが本当に嫌になっていたのでしょう。


■溢れだしたリナクス達

クリスマス「今行くよ、クラウ！　待ってて！」

　屋上へと逃亡したヴィントを待ち受けていたポッド隊。
　上空へと逃走したヴィントはＡＲシステムの攻撃を回避していたが、人間が乗ったポッ
ドを攻撃することが出来ずに、ＡＲシステムを受けと落下。更に集中砲火を受けてビル屋
上へと落下していく。
　クラウ達の目の前で、傷ついたヴィントはリナクスを溢れさせてしまう。
　都市上空にリナクスが溢れだし、その流出は止まらない。
　リナクスは広い世界に戸惑っていて、人の存在に気が付いていない。今の内に元に世界
に戻そうとするクラウとクリスマス。

　溢れだしたリナクスの一部が地上へ降下、住民達を分解し始める。この様子を見てクラ
ウはヴィントをクリスマスに任せ、溢れ出たリナクスを元の世界に還すことにする。

　リナクス達にこの世界に出て来ちゃいけないと呼びかけるクラウ。
　クラウの身体が光り出し、リナクスの流れに変化が生じる。
　リナクス達は広い世界に出て来たのに帰れと言われて怒り、クラウに襲いかかる。しか
し、クラウの呼びかけに応じてクラウの身体を通じて徐々にリナクス達は元の世界に還っ
て行く。

　クラウが戦っている様子を見ていた天箕は、今更私に何が出来るのかと言う。リナクス
を殺すことしか出来ない自分は、クラウの中のリナクスを殺すことが出来ない。何故なら、
リナクスになってもクラウは自分の娘だと言う。
　ダグは、クラウが天箕に会いたいと言っていたと言い、何も出来ない訳が無いし、何も
しなくても良い訳じゃないと言う。それを聞き、天箕はクラウが戦っている場所へと歩き
出すのだった。

　一方クラウの様子を心配しつつ、ヴィントのリナクスを元の世界に還していたクリスマ
ス。
　ヴィントの身体からリナクスを取り除いたクリスマスは、クラウを助けるべく、上空へ
と飛び立って行くのだった。

# リナクスが溢れ出し、人間達が次々と分解…。最終話は人類全体の危機みたいな話に持
# って来ると思っていたのですが、思っていたより地味ですね（ぉぃ）。とは言え、数話
# 前から大量の人死にが出ている訳で、これでヴィントは元の人間に戻りました。クラウ
# とクリスマスも無事です。目出度し目出度し…という話にはならなさそうです。

# 私に出来るのはリナクスを殺すことだけだという天箕博士。あの、リナサピエン部隊は
# 天箕博士の研究の成果だと思うのですが、その技術を応用してどうにか出来ないんです
# か？　リナクスエナジー発電所みたいなものがあるのだから、分離さえ出来れば何とか
# 出来そうな気がするのですが…。


■次回予告

クリスマス「私はいつも、ここにいるよ」

24th Reaction「さよならの前に」

　いよいよ最終回。
　何だか、クラウは消滅してクリスマスの中で生きている…という展開のような気がして
きました。二人して、元の世界に還りました…という話は嫌。

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