《時代遅れで通用しない》



『国の保障屋』の横道さん。

一時代、大いに威勢が良かった。
日本が戦後間もない貧乏時代で、不安定な頃のことだ。

ラーメン屋で豚骨ラーメンが当たるように『国の保障』という商品は良く売れた。
大当たりの様相だった。
横道さん一派の『国の保障屋』は、国の保障天国を叫びまくり国会議員が全体の3分
の1ぐらいいたこともある。

が?

現在?

『国の保障屋』にかつての面影は無い。

凋落は目を覆わんばかりだ。

それもそのはず、売る商品が無い。
国で保障しようにも財政が許さない。
すでに収入以上の保障をやり、借金で身動き取れなくなっている。



で?

横道さん。
得意の『国の保障』とさけんで解決策を示せない。
ただ、厳しい厳しいと悲鳴を上げるだけだ。

まるで老婆の繰言だ。

老兵だ。


まさに老兵は消え去るのみだ。