>>>>> In <2rhaa5F1a0rseU1@uni-berlin.de> 
>>>>>    shuji__matsuda@hotmail.com (shuji matsuda) wrote:

matsuda> で、それを『ドイツ世論が認めている』かは怪しいところです。木佐さんの
matsuda> 『戦争責任とはなにか』が良い本でしょう。私は彼の分析は基本的に正しいと
matsuda> 思う。

  たしかに、世論調査の結果でもないと、前述の謝罪を不満なく認めているか
どうかは分かりませんね。前述の謝罪表明をした人が議席を失わない、かつ、
公然と非難されない程度に謝罪を容認しているとは言えると思いますが。

matsuda> これも同じ演説の別報道ですが、『ドイツ人であることを恥じない』わけです。

  ドイツ人であることを恥じる必要は、まったくないと思います。

  日本の例では、以下のように考えています。
  わたしは、南京(大)虐殺は、きわめて非人道的かつ不当な大虐殺であったと
考えていますが、南京(大)虐殺を理由に、日本人であることを恥じる必要があ
るとは思いません。たとえ、南京(大)虐殺の時期に軍の重要な地位にいたり有
権者であったとしてもです。
  前文のような人たちについて言えば、軍や日本を、南京(大)虐殺を起こすよ
うな状態にしてしまったことを恥じれば十分だと思います。(恥じるという点
に限定しています。)
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兼松真哉