嶋田@京都です。

         本題から逸れますが、

Eigo Kawakami wrote:

> 目玉は何と言っても、キハ66、67の運転でしょう。JR車両の乗り入れは
> 第3セクター発足後、初めてではないでしょうか。しかもトップナンバー
> の国鉄急行色の車両です。

         キハ66,67が当初、急行にも使われていたことは事実です。
        しかし、車体の塗色はキハ58系やキハ65などのいわゆる
        「急行色」ではなかったはずです。キハ66,67は新幹線博多開業に
        合わせて筑豊地区の快速用として作られたので、塗り分けパターン
        は急行と同じで色は当時の一般用気動車、すなわちキハ20系などと
        同じ色とされ、これで「急行と普通の中間、即ち快速」を表現した
        はずです。ですから、窓周りの「赤」が急行色より薄く、濃い
        オレンジ色であるはずです。「国鉄色」なら。
         ですが、雑誌などの写真を見る限り、急行色に塗ってしまった
        ように思えます。JR九州お得意のクハ715の正面と運転台部分だけ
        オリジナルに復元して「はい、クハネ581でございます」のクチ
        でしょうか。
         近年、いわゆる「復活塗色」が流行していますが、JR九州の
        485系のように貫通路ドアカバーのレールが無く、非常に変な感じ
        の物に代表されるようにチグハグな物が少なくありません。
         塗色変更や改造から長時間経過した以上、完全に元へ戻すのは
        望むべくもないところですが、せめてもう少し考証を、と望みたい
        ところです。


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         /------  嶋田 誠 (SHIMADA,makoto) ------------
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