Path: ccsf.homeunix.org!ccsf.homeunix.org!news1.wakwak.com!nf1.xephion.ne.jp!onion.ish.org!news.daionet.gr.jp!news.yamada.gr.jp!newsfeed.media.kyoto-u.ac.jp!oix.u-ryukyu.ac.jp!u-ryukyu.ac.jp!ie.u-ryukyu.ac.jp!gama.is.tsukuba.ac.jp!nadesico.cc.tsukuba.ac.jp!gssm!kuno From: kuno@gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp Newsgroups: fj.comp.lang.javascript Subject: Re: プログラミングと論理学(Re: Re[2]:大文字と小文字の区別) Date: 15 Sep 2004 15:49:45 GMT Organization: GSSM, Univ. Tsukuba, Tokyo, Japan Lines: 47 Message-ID: References: <3990471news.pl@rananim.ie.u-ryukyu.ac.jp> <040908163221.M0283605@sma.gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp> <20040909015346.2694.DSS@mbj.nifty.com> <20040911024942.7A03.DSS@mbj.nifty.com> <20040913210513.90DD.DSS@mbj.nifty.com> <040914154232.M0127171@sma.gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp> <20040915184313.B9F6.DSS@mbj.nifty.com> NNTP-Posting-Host: utogw.gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp X-Newsreader: mnews [version 1.21] 1997-12/23(Tue) Xref: ccsf.homeunix.org fj.comp.lang.javascript:310 久野です。 DSS@mbj.nifty.comさん: > コンパイラってどうやってるんだろう?ってことは思いました.アプ > リとか使っていても,これは自分でも設計できそうとかコーディング > できそうとかおぼろげながら想像するんですが,コンパイラは「あっ > しにはこれは作れないなぁ」と思ったものですから. 「コンパイラの作り方」っていうのは1950年代からの先人の知恵が堆 積してますから。それを学ばずにゼロから自力で作ろうとすると、どう やっていいのか見当もつかないはず(見当がついて実際に作れるなら、 1950年代の天才と同等ってことになるよね)。なんだけど、でも先人の 知恵を勉強さえしたら誰でも作れるようになるくらい、現在ではこなれ た分野となってます。 > ホントかウソかは知らないですが(笑)ポーランド記法や逆ポーランド > 記法が基礎というか最低限知らなければならないことだとかそんなこ > と聞きました. それは大嘘です。言語屋の私が断言します。が、コンパイラの普通の 教育を受けた人は必ず、そして自学自習な人も99%、そういう内容を通 過してますから、現実にはコンパイラ屋はそのあたり常識として知って る、というのが実情でしょう。 > > でも学生さんはそういうことは要らん、プログラミングはできるだけ > >したくない、と思っているのかも知れない。とすると、情報専門学科で > >「学生の要望に応えて」やってるとどうにもならないことに… > なるほど.じゃぁ教授からのお仕着せで進めるしかないですね.それ > はそれでいいんじゃないでしょうか.要望にこたえることでしっちゃ > かめっちゃかになるんであればこたえる必要はないでしょう. 今の学生さんって本当にそういうのがあるから悩むよね。もっとも昔 から学生なんてそんなもんだったのかも知れない。 私は、論理学をやれとは言わないけど、代わりに「とにかくプログラ ムは書いて書いて書きまくれ」「サンプルコードも自分の手で打ち込ん で動かせ、手で憶えろ」といってしごきます。こういうの好きでしょ :-) でも我ながらずいぶんアナクロだなあと思うんですよね。しかしこれが 一番。書いて動かせるようになればpositive feedbackが働きはじめて 勝手に向上していけるようになる。 > でも,英語と論理学ができなきゃプログラミングを諦めろというお仕 > 着せはイヤです.単位をやらんと言われたら....(どうするだろ > うな)だからそういう教授がいる大学には行くなと言いたいですね. これは別記事で :-) 久野