In article <ci5cns$s8b$1@bluegill.lbm.go.jp>, toda@lbm.go.jp says...
>
>In article <41460AC9.24D637BD@ht.sakura.ne.jp> delmonta@ht.sakura.ne.jp 
writes:
>>>  仕事で、データベースを保護する日本の法律には
>>> 何があるかを調べるはめに陥りました。私が思い浮かべる
>>> ことができるのは、著作権法、不正競争防止法くらいなの
>>> ですが、ほかにありますでしょうか。
>>データベースであることだけを根拠に保護する法律は見あたらないですね。
>>あとは、個人情報が入っているデータベースなら、個人情報保護法あたり。
>それ以前に、
>そもそも「データベースを保護する」ってどういう意味ですか?
>「何から」保護するのか、データベースの「何を」保護するのか、
>全く不明確です。
(以下略)

私も「ここで言うデータベースってそもそも何?」などと気になって、
ちょっと google に調べてもらいました。

EUにおいて、データベース保護の指令が出ているようです。

・「データベース」は、各種素材を系統的に分類し配列した集合体であって、
 素材に対して個別にアクセスが可能であるもの

・目的は、データベース作成のために、主体的に投資した者に対して、
 データベースから素材を一部抽出したり再利用したり、
 といったことを独占的に行う権利を与えること

この指令は、著作権法から抜け落ちる(単なるデータと扱われる)部分につき
財産権を与えることで、データベース作成の投資を回収しやすくし、
もって、各種データベースの作成を振興していこう
(デジタルコンテンツ産業振興のため?)
という趣旨みたいです。

# 元記事を出したかたの本意は不明ですが…。


参考文献については、とりあえず、日本語では、

「データベースの法的保護に関する動向調査」
財団法人データベース振興センター
2003年12月
http://www.ipa.go.jp/SPC/report/03fy-pro/chosa/15-1029.pdf

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 ∧ ∧ │ 寺元 郁博
ミ> <ミ│ http://www.kiiro.org/~yellow/
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