奇妙な傾向
わたくしはある人からニュースグループではfj.soc.politicsあるいはjapan.jijiあ
たりに投稿している人に多くの有能な方々がいらっしゃるとお聞きしております。そ
ういうこともあり、議論内容のみではなく、論の運び等も興味を持って読ませて頂い
ているのですが、そうする中で、或るひとつの傾向を発見しました。
暇をもてあましているからかどうかは分りませんが、情報系の専門家には、多分その
道では有能なのでしょうが、こと政治や法を論ずるときにはガキの論法であったり、
話し方も分らないと感じるときがあります。其れはなぜか?自分なりに考えてみまし
た。
結果、「理由を付さずに論を進める」という傾向を発見したのです。政治や法という
のは「価値観」が常に帯同します。そういう場合、何が正しい結論かは「考え方」や
「理由」を示し、其れが当を得ていると相手に思わせる以外にないはずで御座いま
す。ところが、情報系の方々の多くには其れが無い。
「其れが無い理由は」、論者がもともと馬鹿、という場合もあろうけれど、恐らく
は、その自らの専門性が禍していて場面の切り替えができていないからではないか、
こういう結論に達しました。精しくは別の機会にして、恐らく、情報系の方々がやっ
ていることは、全て、「結果」がどうかであって、価値観で左右されるような結論は
恐らく皆無でしょう。従って、いわば、「結論や結果の正当性が理由あるいは理由の
正当性をも説明している」という世界で生きておられるからではないかと。
しかし、政治や法を論ずるときには其れで物事を理解し進めるのは場違いでありま
す。場違いなのに其れに気づかずにいると、なんだ、この人は「トッツァンボーヤ」
じゃないか、こうなるわけですね。ご一考あられたし。
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Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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