Path: news.ccsf.jp!shiino.jp!mmcatv.co.jp!jpix!newsfeed2.kddnet.ad.jp!newsfeed2.kddnet.ad.jp!news.glorb.com!postnews.google.com!y23g2000pre.googlegroups.com!not-for-mail From: kyokoyoshida123@gmail.com Newsgroups: fj.sci.math Subject: Re: E $B$, (BCaratheodory $B2DB,"N (BE $B$O (BLebesgue $B2DB, (B Date: Tue, 27 Jan 2009 19:33:16 -0800 (PST) Organization: http://groups.google.com Lines: 184 Message-ID: <ceff785c-ac2e-40a5-8ecc-f415998f8613@y23g2000pre.googlegroups.com> References: <b654ee4f-79e1-46c0-a691-7f54de608b6f@e1g2000pra.googlegroups.com> <0a41dd59-f3d3-46a3-b6a2-17a7f6d79303@r36g2000prf.googlegroups.com> <090127210645.M0122865@cs1.kit.ac.jp> NNTP-Posting-Host: 208.120.248.122 Mime-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP Content-Transfer-Encoding: 7bit X-Trace: posting.google.com 1233113596 22082 127.0.0.1 (28 Jan 2009 03:33:16 GMT) X-Complaints-To: groups-abuse@google.com NNTP-Posting-Date: Wed, 28 Jan 2009 03:33:16 +0000 (UTC) Complaints-To: groups-abuse@google.com Injection-Info: y23g2000pre.googlegroups.com; posting-host=208.120.248.122; posting-account=WW-P-goAAADS1u9yskwAcJfIST-zvGgd User-Agent: G2/1.0 X-HTTP-UserAgent: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0; Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1) ),gzip(gfe),gzip(gfe) Xref: news.ccsf.jp fj.sci.math:2402 ご回答大変有難うございます。 > で, Lebesgue 外測度について Caratheodory > 可測であること > と, > 別の Lebesgue > 可測であることの定義が一致することを示せ, > という問題ですね. さようでございます。 >> この題意は, >> 「∀A⊂R^d,m*(A)=m*(A∩E)+m*(A∩E^c) >> (但し,m*は(Caratheodory)外測度) > これは「 (但し, m^* は Lebesgue 外測度)」 ですね. そうでした。すいません。 >> ⇔inf{m*(U\E)∈[0,∞];E⊂U∈T,TはR^dの通常の位相}=0 >> (但し,m*はLebesuge外測度)」 >> だと思います。 > Legesgue 可測の定義としてこれを採用するのですね. はい。他にもルベーグ可測の定義ってあるのでしょうか? > この命題を使う > としましょう. > 先ず E が Lebesgue 外測度について Caratheodory > 可測であり, ∀A⊂R^d,m^*(A)= m*(A∩E)+m*(A∩E^c) …①ですね。 > m^*(E) < ∞ とすると, : > これは「よって下限の定義より inf { m^*(U\E) ; E ⊂ > U ∈ T > } = 0. > 」 > ですね. これで Lebesgue 可測であることは良いですね. ありがとうございます。 > m^*(E) = ∞ の場合は, ∞ - ∞ < ε > には意味がありませんから別にしないといけません. > R^d を可算個の有界な Borel 集合 {B_n}の交わらない和に分けます. {B_n}⊂σ(T):={R^d, φ}∪{t^c⊂R^d;t∈T}∪{∪[i=1.. ∞]t_i⊂R^d;t_i∈T}∪T (但し, σ(T) はTで生成されるσ集合体, B_1,B_2,… は互いに素) ですね。 > E が Lebesgue 外測度について Caratheodory可測であれば > E ∩ B_n も Lebesgue 外測度について Caratheodory可測で ①ならば∀A⊂R^d,m^*(A)= m*(A∩(E∩B_n))+m*(A∩(E∩B_n)^c)…② であることは後述にてCaratheodory "可測集合全体の集合はσ集合体をなす"と仰ってますのでB_nもCaratheodory可測なら E∩B_nはCaratheodory可測と言えますね。B_nがCaratheodory可測である事はどうして言えますでしょうか? > あり, m^*(E ∩ B_n) ≦ m^*(B_n) <∞より上の議論から > Lebesgue可測になります. ∀n∈N,m^*(E∩B_n)<∞で②が成り立つのでm^*(E)<∞の場合と 同様にしてE∩B_nはルベーグ可測が言えるのですね。 > 任意の ε > 0 について, E ∩ B_n ⊂ U_n となる開集合 U_nで > m^*(U_n\B_n) < ε/2^n, m^*(U_n\(E ∩ B_n))<ε/2^n となるものを取れば, >U = ∪_{n=1}^∞ U_n について, B_n=E ∩ B_n: ルベーグ可測なので確かにこのようなU_nが取れますね。 > U\E = ∪_{n=1}^∞ (U_n\E) OKです。 > = ∪_{n=1}^∞ ((U_n\E) ∩ B_n) ∵B_n⊂E > ∪ ∪_{n=1}^∞ ((U_n\E)\B_n) ∵B_n⊂E > ⊂ ∪_{n=1}^∞ (U_n\(E ∩ B_n)) ∪_{n=1}^∞(U_n\B_n) > となるから m^*(U\E) < 2ε となり, E は Legesgue 可測です. 納得です。 > ヒントもいまいち意味が分かりません。 > Hint は, A に対して, 自然数 n について, A ⊂ U_n の開集合 U_n で m^*(A) ≦ m^*(U_n) > < m^*(A) + 1/n となる物を選んで, G = ∩_{n=1}^∞ U_nをとれば, > G は G_δ 集合で, A ⊂ G であり, m^*(G) ≦ m^*(U_n) ∀n∈N, m^*(A) ≦ m^*(U_n) ですね。納得です。 > < m^*(A) + 1/n より, m^*(G) ≦ m^*(A) であり, 納得です。 > 一方,m^*(A) ≦ m^*(G) ですから, 今、A⊂Gですから単調性より言えますね。 > m^*(G) = m^*(A) となることをいっています. 納得です。 > G は Borel 集合で Borel集合の定義より、GはBorel集合ですね。 > (Lebesgue外測度について Caratheodory)可測であることも認めているよう > ですね. これはさておき, > E を Lebesgue 可測とすると, 自然数 n について, > E ⊂ O_n となる開集合 O_n で m^*(O_n\E) < 1/nとなるものを選んで, > H = ∩_{n=1}^∞ O_n をとれば, H は G_δ集合で, > E ⊂ H であり, m^*(H\E) ≦ m^*(O_n\E) < 1/nより, > m^*(H\E) = 0 となります. 納得です。 > 普通は G_δ 集合 H と, 外測度 0 の集合 H\E が > Lebesgue 外測度について Caratheodory可測であることと, つまり “HはG_ δ集合でm^*(H\E)=0 ⇒∀A⊂R^d,m^*(A)= m*(A∩(H\E))+m*(A∩(H\E)^c)“ という命題があるのですね。 > Lebesgue 外測度について Caratheodory可測である集合がσ加法族を為すことから, Σ:={E⊂R^d; ∀A⊂R^d,m^*(A)= m*(A∩E)+m*(A∩E^c)} とするとR^d∈Σで E∈Σ⇒E^c∈Σ はすぐに言えますよね。E_1,E_2,…∈Σ⇒∪[i=1.. ∞]E_i∈Σも言えるのですね。 > E = H\(H\E) も Lebesgue外測度について Caratheodory可 測であることを導くのだと > 思います. HがCaratheodory可測であること(∀A⊂R^d,m^*(A)=m*(A∩H)+m*(A∩H^c)) はどうすれば言えますでしょうか? > 直接, 任意の集合 A について m^*(A) =m^*(A∩E)+m^*(A∩E^c) > を示すことも可能である筈ですが, 簡単な議論をちょっと思いつきません. 略解を漸く見つけました。 (十分性) ∀A⊂R^d, ∃GはG_δ集合;A⊂G,m^*(A)= m^*(G) (∵命題(?)) なので m^*(A)= m^*(G)=m^*(G∩(E∪E^c))=m^*((G∩E)∪(G∩E^c))=m((G∩E)∪(G∩E^c)) (∵G,Eはルベーグ可測なので(G∩E)∪(G∩E^c) もルベーグ可測) = m(G∩E)+m(G∩E^c) (∵G∩EとG∩E^cとは互いに素なので可算加法性) = m^*(G∩E)+m^*(G∩E^c) ≧ m^*(A∩E)+m^*(A∩E^c). よって EはCaratheodory可測. (必要性) Caratheodory可測集合Eに対して,∃G:G_δ集合;E⊂G,m^*(E)=m^*(G) …③(∵命題(?)) Caratheodory可測の定義よりm^*(G)=m^*(G∩E)+m^*(G∩E^c)と書け, G∩E=Eよりこの式はm^*(G)=m^*(E)+m^*(G∩E^c)と書け,③より m^*(G∩E^c)=0 即ち,m^*(G\E)=0. よってEはルベーグ可測. となっているのですが最後でG∈T (但しTはR^dの通常の位相)が言えないと Eはルベーグ可測とは言えませんよね。Gは開集合の共通部分で必ずしも開集合にはなりませんよね。うーん,最後でどうしてルベーグ可測と言えるのでしょ うか? あと,「∀A⊂R^d, ∃GはG_δ集合;A⊂G,m^*(A)= m^*(G)」という命題は存在するのでしょうか? この命題がなかなか見つかりませんで。。