軽い気持ちで猫間です。

#物語の本筋から外れることですから、科学考証がどうのと文句を言う
#つもりはありません。冗談混じりのツッコミですので。

In article <uk6x12a35.fsf@anet.ne.jp>
Nakayama Ryu~jiさん wrote:
> Article <cdbgj9$l91$1@bgsv5648.tk.mesh.ad.jp> にて、
>    Nekoma Suzuaki <nekoma@mvj.biglobe.ne.jp> さん、
> 
> > 軌道エレベーターのシールドって作用反作用の法則が働いていないのかな?
> > 大質量の物体が接触してもシールド側が微動だにしていなかったのは、単純な
> > 電磁シールドではないのか、あるいは科学考証のミスか。
> 
> 重要なのは質量の大小ではなくて相対的な運動量の大小ですよね。そうでなけ
> れば、軌道上の国際宇宙ステーションにシャトルやソユーズ(プログレス)で物
> 資を運ぶことが、ある時点からはできなくなってしまう。
> 
> あのシーンを見る限りでは、接触直前には相対運動量はかなり小さくなってい
> たのではないかと思います。それと、最終的には接触した際に輸送船の持って
> いた運動量(と運動エネルギー)がどこに移動したかが重要だと思うのですが、
> 軌道エレベータのほうが輸送船に比べて質量がかなり大きいのではないかと思
> いました。したがって、輸送船の運動量をそのまま受けても速度変化(見かけ
> 上の動きの変化)はほとんどないのではないかと考えられます。

はい。自分も「ほとんどない」が正しいと思います。
ただ、無重量状態で宇宙船側の運動ベクトルが変化しているのに、シールド側が
「微動だにしない」のが気になったもので。
具体的には、シールド側でスラスターを噴かすなどして、反作用を抑える描写が
欲しかったのです。
#シールドの姿勢制御が人工重量であれば、逆噴射の描写も不要ですけれど。

##今、見直してみたら、シールドが移動するときもスラスターを噴かす描写が
##なかったので、本当に重力制御だったのかも。

##ん? ちょっと待てよ。
##シールドにぶつかった後の宇宙船、減速するのはおかしいぞ?
##あの状態では等速直線運動になるはずだが?
###突っ込もうと思えばいくらでも突っ込めてしまうなぁ。

> 加えて、電磁シールドを使用することで、運動量と運動エネルギーがその場で
> はないどこかに移動したと考えさせることも可能でしょう。

電磁気を利用したシールドの場合は、電磁誘導を介して
貨物船の運動量 → 電磁場の変化 → シールド装置の運動量
と、運動エネルギーが受け渡されると考えました。
熱量に変換してエネルギーを逃がしてしまうしまうとか、色々と逃げ道は
ありそうですけれど。

> それ以前に私はむしろ、あの輸送船の回転は物理的に可能なのかということが
> 気になって気になって。:-)

そっちは作画の都合で勘弁を(笑)
回転軸が複数あると見た目はでたらめな回転になりますし。

では。

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  猫間 鈴秋 / NEKOMA SUZUAKI
  mailto:nekoma@mvj.biglobe.ne.jp
  http://www5e.biglobe.ne.jp/~nekosuzu/index_n.htm
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