Path: ccsf.homeunix.org!ccsf.homeunix.org!news1.wakwak.com!nf1.xephion.ne.jp!onion.ish.org!news.daionet.gr.jp!news.yamada.gr.jp!news.media.kyoto-u.ac.jp!not-for-mail From: Yoshitaka Ikeda Newsgroups: fj.sci.physics Subject: Re: =?ISO-2022-JP?B?GyRCQCQzJjUsTE8kTjRWMGMkJBsoQg==?= Date: Mon, 07 Jun 2004 12:46:53 +0900 Organization: Public NNTP Service, Kyoto University, JAPAN Lines: 133 Sender: ikeda@4bn.ne.jp Message-ID: References: NNTP-Posting-Host: hkrbm175.tokyo-ip.dti.ne.jp Mime-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP X-Trace: caraway.media.kyoto-u.ac.jp 1086580001 6028 210.159.232.175 (7 Jun 2004 03:46:41 GMT) X-Complaints-To: news@news.media.kyoto-u.ac.jp NNTP-Posting-Date: Mon, 7 Jun 2004 03:46:41 +0000 (UTC) In-Reply-To: X-Newsreader: Datula version 1.51.09 for Windows Xref: ccsf.homeunix.org fj.sci.physics:803 takehiro yanagiさんのから >池田尚隆君(東京理科大学理工学部電気電子情報工学科:金子研究室) >は以前にも顔を出していましたが、先ず http://ggm.to/ >「法則の不変基礎(慣性配分の原理)」の最後に「◇まとめ」の項を >設けておいたので、それを見た上で議論して下さい。 Webで発表している人間を相手にするのは、ちょっと面倒だ、という事実を否 が応でも思い出しました。論文という形だとある日の時点でその人間が主張し たことってのは、変更のしようが無いんだけど、Webだといつのまにか、どこ かが変わっちゃってることがあるんですよね。批判していた内容がいつのまに か取り込まれてたりなんかすると目も当てられない。 #と、某暗号を解読した際に師匠もおっしゃってた。 で、複数の慣性系が平等だってことは、相対性原理ってのは正しいってことで す。 まとめの、第2パラグラフの下から3行目、 (ここから引用 http:/ggm.to/) > ちなみに、三体関係では、運動の相対性と座標系の性質(時空数学原理)が >あいまって速度基準の堂々回りが生じ、速度基準の唯一の設定(選択)が >反故になる。このとき、各一つの物体に複数の速度が付与されてしまうこと >に注意せよ。 (ここまで引用 http:/ggm.to/) そもそも、速度基準という言葉の定義が変なわけです。 http:/ggm.to/でも速度基準という言葉は定義されていません。 ここでは、それらしく考えるためにこうしましょう。 ある力を受けていない質点にベクトルVを与える。これを速度の基準とする。 ここで、Newton力学は正しいと仮定します。つまり、F=maが成立しています。 このとき、三体関係に速度基準の堂々巡りも生じず、ひとつの物体は単一の速 度を持ちます。 話をわかりやすくするためとりあえず速度の基準として与えるベクトルVを0と しましょう。 http://web.archive.org/web/20030604034707/http://www.ggm.to/ggm/image4.jpg を図1 http://web.archive.org/web/20030604034707/http://www.ggm.to/ggm/image5.jpg を図2 とします。これは、昔のアーカイブであって、もともとhttp://www.ggm.to/に 記述されていたものです。 ここで、図1について書けばAの速度を0として、BはV_AB CはV_ACで運動してい ることがわかります。 さて、図2ではBとCを速度基準としようとしています。 B及びCの速度を0としてAの速度をBとCをそれぞれ計算すると、V_BA V_CAとな り、これが柳氏が速度基準を同時に二つ取れないとしている理由となっていま す。 ところが、図1に舞い戻りましょう。 BとCの間の速度というのはここでは0ではありません(V_AB≠V_ACとします)。 つまりV_BC=V_AC-V_ABなわけです。 ところが、図2で両方を0にする、すなわちV_BC=0にしてしまっています。 実は、ここで矛盾が生じしています。つまり、この図1,図2から言えること は、 「相対速度0でない運動をどの慣性系に置き換えても相対速度は0とならない」 ということを言ってるだけということになります。 ちなみに、V_AB=V_ACであった場合は、 V_BA=V_CAになり、速度はやはり唯一のみ持つことがわかります。 >池田尚隆 2004年5月17日〜6月5日 wrote: >>新しい概念を導入する立場の人間は、その概念が何故必要かの >>説明責任があるとおもうのですが。 > >当たり前、そうでなければ論文にならない。そもそも、 >その様なことさえ君は知らないから、否定の的になっている >旧理論を使い、我々の新理論に反論(?)できるのでしょう。 間違ってるものに間違ってると声を上げる権利は誰にでもあるし。 新しい概念を導入する理由をいくら書いても、その理由が間違ってたら、 それは導入する必要が無いってことですよね。 >>…自転の影響は日や時間を変えれば公転の影響 >>と足されたり引かれたりするわけで、そういう「差」は存在しない >>というのも、結論のうちの一つに入っています。 > >だから、君は論文の何たるかも理解できていないのだ。M&Mが >実験装置を回転させたのは、地球の自転を考慮しているからだと >我々が説明しているでしょう。君には、新たな事柄に対応する能力が >欠けているのです。 実験のときには考えたけど、結論としては影響は無いので考える必要はなかっ たってことですよね。実験のときどう考えたか、なんてのはどうでもよくて、 結論として、影響しないことがわかったわけです。 なんで、書いてるかって? 「自転のことを考えてないからこの実験は誤りだ」なんて人が出てくるからで すよ。 >>だから、別に実験結果に対して自転の影響など考える必要は >>ありません。*何故なら自転は影響しないからです*。 > >だから、自転が影響しないことが問題になっているのです。君自身、 >何を言っているのか分かっているのですか。 自転が影響しないのは別に問題ではありません。 それはそれで受け入れればいいじゃないですか。 >>まあ、一般には三体問題というはずですが、三体関係でも >>かまいません。 >>…三体関係を解く問題が三体問題ですが何か?… >>…これらに対する反論を期待しています。 > >君が、「三体関係」の意味が分かった上で反論しているのなら、 >その三体関係の意味の概略を書いて下さい。なお、三体問題については >「とある人」が【2004年5月23日、件名「アホか…、こいつは」】で >説明していますから必要ありません。 「三つの慣性運動を行う物体の運動の関係」 だと認識していますが、そうじゃないのですか? そもそも、あなたの書いている、 「三つ以上の物体の関係」 っていう、「関係」があいまいすぎて意味不明です。 >それから、次の二件の質問に答えて下さい。 >一件目。君は、慣性運動を前提にしているのか、 >それとも相対静止を前提に議論を展開しているのか、 >どちらか明確にして下さい。 慣性運動を前提にしています。 >二件目。相互作用を考えない理想的な状況において、 >一般に物体同士は相対静止しないことを知っていますか。 この場合の相対静止ってのが意味不明ですが、 多くの運動体のなかから二つの運動体をとったときに、 その相対速度が0であることはありえます。 -- Yoshitaka Ikeda mailto:ikeda@4bn.ne.jp