投資でよく出てくる”自己責任”なる言葉
証券会社が何か商品を勧めたときにそれにリスクがある場合
必ず最後に「投資は自己責任でお願いします」と言いますね。
つまり、”自己責任”なる言葉はリスク商品を勧められた側が
リスク事象が生じたときに文句を言って来れなくするための
殺し文句に過ぎないってことです。
昨今の”自己責任”論が流行ってますがあれも同じです。
リスク事態に遭遇したときにそれを管轄する当局の責任を
回避するために使われる非常に都合の良い言葉だってことです。
これは当局側が使った場合にそうだということであって、一般
国民が使う分にはその限りでありません。要はリスクを生じさせた
責任は一方にだけあるのでなくどちらにもあるのにその利害関係者
の片方が”自己責任”云々言って自分たちに対する責任追求を
免れている点も見ておく必要はあるでしょう。
日本人ってのはすぐに一方的にものを見てしまう傾向がありますけど
こういうのはどちらにも原因があるのだから世論が片方への責任追及
に向かったらバランスをとって政府への責任はなかったのか追求する
メディアがあっても良いと思います。
我々は政府を好意的に見ていて裏で金を使ったり何なりして解決したんだ
と勝手に思い込んでいますけど、実際はそれほど動きは取れなかったよう
ですね。そこらへんの情報も顕わになってないのに勝手に良心的に解釈
して政府は人質救出のために我々が想像していたような大立ち回りを
してくれたんだと思うのはあまりにお上意識が強すぎるんじゃないかと
思います。
ここらへんをもっと国会で追求すべきですね。実際、救出劇で日本政府は
どう動いたのかを。多分、右往左往してほとんど動けなかったんじゃない?
それが意外に実態だったりして。
つまりは、小泉さんはものすごい強運の持ち主だということです。(笑)
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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