いよいよ最終巻です。今までいくらつぎ込んできたか、考えたくないです。
全部のケースを並べると、いくらコンパクトな設計でも、やはりかなりのスペースを
占有しています。全集物のボックスタイプに比べたら、何となく収まりが悪いな。LD
は、一枚一枚はかなり薄いが、面積があるのでまとまるとやはりかさばる。どうにか
ならないものかな。
今回の第13巻は、予約特典なのか、今までのおまけのトランプを収める箱と、箱に入
れない場合のクリアポケット形式のカードフォルダが、付いていた。でも、結局使わ
ないんだろうな、自分は。トランプは、売るつもりではありませんが全部未開封で
す。

全話見終わって、やるせない思いに駆られた。

第49話
ジェネシスは撃たれたら防ぎようが無い。プトレマイオスクレーターの地球軍基地は
艦隊ごと消滅。狙われるのは分かり切っていたのに、参謀本部は何をしていたのだろ
う。無能の集団だ。
クルーゼの駆るプロビデンス、何となく、ターンXの原型はこれではないかと思えて
しまう。
ビットが良く動いている。そう言えば、フラガのメビウスゼロもそうなのだが、アレ
はどうやって操作しているのだろう。扱うには高度な空間認識力が必要だと言うが、
と言う事は、まさか一つ一つを操縦しているのか?
今までがんばってきたが、アストレイ娘は人知れず撃墜されてしまっていた。見せ場
が、無く、である。切ないのぉ。
遂にカガリまで種がはじけた。結局のところ種がはじけるって現象は、特別なコー
ディネータとされているキラの特殊能力と言う事ではなく、火事場のバカ力なんだろ
う。格好良く言えば、和月先生の打ち切りマンガの用語を借りれば、コンセントレー
ションワンだ。訓練や環境次第で誰でも会得できる精神状態で、しかしやはり個人差
が生じ、だからコーディネータのキラが最初に会得し、キラに引っ張られる形でアス
ランが会得したのだろう。DVDのパッケージに付いている解説でも、言葉は違うがそ
のように語られていた。結論としては、特別なコーディネータと思われていたキラ
は、完成体と思われていたキラは、実は失敗作なのだろう。失敗作故に幸せを手に入
れたように思える。ヒビキ博士は浮かばれないかもしれないが。
アズラエルがトチ狂ってしまった。兵器メーカーの営業マン(?)ならば、兵器が継続
的に売れなければ困るだろうに、なぜかコーディネータの殲滅を画策している。完全
勝利で戦争が終わったら、次は誰と戦う。現在のアメリカが、何かにつけて軍事行動
を起こしたり起こしたがったり、常に火種を残す形で和平工作をするのは、ひとえ
に、兵器メーカーに便宜を図っているからだそうな。アズラエルは、その逆をしよう
としている。きっと、コーディネータに対して、尋常じゃないくらいのねたみで精神
がむしばまれていたのではないか。
アズラエルがトチ狂ってしまった。バジルールお姉様のきれいなおみ脚を撃ち抜いて
しまうとはっ。無重力なのに、ヤツの射撃の腕前は侮りがたし。
ドミニオンのローエングリンの前に、フラガ撃墜。好きな女を守って散るのは男の美
学、が、残された女にしてみればたまったもんではないんだろうな。

第50話
自分が討ち取るべきライバルだったはずのフラガが、来て見れば、既に撃墜されてい
たのを知ったクルーゼ、さてヤツは何を思う。残念そうに見えた。
薬物少年隊は、あんなにがんばったのに、次々と撃墜された。そのうちの2機はイ
ザークというのは、意外だ。アスランと比べると、ディアッカと一緒でコーディネー
タとしては割と普通な方で、乗っているMSもバッテリー駆動で限界の見えてる機体。
確かにパイロットも機体も電池切れ起こしているようだったが、冷静に処理したイ
ザーク、案外ヤツはすごいぞ。
フレイの存在に気付いたキラ、ランチに近寄らんと、距離を取った方が良かったので
はないだろうか。最初のビームは防いだが、油断大敵、ビットのビームに見事蒸発。
お約束(?)の幽霊との対話、アレはホントにフレイの残留思念なのか、それともキラ
が勝手に作り出した幻覚なのか。後者だったら、なんてご都合主義だろう。
父上の死に立ち会うハメになったアスラン、強く生きるんだぞ。ヤキンの司令部を結
果として制圧したが、ジェネシスはもう止められないようだ。ところで、この状態
で、ジェネシスのフェイズシフトを切れなかったのだろうか。フェイズシフトさえ切
れれば、はぐれ艦隊の一斉射で外から破壊できただろうに。
地球軍は艦隊のほとんどを失い、プラントはジェネシスとザラ委員長を失い、両軍と
も決定打を欠いたから停戦か。火種がしっかりと残っている。

映像特典
 AFTER PHASE 星のはざまで
要するに"その後"何だけど、自分的にはどうでもいいような気がする。蛇足だ。
 LINK 〜この時代(とき)の中で〜
キラ編とアスラン編とカガリ編とラクス編とあるが、要は、総集編。それぞれのナ
レーションで展開するので再編集とは言い切れないが、新作画でもない。これもどう
でもいい話に思える。
 ノンテロップオープニング&エンディング
これを収録するのはお約束だろう。自分にとってはどうでもいいが、なのに、もしも
これが無かったら寂しいだろう。
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大島 敬行     ooshima@janis.or.jp
よかったら見てね   「梨の観察記録」
http://www.janis.or.jp/users/ooshima/