2003-2004ショーシーズンも終わろうとしているが、
今年度からCFAで採用された Veteran Class は、
結局どのクラブのショーでも開設されなかった。
# ベテランクラスとは、7才以上の血統猫で、
# 本来はチャンピオンシップかプレミアシップに出陳の資格がある猫のために
# 特別に設けるクラスで、
# このクラスに出すと他のクラスには出陳できなくなる。
# 審査ではすべての猫に1席のリボンがつくだけで、
# 後はファイナルでベスト5またはベスト10が表彰される。
# 要するに、老齢の血統猫のための「ハウスホールドペットクラス」みたいなもの。

まあ、当然だろう。
カウントされないので、年間のアワードには無関係だし、
開かれたとしても出陳者は少ないだろう。
クラブはファイナル用のロゼットを用意しなければならないので開けば負担が増える。

もともとの趣旨では、
ショーや繁殖を引退したような老齢の猫でも素晴らしい猫がいるはず
というようなものだったはずだが、
よほどよい猫なら、チャンピオンシップやプレミアシップに出してもよいので、
正式な成績にもならないならあまり開設する意味はない。
もし、ハウスホールドペットのようにリージョンのみでカウントするのなら、
どのクラブのショーでも開設しなければやはり開く意味がない。

アメリカではどうだったのだろうかと思うが、
そもそもカウントされないので結果がわからない。

結局、ただ騒いだだけに終わったという印象。


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March Hare <marchare@credo.jp>