『お馬鹿さんを解剖す』第三部 Re: 構成要件という言葉の疑問
SUZUKI Wataru wrote:
>
> 要するに、「日本の犯罪論の主流である構成要件論というのはそういう理論
> である」とただそれだけのことだと
ここまでが『お馬鹿さんを解剖す』第二部。この馬鹿に一つだけ注意して先に進
もう。この馬鹿は「『日本の犯罪論の主流である構成要件論というのはそういう
理論である』とただそれだけのことだと」とか言って誤摩化しているが、誤摩化
しであろうと無かろうと、語ったことには議論としての責任は負ってもらう。
この馬鹿は原投稿者を含め、誰もが問題にしていない「構成要件論」を取り上げ
ている。その理解も、100年前に唱えられた主要な学説の語りをコピーのよう
に言い回しまで真似ているだけだが、それは置いておこう。一万歩譲っても、
「構成要件論」が「そういうもの」(意味不明だが)であれば「構成要件」自体
を語らずとも「構成要件の概念内容」の問題に答えたことになる、とするのは誰
が見ても誤りではあるまいか。
> (じゃあ、なぜ構成要件論が生れたのかって話をするなら、罪刑法定主義の徹
> 底のためということにはなります。
> だから構成要件を重視するのは、直接には犯罪論体系が構成要件論を基盤に
> しているからだけど、結局突き詰めれば罪刑法定主義を重視するからという
> ことになります。
この「罪刑法定主義を重視するから」構成要件の考え方が採られている、とする
点は間違いではない。しかし、ただ重視すると言っても「どうすること」が重視
したことになるのかが語られない以上、分かってしゃべっていることにはならな
い。ぼくの考えは別の機会にする。馬鹿に下手に真似されても困るから。「鳴り
物入り氏」の馬鹿ぶりを十分拝んでからにする。(笑い)
そればかりではない。「構成要件論がなぜ生まれたか」等ここでの問題ではな
い。そんなことは2・3年生の学生の方が分かっている(笑い)どうしても、的
外れな「構成要件論」を語りたいのであれば、それこそ、どこかでは「構成要件
(自体)とは何か?」がどこかに答えられていなければならないのである。それ
が無いのは知らないからであり、構成要件「論」自体の理解も未熟で有ることを
意味する。
> ただ、構成要件論以外では駄目ってわけではないので、罪刑法定主義を重視
> しつつも構成要件論を採用しなければ、「構成要件」という概念自体がまっ
> たく無用ということに「も」なります。
面白いことを言ってますね。何が「駄目ってわけではない」のかね?「駄目」か
どうかを決める基準はなんなのかね?200年前のドイツ刑法理論を上手に輸入
し真似るか真似ないかってことかな?この馬鹿はなんにも分かってない。簡単な
ことだよ。全ては日本の刑法の解釈ただそれだけがよりどころ。ぼくの解釈によ
る論拠を示すのは別の機会。お馬鹿ちゃんの馬鹿ぶりをもっと拝んでからね。何
度も言ってごめんね。(笑い)
もう一つ。「罪刑法定主義を重視しつつも構成要件論を採用しなければ」って
あ〜た、自己矛盾じゃないのよ!罪刑法定主義を重視するんであれば構成要件論
を採用しなければならなかったんじゃないのかね?(笑い)この馬鹿は自分の理
解の届かない所に達すると、構成要件論が犯罪論の中核に位置する程の重要なも
のだ、みたいなことをほざいていたにもかかわらず、決まって次のような逃げ口
上をたれる。
> しょせん構成要件論は、理論的な一つの到達点にすぎない。
> 勿論、理論的に優れている(と考える人が多い)から支持を得ているのだけ
> れど。)。
これこれ。結局この馬鹿は何が言いたいんだろうね?われわれはこんな馬鹿に何
も言っては欲しくないんだけども。(大笑い)
ちょっと戻る。重要だから。この馬鹿はこう言っている。
「罪刑法定主義を重視しつつも構成要件論を採用しなければ、
構成要件という概念自体がまったく無用ということに
もなります。」と。
ここにはこの馬鹿の誤りを正す重要なポイントが示されている。すなわち、「構
成要件論を採用しなければ、構成要件と言う概念自体がまったく無用」とし、
「構成要件という概念自体」の存在を肯定しておきながら「構成要件という概
念」を一切語れない構成要件論などこの世に存在するのであろうか?結局、この
馬鹿は「ことば」としての構成要件を言っていたのである。「構成要件」という
言葉を使っての議論あるいは論理化を「構成要件論」として捉えていたことがほ
ぼ明らかになった。(重要な註*)だから、この馬鹿には自ら語る、「構成要件
と言う概念」など語ろうにも語れる筈が無いのである。
ところで、こんな馬鹿にだけ関わるんではニュースグループの質を下げることに
なるからこの馬鹿とは一時お分かれして、
・罪刑法定主義の徹底
・輸入構成要件論の不採用(刑法と刑法の基礎理論のみ前提とす)
・新たな犯罪論(これまでの優れた点は依然採用)
・一般構成要件からの犯罪構成要件の採用(従って輸入構成要件概念否定)
これが今の刑法学の常識である。つまり、これはこの馬鹿に合わせた言い方をす
れば、犯罪論を、罪刑法定主義を重視しつつも、輸入構成要件論を採用せず、
従って従来の構成要件概念を無用とし、新たな「犯罪構成要件」概念によって説
明する手法に他ならない。
馬鹿の話に戻ると、しかし、以下、馬鹿の戯れ言はもはや不要のためカーット!
かったるい!馬鹿イビリはここまでにしましょうね。(笑い)
(重要な註*)
一点だけこの馬鹿を擁護しよう。比較的忠実に100年前の教科
書は読んでいのではないかと思うから。本当に理解することとは
無縁のこだわりとでも言おうか、言い回しや言葉を真似るその傾
倒ぶりには頭が下がる(笑い)。ただ、欠点は、団藤重光博士に
代表される100年前の主流的学説の言い回しを無批判に受容し
根拠の薄味を輸入ドイツ理論で補い加味したものであることに気
付かないまま今日に至った点である。
団藤理論は、さすがに構成要件を「定型」あるいは「構成要件的
定型」とは言っているがそれは「構成要件」という「ことば」そ
のものに近いものであって、各則条文自体とどう関わり、それが
どう異なりどこが同じなのかには、ついに言及することは無かっ
た。「内容」は?と尋ねられると、「それは、各論の解釈による」
と言うのみであとは、判例の集積に待つ、としたのである。この
内容の無さは彼の各論の味気なさに如実に現れている。
ただ、それには彼なりの理由があった。ここではこれには触れな
いが、読者はそれを読み込まなければならない。本当に傾倒する
のであれば。多くはそれができずに、盲目のまま追従することに
なる。従って、このような馬鹿が生まれるのも無理からぬことな
のである。
『お馬鹿さんを解剖す』第三部終了
全部終了
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みんなのケンちゃん
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