しかし、いまだにこんな事で揉めている人たちもいるんですね。

http://www.shinmai.co.jp/kensei/
$ 県会総務委 義援金めぐり紛糾 他の審議 採択に進めず  12月18日(土) 掲載 
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$ 県会総務委員会は十七日、新潟県中越地震の被災地への県の支援の在り方を
$ めぐって審議が紛糾した。
              :
$ 被災地支援のため県が集めた義援金の使途について、職員が被災者に直接
$ 届ける「物資」にこだわる県側と、そうした方法が現実には不可能として「現金」
を
$ 送るよう勧める委員側の主張が平行線をたどり、三日間の総務委で連日、審議。

$ この日、石坂千穂委員(共産党)は「義援金が一刻も早く現地に届くことが最優
先。
$ この辺で切り替え、もう、お金か物資かの論争はやめてほしい」と求めたが、松林
$ 憲治・経営戦略局長は「より具体的な支援を期待している被災者の方々に喜ばれ
$ るものを(送り)、県として助けたい」として譲らなかった。

 どうしても「モノ」を送りたいという気もわからんではないが、
 何をどこからいくらで買うかという事を一存で決めたい御仁
 の思惑が見え隠れしているところが、あれですな。
 なんといっても、くだんの県では公用車買うときに「車種は
 トヨタのランドクルーザーでグレードはこれで、オプションは
 これで、これこれの特別装備もつけていくら」って、販売
 チャネルを特定するようなものを「入札」と呼ぶそうだから、
 支援物資の購入先の決定も同じような「入札」がされるんで
 しょうか?
 それとも、例のデザイン変更問題のように、誰かの「働きかけ」
 で決定されるんでしょうか?まあ、結果は同じなんでしょうが。

 そもそも、彼らの関心事が「送る」の方じゃなくて「買う」ことに
 あることがよくわかる報道も、一方でなされていますね。
 同じサイトに。

$ 中越地震 千曲の中学生託した物資 県庁に1カ月放置(12/18)
$ 千曲市戸倉上山田中学二年四組の生徒三十七人が、新潟県
$ 中越地震の被災者に届けようと県に託した支援物資が、県庁の
$ 地下駐車場に一カ月近く放置されたままになっていることが十七日、
$ 県会総務委員会で明らかになった。物資を詰めた箱の一つには、
$ 生徒全員が書いた励ましの手紙が入っている。
$ 委員から姿勢を問われた県経営戦略局の松林憲治局長は謝罪せず
$ 県の取り組み方針などを説明。こうした対応に委員からは「子ども
$ たちの心を踏みにじる行為だ」と批判が相次ぎ、委員会は紛糾した。

 一方で、物資・物資と喚きながら他方で支援物資を放置かね?
 結局、モノを送っても、被災者のニーズに合うか、被災者しか
 わからないんだから、モノを送っても無駄だというのは、
 それはそれで、もっともな意見ですな。
 だったらなんで、義援金は何が何でも勝手に「モノ」に変えてから
 送らなければならないのか、さっぱりわからん。
 同じ人物が、同じ日に答弁しているんだから、そこには何か
 一貫性がもう少しあってもよさそうなもんだが。