SEEDのDVD第10巻、感想
とうとう第10巻に突入です。
37話
脱走艦アークエンジェルは、どうにもならずオーブへ向かう。
キラが生きていた事を知ったカガリは、喜びのあまり勢いあまり、見事にキラを押し
倒してしまった。親が見ていたら泣くぞ。
とらわれの身フレイ、少女の前で余裕しゃくしゃくのクルーゼたいちょ、銃を持たせ
ているなんていくら何でも油断し過ぎ、だが、撃てないような状況をうまい事作って
いるのはなかなかの策士。ああやって、かどうかは分からないが、陰で何人もの女を
堕としているに違いない。
ザフト軍の猛攻に、パナマはもはや風前の灯火。地球軍は、遂に虎の子のMS部隊を投
入。よりによって第13独立部隊だってさ。
ストライクダガー、基本性能はとても良さそうだ。ジンといい勝負だ、かなりまとも
なOSが乗っているのだろう。後は、プラスアルファの領域で、詰まりはパイロットの
状況判断力だろう。フォーメーションはかなり訓練したのだろう、初陣のぎこちなさ
は見えないようだ。
ザフトは、グングニールなる兵器を投入。これは電子部品のみを破壊する電磁兵器
で、非殺傷兵器と言える。非殺傷兵器は、人を殺さないから人道的と言えるだろう
か。兵器である以上、人道的なんて言葉はまやかしである。ザフト軍は、戦闘不能な
兵器を兵士ごと爆破しているし、投降した兵士を直接射殺している。もはや最低限の
ルールすらない。だがグングニールは、まだマシな兵器である。
地球軍がアラスカで使用したサイクロプスは、地球環境を甚大なまでに破壊した。戦
争するなら人間どうして殺し合ってくれ、人間以外の他の生物がそう感じているかど
うかは分からないが、巻き添え喰っているのは確かで、地球その物に大きな被害を与
えるサイクロプスは、下品な兵器である。
グングニールは、サイクロプスのような下品さはない。だが、善い兵器でもない。
モルゲンレーテにてすっかり改修されたストライクを遂に受領したアークエンジェル
隊、何だかやる気満々のフラガが自分で乗ると言い出す。キラのフリーダムと模擬戦
だ、でもとってもなめられているぞ、どうするフラガ。
と、ここで今回の話は終わりだが、あの後どうなったのだろう。たぶん負けたんだろ
うな。
38話
考えてみたら、アズラエル本人は、ここでやっと初登場なのではないだろうか。名前
だけは前から出てたのにね。
以前から嫌々戦争協力していたカズィは、遂に艦を降りる決心をしたが、学生組では
自分だけなのを知ると、とっても後ろ髪を引かれてしまっている。サイはそれをたし
なめ、自分の人生を歩むように優しく諭す。サイって、人の上に立てる器になったよ
うに見える。
ブリッジでいちゃつくラミアス艦長とフラガ。フラガの強引なキスに、ラミアス艦長
なんと抵抗せず受け入れ態勢ばっちりだ。この時のフラガの顔、妙にお目々ぱっちり
で違和感たっぷりだぞ。フラガの顔は、元々はもっとあっさり系だったはずだが。何
も知らずにやってきた面々、二人の様子に赤面の野郎三人組。二人はどんな事になっ
てしまっていたのだろうか。(隠し金山へ続く)
オーブのために戦う決意をしたアークエンジェル隊、なのに、みんな地球軍の軍服を
着たままだ。地球の明るい未来のために戦う軍人としての決意か、それとも、単に服
が無いのか。その一方で、ディアッカはいつの間にやら私服だぞ。いつ手に入れたの
だろう。バスターのコクピットにしまってあったのだろうか、そしてそれを出してお
いてくれたのだろうか。
ところで軍服と言えば、制服の下に着ているTシャツ、丸首体操服みたいで何だか何
だか……。
オープニングには前々から出ていた3機の新型、やっとこさ実戦投入。アズラエルは
自信たっぷりで、一般兵の量産機をすごく見下しているようだ。これで戦果が挙がら
なければ、まさに、ザマァミロである。
どうやって持ち出したのか分からないが、バスターを持ち出し、ミリアリアの乗る
アークエンジェルを守るディアッカ。でも、新型を前にすると、ストライクにしろバ
スターにしろ、何だかとってもロートル感にさいなまれてしまう。まだまだ一戦で戦
える性能を持っているのに、色あせて見えてしまうので悲しい。
新型を相手に奮闘するフリーダム、そこへさっそうと現れたジャスティス。心の旅を
終えて、やっぱりキラの味方をしてしまうアスランだった。
それにしても、薬物少年隊のメットは、なんか変だぞ。アヒルみたいだ。あの出っ張
りは邪魔にならないのだろうか。
39話
自信たっぷりに乗り込んだはいいが、メンツを潰された形となったアズラエル、ザ
マァミロ。
前回の予告にあった、壊れたバスターのカットはどこにいったのだろう。
相変わらずクルーゼたいちょの部屋に監禁状態のフレイ、いつの間にかザフト軍制服
を着ているが、この着替え、監視されていたのだろうか。
今回のサブタイトルは「アスラン」。「キラ」の時にはディレクターズカットがあっ
たが、双璧をなすはずの「アスラン」には特典は無いのね。何だか少しさみしい気分
だ。
40話
アスランはキラと共に戦う道を選ぶ。
「死なせたくない」この台詞は今まで何度か出てきたと思う、これを聞く度に思うの
は、強者のうぬぼれではないか。自分が戦えば守りたい人が死なずに済む、戦わなけ
れば死んでしまう。戦争はそんなものなのだろうか。1stでは、一個人の働きで戦局
がどうとかなるような事は無いとウッディー大尉が教えてくれたが、実際はガンダム
一機の性能でひっくり返った戦闘がいくつも。ガンダム世界では、強者の「思い」は
うぬぼれではなく真実なのだろうか。
アークエンジェルとクサナギは、宇宙へ。愛し合う二機(二人)も、手に手を取り合い
宇宙へ。
カガリは衝撃の事実を知るのだが、もしこれがなかったら、キラと危うく近親相姦か
?記紀神話の色濃いオーブなだけに、話の展開上必要とあればそれも良しか?
(まぁ、そんな事にはならないけどね)
今回からエンディングが変わった。まるっきり出番が無かったはずなのに、ちゃっか
りミゲルがいるぞ。そう言えば、次回予告にもミゲルの写真がちらほら。そうなる
と、赤服なのに、顔を出す間もなく一話で散ってしまった「五人目」の立場は、どう
なってしまうのだろう。
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大島 敬行 ooshima@janis.or.jp
よかったら見てね 「りんごの観察記録」
http://www.janis.or.jp/users/ooshima/
お待ちかねの隠し金山。
ブリッジでいちゃつくフラガとラミアス艦長、どんなキスをしていたのだろう。
たぶん大人のキスをしていたに違いない、それはそれはディープなディープな。
更にフラガの股間をまさぐるラミアス艦長のしなやかな手。
もしかしたら、もう、エッチにまで至ってしまっていたとか。
ブリッジには、どこかに監視カメラがあるかもしれない。
この映像は後々どこかで裏取引されたりして。
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
GnuPG Key ID = ECC8A735
GnuPG Key fingerprint = 9BE6 B9E9 55A5 A499 CD51 946E 9BDC 7870 ECC8 A735