GONさん wrote...
Message-ID: <bsfd5j$161$1@news511.nifty.com>
> 何で生肉には関係ないのに全面輸入禁止みたいなバカな対処を
> やってるんでしょうか?

食肉加工の際に危険部位が混入している恐れがあるから(*1)。
今回、日本に限らず各国政府の対応は非常に迅速だったようですね。
さすがにもうどこの国も他国のBSE発生に対する対処には慣れているらしい。

もういっそのこと、日本と同等の検査をしていない国からの牛肉は全て輸入を禁止した
方が良いんじゃないでしょうか。国内需要や国際関係の面から言えば現実的には難しい
かもしれませんが、本来はその方が公平だし筋が通っていると思います。

# *1:朝日新聞、2003/12/26付夕刊「米のBSE正式確認 国際市場復帰へ壁」より
| 米政府は「感染源となる脳や骨髄などは取り除かれており、流通する米国産牛肉に問
| 題はない」(ベネマン農務長官)と、安全性を強調する。しかし、全米消費者連盟によ
| ると、最新式の機械を使っている処理場について農務省自身が検査した結果、集めた
| サンプルの牛肉の35%に脊髄組織などが混ざっていたという。

> ヨーロッパ諸国はそういった対処はやっていないようですね。

EUは牛肉の自給率が高い上、以前から別の安全上の理由(成長促進ホルモンの使用等)で
米国産の牛肉を規制していたために、もともと米国から牛肉はほとんど輸入していませ
んでした。なので、単に今回改めて規制する必要がなかったというだけの話です。

# 産経新聞、2003/12/24付「『注意深く監視』とEU 米でBSE感染牛」
# http://www.sankei.co.jp/news/031224/1224kei111.htm

> 問題のない牛が多数焼却処分されることに対して動物愛護団体は
> 文句を言わないんでしょうか???

まさか生きたまま焼き殺すわけじゃないでしょうから別にどうでもいいのでは。
動物愛護団体の皆さんが文句を言いそうなのは下記のような処分方法だと思われ。

# 中央日報(韓国紙)、2003/12/23付「【写真】生き埋めされる鴨」
# http://japanese.joins.com/html/2003/1223/20031223190932400.html

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中本徹也 (NAKAMOTO Tetsuya) @ HACHIOUJI City, TOKYO.
tetsuzou@pop02.odn.ne.jp