"ichiro,s" <aomimi16@poplar.ocn.ne.jp> wrote in message
news:br63vp$98j$2@nn-tk103.ocn.ad.jp...
> みんなのケンちゃん wrote in message ...
> >
> >"ichiro,s" <aomimi16@poplar.ocn.ne.jp> wrote in message
> >news:br0mjk$ijt$1@nn-tk102.ocn.ad.jp...
> >
> >残念ながら無理でしょうね。
> >
>
>
> 政治家個人の不法行為責任が問われたケースがないからといってのんき
> にしてはいられなくなるだろう、いや、きっとそうなる時代が来る、
> そうならなければいけない、と私は思う。そうでなければ、政治家とい
> うものは、まったく無責任な気楽な稼業に堕してしまうからである。
> 法人の責任者の責任の重さが重視されてきている昨今、国自体一種の法
> 人であるから、その運営の責任者が、場合によっては憲法や法例違反に
> 問われてもなんらおかしくはない道理である。
> したがって、国家賠償法に基づく訴訟の提起は不可能ではないと思う。
> 国会議員のリコールは面白いが、どうやって実現するのかな?
>

あなたの考えが間違っているとか妥当でないとか言うつもりはなく、ただ論客が束に
なって対峙するって言う場面でもないのに如何して「力(りき)」を入れられよう
かって考えてしまう性分なもんで、また、あなたの投稿は何故か知らず知らずのうち
に他人の「力(りき)」を押し買い(押し売りではない)してしまうところがあるよ
うで、対応に困ってしまうわけだ。いいかげんでいいなら楽なんだけどね。ただ、あ
なたは「馬鹿」GON程度の貧脳でないことを期待しつつやや詳しくなら申し上げさせ
ていただこうと思う次第なんだ。

(1) この問題をあなたほどの論客にモノ申し上げるからには本質(理論)=基礎
(理論)(初歩と言う意味とは逆の意味)的なことにも触れなければならないのはや
はりつらい。第一に、法的論議とそれ以外の政治的あるいは社会科学的論議とは一つ
どうしても違うところが有るということをあなたは意識されているであろうか。あな
た同様fj.soc.politicsには有能な論客が多いけれども彼等でさえ誰一人として明確
には意識しておらず、その意味ではただそれだけでも大きな議題となろうものをここ
で単なる或る主題の前提議論として扱わざるを得ないと言うようなぼくとしては不本
意な事柄にまず触れなければならない。

それは何か。それは、「こうあるべきだ」とされた場合にそれが叶わなかった時それ
に対するサンクションが後続し、ために実行有らしめられると言う関係にあるところ
の「こうあるべきだ」を語るものなのか否かの違いなんだ。前者が言うまでもなく法
的視点での議論で後者が政治的議論。もちろん法を語る場合にも、たとえば或る条項
が政治的美称とされたり単なる法的マミフェストとされたりあるいは取締規定である
にもかかわらず罰則規定がなかったりはする。この場合には法的議論とは言えども政
治的議論と大差なくなるということはある。しかし、それら以外では違反すれば国家
の刑罰権等のサンクションでいやがおうにも強制力で担保される。政治的議論にはそ
れが一切ない。ここは明らかに異なるところである。

ただし、如何なる法も改正の憂き目に会う代物に過ぎず、法をそのような性質のもの
として扱う限り政治論も法論も変わりがなくなる。あなたはこの最後の立場で議論さ
れようとしているのだろうか?もしそうならばお互いが価値観(広い意味)をぶっつ
け合うだけにとどまるであろう。そしてぼくはそれほど周到な議論を続ける意欲もわ
かないだろう。なぜなら結論つまり価値観は既にあなたとさして異ならないから。た
だそれが実効性がないかどうかの感想を述べるに留まるであろう。

(2) 以上とは異なり<実効性あるようにするには>、ということを願って議論す
る、つまり違反の場合にサンクションが発動することになるものとして語ること、つ
まり、裁判所からの強制という担保付の議論=法的議論と言うのであれば、あなたが
提示された問題に前回よりは詳しい意見を申し上げる心の準備はできている。あなた
自身はそもそも最初の意見はどういう意図で話されたのかをもう一度練り直してみて
はいかがであろうか。したがってぼくのリコール制の考えの提示はそれからでも遅く
はないであろう。

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みんなのケンちゃん

注)法と政治の狭間の問題なんて何にも分からない馬鹿GONが口はさむ前に進めなさ
いよ。(^-^)