"Yoshitaka Ikeda" <ikeda@4bn.ne.jp> wrote in message news:br5kqp$32l$1@nn-tk106.ocn.ad.jp...
> From <br4uth$4iv$1@news511.nifty.com> Written by GON
> >そうですか。しかし、そういった善玉のウィルスが繁殖してくれたら
> >そもそも悪玉のウィルスはこうも繁殖しないと思うんだけどなぁ。
> >
> >いまだにNGでさらしてるメールアドレスにSwen.A ウィルスが大量に
> >送りつけられてます。要は感染してるPCがいまだ所有者に気付かれずに
> >送り続けているわけです。そういうPCに善玉ウィルスが感染して、悪さを
> >している悪玉ウィルスを駆除してさらにパッチを充ててくれればこんなにも
> >蔓延してないのかもしれません。
> >
> >つまりは、悪玉ウィルスをやっつけてくれる善玉ウィルスをネット上に
> >放出すれば自ずと悪玉ウィルスは駆逐されるだろうってことです。
> 
> 私がウイルス作者なら、
> その善玉ウイルスを入手した上で、善玉ウイルスを駆逐する悪玉ウイルスを
> つくろうと考えますが。

いたちごっこというのはわかりますが、要はウィルスに対して簡単に感染してしまう
ような類の人に対しては、水際防衛なんて言っても無駄だってことです。

そういう類の人は恐らくはWindowsUpdateなどやり方すらわからないでパッチなんぞ
充てていないだろうと思うし、ましてやウィルス対策ソフトなんて入れてないでしょう。
それでウィルスには簡単に感染してしまうんですから、逆にそれを逆手にとって
ウィルスの感染力を利用してウィルスを退治する、あるいはウィルスに対する抵抗力
を強めるパッチを充ててしまえば今ほどの被害の拡大はないんじゃないでしょうか?

ウィルスというのはまさにネットワーク生物のようなものですから、同様な生物の機能を
有する抗体ウィルスというのもあっても良いんじゃないかと・・・

ところで話は変わりますが、生物の定義について、「生物とは何ぞや?」という根本的な
問題が実はネットワークウィルスの形態の中に象徴されているような気がしてます。
つまり、生物というのはそれが存在する環境であるネットワークの存在と、その環境と
相互作用しながら進化し自己増殖する機能が備わっていれば生物と言えるのでは?

悪玉のコンピューターウィルスの増殖を抑えるには、何らかの数理モデルを作って
ある種の抗体ウィルスを放ったらどのように駆逐されるかをシミュレーションしてみたら
良いのでは?

要はパッチを当ててないようなPCがネットワーク上にどの程度存在し、そのうちウィルス
に感染する確率はどの程度なのかを過去のデータから調べてそれに基づいて数理モデル
を作っていろいろシミュレーションしてみたらインターネットという1つのネットワークを健全化
する特効薬、あるいは抗生物質が作れるかもしれません。それ自体が研究分野になるかも。