フレームサイズ
こんばんは、立花@鎌ヶ谷市です。
12月号の UNiX Magazine で、低価格スィッチの性能測定という
記事の中で中継できる最大フレームサイズてのがありまして、
1台が 1522bytes である以外はみな 1536bytes まで転送できる、
というのがありました。
802.3 でも DIX Ethernet でも、データフィールドって最大 1500bytes で、
802.1Q の VLANタグがない場合で 1518ytes 、VLANタグがついた場合で
1522bytes だったと記憶してるので、そうすると 1522bytes までしか
転送できないって方が正しいんじゃないかなぁ、と。
そう思って Google で探してみると、最大フレームサイズ 1536bytes と
いうスィッチって多いですね。
1536bytes に何か根拠があるのかな、と本を読み直してみたり、Google で
探してみても、出て来たのは
(1)長さ/タイプフィールドの値が1536(=0x600)以上はタイプフィールドとして扱う
(2)RFC895 によると、Experimental Ethernet でのIPデータグラムの最大長は
1536オクテット
くらいでした。
(1)はデータフィールドの長さについてなので、なんぼなんでもこれを
フレームサイズとは混同しないかなぁ、と思ったりします。
そうすると、(2) の最大長が活きちゃったんですかね。
RFC895 と同様の内容の RFC894(こちらは通常の10BASE5に対して)だと
IPデータグラムの最大長は1500オクテット とちゃんと書いてありますけど。
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tati@kc5.so-net.ne.jp 立花 晃@鎌ヶ谷市
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