Path: ccsf.homeunix.org!ccsf.homeunix.org!news1.wakwak.com!nf1.xephion.ne.jp!onion.ish.org!onodera-news!Q.T.Honey!ngate01.so-net.ne.jp!news-post.so-net.ne.jp!not-for-mail From: Keita Ishizaki Newsgroups: fj.rec.animation Subject: =?ISO-2022-JP?B?GyRCJVclaSVNJUYlOSEhGyhCUGhhc2U=?= 3 Date: Sat, 18 Oct 2003 23:47:25 +0900 Organization: So-net Lines: 140 Message-ID: NNTP-Posting-Host: p297681.kngwnt01.ap.so-net.ne.jp Mime-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP X-Newsreader: Datula version 1.51.09 for Windows Xref: ccsf.homeunix.org fj.rec.animation:713 石崎です。 プラネテス Phase3『帰還軌道』について雑感など。 週刊モーニングを偶々読んだら丁度プラネテスが掲載されていました。 既にデブリ屋じゃ無くなっていたんですな。^^;;;; ■宇宙世紀になっても保険屋は健在  始末書を書く羽目になったタナベ。  ハチマキに書き方を聞くものの、いい加減なことを言うハチマキに、そんなん じゃ女の子にもてませんよと言うタナベだが、ハチマキは見てる女は見てると言 い、その発想に呆れる。  そこにあなたのことを見てましたと現れる美人女性。だが、それは保険屋。  保険の勧誘って宇宙にもあるんですねと驚くタナベに差し出されたのは、1年 に1度社員が書かされる遺言状。遺言状を書かされるこの時期は、保険屋にとっ ても稼ぎ時という訳なのだった。 # 宇宙空間は死と隣り合わせなだけに当然それ向けの商品も開発されて来る訳で。 # でも、保険の勧誘のおばちゃん(お姉さん)って、外国でも日本のそれと同じ # 様にあるんだろうか? # 美人の保険屋のお姉さんに声をかけられ、青年誌を裏返しにしているハチマキ # に苦笑。 # 課長補佐が保険屋さんに差し出されたのはケーキ。この手の保険屋さんがくれ # る物って、会社から営業員が購入する物なので、随分と太っ腹な気も。 # 0Gブロックにも宇宙服姿で現れ、慣れた様子で噴射して移動しながら保険の # 勧誘をいているおばちゃんという場面には苦笑。 # 三ヶ月だけと保険屋に迫られているのはチェンシン? 新聞じゃ無いんだから。 # ラヴィと課長補佐が保険に入らされないためには見ざる言わざる…(日本でし # か通用しない話だと思うけど)の話をしていた、男子トイレ。便器の横のホー # スは手すり同様無重力の時に使うのかと思ったら、ラヴィは重力があるのに使っ # てましたが…。 ■男女の友情など信じない  遺書に何を書いたら良いものか悩むタナベはハチマキの理想の宇宙船を描いた 遺書を見て唖然。この遺言状を見たら皆悲しみますよと猛然と抗議し、書き直さ せるタナベだが、ハチマキはそれを聞くとその上に「Good Luck」と書いてよこ す。  食事時、同期相手にそのことをぶちまけるタナベは、リューシーに愛だね、そ れはと言われてしまうのだが。 # 「お父さんへ。葬式にロックは似合わない」と書きかけていたタナベ。父がそ # う言う趣味なんでしょうか。 # ハチマキの遺言状は、パーツ毎に会社を指定した宇宙船の絵。死んだら、作っ # て欲しいとでも思っているのだろうか。 # リューシーは何でも愛に結びつけてしまうらしい。男女の友情は信じないそう # で。そんなものなのかな。 ■大切なのは愛  大事なのは遺言状に何を書くのかでは無く、死ぬかもしれないということを意 識することだと言うフィー。  ハチマキに再度遺言状のことを相談するタナベ。両親や大切な人に何を残すの かを悩んでいると言うのだ。そこに保険屋のお姉さんが再び現れ、やっぱりお金 でしょと言い、ハチマキは説得されそうになってしまうがタナベはそんなの違い ますと言う。  保険屋に何を残すのかと言われたタナベは愛ですと断言し、ハチマキに或る意 味凄いと呆れられてしまう。 # 他課の課長のインコを預かっていたユーリ。あのペット達はステーション内の # 動物を留守中預かっているんでしょうか。 ■戻って来た棺桶  細かいデブリを多数回収する仕事をしていたハチマキ達に、フィーが残業を依 頼。彗星軌道を取っていたデブリが地球の引力に掴まってしまったのを研究機関 からの依頼で回収するのが仕事だが、そのデブリは2024年に宇宙葬の太陽系の外 へ向け射出された宇宙飛行士イブン・ファドランの棺桶なのだった。 # 太陽系を脱出した筈が、彗星の様な軌道を描いて戻って来ちゃったんですな。 # ^^;;;; ■妻子を顧みなかった男  遺族である既に年老いた娘の希望で、娘と話すフィー。  ファドランの娘は、父の遺体の様子を聞く。笑っていたと聞いた娘は、父が純 粋な宇宙飛行士であり、母と自分を殆ど顧みなかったこと、宇宙放射線病が元で 死んでも遺言状に自分と母のことを一言も書いていなかったと語り、宇宙葬をや り直して貰うように依頼する。 # この世界では大分前に宇宙葬が禁止になったらしい。適当に打ち上げると、新 # たなデブリの元になる危険性が認識されているからでしょうねぇ。 # 特例として認められている宇宙葬のやり直し。月面のマスドライバーから射出 # するらしいですが、また戻って来たりしないんでしょうか。えっと、太陽系を # 脱出するためには…。 ■宇宙は一人だけでは広すぎる  それを聞いたタナベは、お父さんを宇宙に帰しちゃ行けませんと言い出す。回 収した棺桶をトイボックスの外へと持ち出し、後を追いかけて来たハチマキと ユーリに、近づいたら棺桶を地球に投げ捨てると脅迫。タナベの行動に馬鹿だと 言うハチマキ。  だが、タナベはそのファドランが後悔している。地球に奇跡的な確率で戻って 来たのは地球へと戻りたいと思っている。家族の所へ行きたいからだと断言。棺 桶の中に、何かが浮いていることに気づいたユーリが、映像を拡大してみると、 それは宇宙飛行士の妻と娘の写真。フィーはその映像を地球の娘へと送る。  私なら一人で死にたくない。宇宙は一人だけじゃ広すぎる。そう主張するタナ ベに、フィーは遺族が遺体を引き取ることにしたことを告げるのだった。 # 前のシーンでは「宇宙の危険性を認識させる」とかフィーが言っていたのです # が、本人はそんな気持ちはあまり無くて、今回もかなり無茶苦茶な行動に走っ # てしまいました。今回は結果オーライになったのですが、それで良いと言うも # のじゃ無いだろうという気が少し。 # ユーリはタナベの言う事に随分と同情的ですが、何か過去にあったんでしょう # か。公式ページの経歴も何だか奇妙な経歴を辿っていますし。 # 棺桶の中の写真で娘さんは気持ちを変えた様子ですが、棺桶に写真を入れたの # は奥さんであって、ファドランさんとは関係無い気も……。 ■お役所仕事は今でも  戻って来たタナベを待ち受けていたのは、遺体を地球へ降ろすための各種手続 きなのでした……。 # 宇宙世紀になってもお役所的手続きと書類の山は変わらないのでした…という # オチですか。この辺りにも微妙に未来と感じられる部分があると良かったので # すが。 ■次回は… 『仕事として』  お偉いさんの息子がやって来るらしいですな。  では、また。 -- Keita Ishizaki mailto:keitai@fa2.so-net.ne.jp