In article <blrr91$4bt$1@nwall1.odn.ne.jp>, (困)惑(当)惑 wrote:
>> >両者の差と、その結果生じる可能性の差において、
>> >私は発言自体を問題とする限り「擁護はあった」
>> >と考えています。
>> 
>>  「発言自体を問題」にする時点で、議論として極めてレベ
>> ルが低いということは弁えましょう。それは要するに、呪術
>> であり、扇動です。
>> 
>>  既に書いたとおり、「単語レベル・フレーズレベルで、ファ
>> ンダメンタリスティックに反応するのは、誉められた姿勢で
>> はありません」ということです。
>
>それは、例えば実態としての差がないのに両者が(字面上)
>異なる、という主張をする場合ではないのですか?
>
>実態として差があり、かつその差が問題である場合にまで
>適用されるとは考え難いのですが。

 実態の差とは、何と何の間のどのような差を指して言って
いるのでしょう。
 「差が問題」とは、具体的にどういう差のどのような問題
を言っているのでしょう。

 これらの点が曖昧で意味不明です。従って、Yes とも No
とも言えません。

>「主旨」と同様に「発言自体」の対極に位置する「(発言
>者の)意思」「説明」とはこれまでの投稿で私の主張に無
>関係なものとして何度か区別しています。

 主旨と発言自体の関係と、発言自体・意思・説明の関係が
不明確な状態では、これらをスライドさせてはいけません。
対極とはいったいどんな軸を取ったときの話なのでしょう。
なぜ二項関係が三項関係と「同様」なのでしょう。etc.
 端的に言って、意味不明です。

 従って、「同様に」でスライドさせるのであれば、この
関係を明示して下さい。
 でなければ、ここは何の説明にもなりません。

>また、「発言自体」という言葉ではありませんが、それを
>問題としている例は
>
>「(困)惑(当)惑」投稿 at
><blk9ko$2kpq$1@nwall1.odn.ne.jp> or
>news:blk9ko$2kpq$1@nwall1.odn.ne.jp
>(中略)
>> (困)惑(当)惑の反論:
>> ・説明を加えても発言がテロを擁護していることには
>>  代わりがない。何故なら石原氏の言に拠れば、通常
>>  常に為されてはならないテロが、相手によっては為
>>  されてもいいことになるから。
>
>などです。

 これは結局、(困)惑(当)惑氏が単語レベル・フレーズ
レベルの曲解をしているという表白に過ぎません。要するに、
<68ad8f876v.fsf@somwinh.msi.co.jp> でNISHIZAWA 氏が述
べた所の「間抜けた主張」を超えるものではないということ
です。

 ここで生じる「間抜けた主張」を何故にしなければならな
いかという疑問に対し、 <blrfep$1vg8$1@nwall2.odn.ne.jp>
において(困)惑(当)惑氏が主張したのは、「不用意な発
言」の「利用」への対抗です。が、「擁護した」と主張して
石原知事を批判しているのは(困)惑(当)惑氏自身であり、
それはまさに(困)惑(当)惑氏自身が「利用」していると
いう状態です。

 徒然草にも、狂人のふりと言って通りを走るなら、その者
は狂人であり、悪人のふりと言って人を殺すなら、その者は
悪人である、という言葉があります。

 つまり、100%(困)惑(当)惑氏の動機を認めても、現状、
実態としては(困)惑(当)惑氏が「不用意な発言」を「利
用」しているに過ぎず、その動機における目的達成は、完全
に失敗しています。
 こういうことになってしまうのは、挙げた動機自体が後付
けのものであるというパターンが、事例としては多いもので
す。

 ついでに言えば、下記に引用する通り、「何故なら」以後
の内容も誤りです。

In article <bljnkl$ade$6@bgsv5648.tk.mesh.ad.jp>, 頼光 wrote:
> 誤り1:
> 「政治的背景によってはテロが正統化され得」ます。これは、ロ
>ベスピエールの事例によって明らかです。テロとは、そんなに単純
>に扱える話ではありません。

-- 
頼光 mailto:raikou@mug.biglobe.ne.jp
関心・専門分野:
 宗教学、歴史学、社会学、情報工学