2つのディレクトリをマージするコマンドはいろいろ存在します。例えば、
fj.sources に投稿された、
o Subject: syncdir 1.8 - Synchronize two directorys' hierarchies
  Message-ID: <YUUJI.97Oct4203713@crx.ae.keio.ac.jp>
o Subject: syncdir.perl v0.3
  Message-ID: <6iuhr0$eeb$2@kuee4.kuee.kyoto-u.ac.jp>
  参照 http://namazu.org/~tsuchiya/perl/syncdir.perl
と、
o syncdir(参照 http://oikaze.com/~tamada/Products/syncdir/) などです。

しかし、時間の新しいものだけを残したり、存在しないファイルのみマージするな
どです。

時間の新しいもののみ残してマージすると、いずれか一方でのみ存在していた、時
間は古いが重要な変更が失われる可能性があります。

新しく作成した、ここで説明する dirmerge コマンドは途中の版のファイルも残
してディレクトリをマージします。時間順にマージされたファイルは .01, .02 ま
たは .v01, .v02 というサフィックスを付けてマージされます。従って、時間順で
途中のファイルなどが失われることがありません。

・使用法
    使用法: dirmerge [-abcv] [-o] dir1 dir2 [dir3]

    -a .01, .02, .03 形式のサフィックスに振り直します。
    -b .V01, .V02, .V03 形式のサフィックスに振り直します。
    -c .v01, .v02, .v03 形式のサフィックスに振り直します。
    -v 処理しているファイル名を表示します。
    -o .Orig, .orig, .org, .old もマージの対象にします。
    dir3 の指定があれば、dir1 と dir2 をマージして dir3 に出力します。
    dir1、dir2 のみなら、dir1 と dir2 をそれぞれ同じになるようにマージ
    します。

・制限事項
    シンボリックリンクファイルやデバイスファイルなどレギュラーファイル以外
    はマージの対象になりません。

    シンボリックリンクファイルやデバイスファイルなど、マージ対象となる名前
    に含まれるファイルが存在する場合はマージが誤動作する可能性があります。

    本コマンドを使って重要なファイルが失われるなど、障害が生じても作者は責
    任を負いません。心配な場合は必ずバックアップを取ってから実行してくださ
    い。

・その他
    本コマンドは perl で作成されています。

    コマンドの内部で cp コマンドを使用していますので、UNIX 以外の環境では
    動きません。FreeBSD では動作しました。

・入手法
   ファイルは 
    ftp://ftp.koganemaru.co.jp/pub/FreeBSD/dirmerge.1.0.030713.tar.gz にあり
    ます。使用法はファイルを展開してその中の REAME ファイルをお読みくださ
    い。

    http://www.koganemaru.co.jp
    からもたどれます。

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(有)小金丸コンピュータエンジニアリングサービス (福岡県大野城市)
        小金丸 信幸 (Nobuyuki Koganemaru)
E-Mail: kogane@kces.koganemaru.co.jp
URL: http://www.koganemaru.co.jp