2003,8,13日経より。
  北朝鮮、6カ国協議で米朝不可侵条約締結を要求へ
  北朝鮮の外務省スポークスマンは13日、今月下旬に北京で開
  く6カ国協議に臨む北朝鮮の立場を表明する談話を発表した。
  米朝不可侵条約の締結を改めて要求するとともに、
  米国が対北朝鮮敵視政策を放棄しない限り、
  核抑止力も放棄できないと強調している。

  (1)米国の対北朝鮮政策転換の意志を確認する
  (2)「体制保証」などではなく、互いに攻撃しないことを
  法的に保証する米朝不可侵条約を締結する
  (3)米国が北朝鮮敵視政策を放棄する前の早期核査察はありえない
  ――などをあげている。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20030813AT2M1301213082003.html



《6カ国協議に早くも限界が見える。》

交渉にはハッタリがつき物だ。
北がどこまでこんなハッタリをカマして我慢できるかと言う疑問はあるが、
このままじゃ、解決など不可能だ。

6カ国協議に早くも限界が見える。

第一、アメリカが法的に体制保障などするはずがない。
アメリカは世界の不安定要因である北政権を此の際正常化することをにらんでいる。
このような北の言い分など議会が認めるはずもないことだ。

したがって、仮に北がこの条件で押してくれば、交渉などいくらやっても進まない。
強い圧力がかかることになるんだろう。


《将を仕留めんとすれば馬を射よ。》

戦国時代、武将の兜首を取れば大金になり出世も可能だった。
将を討とうとする場合、乗ってる馬を射ることが早道なのだ。

北の場合も同じだ。
北を料理しようとすれば、
北を担いでいる中国を先に仕留めるのが早道だ。

北に圧力を掛けることもさることながら、バックで尾を引く中国に照準を当てるべき
だ。
中国なくして北は存在などしない。
中国の援助が止まれば北はいよいよ苦しくなるのだ。
譲歩せざるを得なくなるだろう。

つまり、北に悲鳴を上げさせるには中国をシバクに限る。
中国に自由化を迫り、元の切り上げを飲ませ、痛い目にあわせるべきだ。
場合によっては先に中国の民主化を実現し体制転換させれば良いのだ。
そうすりゃ北などもはやおしまいだ。

将を仕留めんとすれば馬を射よ。
北を仕留めんとすれば中国を先に射よ。



《中国共産党を先に始末せよ。》

このようすじゃどうやら急な解決などなさそうだ。
ならば、北問題解決と同時に中国民主化を進めていけば良い。
中国民主化のほうが早かったりして。

4〜5年で中国の自由選挙実施を目指せ。
もはやコチコチの共産主義鎖国に戻れる中国ではあるまい。
貿易で圧力を掛け中国に自由化を飲ませろ。

この場合、北の問題との同時進行が重要だ。
北が解決しないとわかって、それから中国と言うのではさらに時間をロスする。

中国共産党を先に始末せよ。
その意気込みでやることが肝心。
それが平和的北問題解決の最も近道だ。