fj.rec.rail,fj.sci.lang.japaneseの記事<bh445g$5gn$1@bluegill.lbm.go.jp>で
        toda@lbm.go.jpさんは書きました。
> 「始発駅で先に発車する列車がすでに入線している」列車を表現する場合に、
> その列車が「目の前にある」という事実に着目して
> 「こんどの列車」と呼んでも、もちろん構いませんが、
> その列車が「最初に発車するべく定められている」という事実に着目して
> 「つぎの列車」と呼ぶこともできるのではありませんか?

「できるか」といえば「できる」というのが答えですね。
ただ、それが一般的かといえばちょっとわからない。

「つぎ」ということばを使うときは「何のつぎなのか」
を明示しようとする意識がどこかにあるような気がしま
す。その意識の強さが関東と関西で違うということはな
いのかな? その意識が強ければ「つぎ」を直近のものに
使う傾向は少なくなるかもしれませんよね。

> この「可能な2つの表現」のうちから、
> 敢えて「つぎの列車」を避けて「こんどの列車」を選ぶ
> という感覚が関東にあるとすれば、それは
> >> むしろ、「こんど/つぎ」という表示に慣れているかどうか
> >> というところの差異なのではないかと……
> ということに過ぎないのではないかと思うのです。

表示になれているかどうかというよりは、「こんどの電
車」というようないいかたがふだんの会話で広く使われ
ているかどうかでしょうね。

子供のころ、飯能とか所沢とかで西武電車を待っていた
ときは、親子の会話でもっぱら「こんどの電車」を使っ
ていたような気がします。「つぎの電車」といういいか
たはほとんどしなかったような...。もちろんホームに
電光/機械式の表示板などなかった時代の話です。
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太田純(Junn Ohta) (株)リコー/新横浜事業所
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