飯塚(東京都)です。

"片倉@OMA同盟参上" <katak@vesta.dti.ne.jp> wrote in message
news:3F042FB8.8040909@vesta.dti.ne.jp...
>
> http://www.asahi.com/sports/special/athlete/TKY200307030228.html
>
> いったい、最後の4行はどういうつもりでかかれたものなんでしょうか?
>
> シェーファー監督、カメルーン代表選手、
> そして、当の前、および、現日本代表監督に対しても、
> 失礼極まりないと思うのだけど。
>
> あまりに頭にきたので、抗議のメイルを入れてしまいました。

 思わず笑っちゃいました。(^^;)

 しかしトルシエの評価ができない人間が多すぎるなぁ。
 少なくとも、この人は今年の日本サッカーカンファレンスに行っていない
らしい。

 まずウエーブの応用についての言及。
 これはオフェンスだけでなく、ディフェンスの選手も、バックパスをもらう
時にウェーブをして自分の前のスペースを空けて、視野を確保するように
するとか、「今までそのレベルもできてなかったんかい!」とびっくりするよ
うな基本的な動きの報告でした。
 代表レベルでまだそんなことやってるのが、日本の現状な分けで、ジーコ
が早すぎたというのもここの辺にあると言えます。

 しかし1番の見所は、W杯後、サッカーカンファレンスの内容がかなり変
わったんことですよね。
 これまで身体能力でかなわないから、接触を避け、パスをして組織で攻
めるというのが前提で「パススピード」「ボディシェイプ」などが、論じられて
きました。
 しかし今は違う。
「うまく接触する技術」の向上を前提にした、つまり身体をうまくぶつけるた
めの「ボディシェイプ」と、接触する中での「パスの確保」を論じるようになっ
てきたんです。

 よくトルシエの指導法をテレビに流すときに、ディフェンダーと激しく競り
合うジャージ姿のトルシエが映ったりしてましたが、トルシエは激しくぶつか
り合うことを要求した。
 これは戦う姿勢作りもさることながら、「身体接触を恐れては戦えない」
という理念の注入でもあったわけです。

 今、日本サッカー協会の指導方針には、この身体接触の技術について
の向上が加えられて、各地の指導者までこの精神が浸透しようとしていま
す。
 他にもトルシエの遺産はあると思いますが、「身体接触は身体能力でな
く、習得できる技術である」という考え方は、今後の日本サッカーためにも
非常に大きいことだったと思います。

 とにかくサッカーカンファンレスを見るなり行くなりすれば、トルシエの遺産
なんぞゴロゴロみつかります。
 まぁ、この記事レベルの内容はその程度も把握してない人間が書いてる
時点でダメダメですわね。(^^;)

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  東京都 飯塚顕充