Re: LAST-EXILE #12/Discoverd attack
こん○○わ、PARALLAXです。それでは「LAST−EXILE」の
感想なぞを。なおネタバレだらけですので、まだ御覧になっていら
っしゃらない方、またはDVDが出るまで封印しようと決意されて
いる方は、これ以降は読まれない事をお勧めします。
■ 「LAST-EXILE」 第12話 「Discoverd attack」
◆ネタバレにならない程度の感想:5段階評価で5・ 前回は4+
対艦隊戦!相手の先を読め!我を気取られるな!奇策こそ勝利の鍵!
26 【改行埋め 脇キャラクター紹介 次回は、ぐっと減るかも】
25 レシウス :山路和弘 シルヴァーナのトンデモ機関を扱う長
24 デルフィーネ:根谷美智子 エラクレア家頭首 今回出番なし
23 ルシオラ :半場友恵 ディーオの御傍要員 振り回される毎日
22 ゴドウィン :石塚運昇 整備班長 なのに艦長の戦略を読む奴
21 ゲイル :梁田清之 整備班員 元ギルド出身?のSkinHead
20 コスタビ :巻島直樹 整備班員 班長の制止役な丁寧語の眼鏡
19 イーサン :関 智一 整備班員 隠し芸は火吹き 隠し武器も
18 ウィナ :永田亮子 主席聴音員 今回出番多し台詞多し万歳
17 キャンベル :相矢樹禎 シルヴァーナNo.3 中佐 渋いヒゲ面
16 ヴィンセント:郷田ほずみ ウルバヌスの艦長でアレックスの旧友
15
14 「 よ き 風 と と も に 」
13
12 第12話 「Discoverd attack」 5・ 2003.06.24 放映
11 第11話 「Develop」 4+ 2003.06.17 放映
10 第10話 「Swindle」 4+ 2003.06.10 放映
9 第09話 「Caliculate Alex」 4− 2003.06.03 放映
8 第08話 「Takeback」 3・ 2003.05.27 放映
7 第07話 「Interesting Claus」 3− 2003.05.20 放映
6 第06話 「Arbiter attack」 3+ 2003.05.13 放映
5 第05話 「Positional play」 4− 2003.05.06 放映
4 第04話 「Zugzwang」 4+ 2003.04.29 放映
3 第03話 「Transpose」 4・ 2003.04.22 放映
2 第02話 「Luft Vanship」 4・ 2003.04.15 放映
1 第01話 「First Move」 4+ 2003.04.08 放映
◆アヴァンタイトル
前回のラストシーンから。(本当は微妙に違うけど。)
大荒れだった周辺空域も落ち着き、姿勢を回復したシルヴァーナ。
後れ毛を気遣うソフィアに構わず艦橋に駆け込み、キャンベルから
の報告を受けるアレックス。何故かクラウディア圧の暴走があった
ものの現在は回復。ソフィアの艦内放送に聞き入る乗員一同。
: ソフィア副長が何故に後れ毛を気にしているのか、がとても気に
: なりましたが、まぁ単に寄りかかっただけだから、でしょうね。
: アレックスがカジ並みに手を出していた、ならば判らんが。
一方こちらはアルを気遣うクラウス。我を取り戻したアルは何も覚
えていない模様。ディーオが呟きます。「ふぅん、本物なんだ。」
: 第6回にディーオ様が「がんばるなぁ…本物かどうかも判らない
: のにさ。」と呟いています。此処でアルが「本物」であると認め
: たと解釈できそうですが、となるとこれまでは本物であるか否か
: が判らなかった為に今一つ乗り気ではなかったが今後は違う様に
: 対応するつもりかもしれない、と思えました。さてそうなると、
: そろそろこの2名をきっちり監禁するか、アルをきっちり保護し
: た方が良さそうに思えるのですが、さて。
◆サブタイトル 「Discoverd attack」
公式Webによれば「『発見された攻撃』と言う意味だが、チェスで
は『目くらましの駒を移動させることで、その後の駒を攻撃に参加
させる罠』と言う意味。アレックスとヴィンセントが互いの罠を読
みあい、裏を書きながら自軍に有利な戦闘状況に持ち込もうとする
状況を表している。」とあります。
: 最近の公式WebでアテになるのはWORD解説くらいかも。(爆)
◆決戦準備@シルヴァーナ格納庫
「龍の牙にてウルバヌスを迎撃」このアレックスの命令に動揺する
艦橋、および副長。唖然として艦長に見入る副長だが、気を取り直
し艦長命令を艦内全域に通達。騒然とする艦内の中、クラウス一行
+アルは整備区画へ。迎えたラヴィはアルを含めた皆の様子が奇妙
である事に気付くも、クラウスからの答えがある前にゴドウィンか
ら戦場の解説を受け、これは中断。
: 艦橋が一様に動揺していますが、「龍の牙なる地が指定された事
: に驚いている」「皇帝直属艦と戦う宣言に驚いている」の2種が
: あるかと思います。副長は後者だと思われますが、他の乗組員は
: 果たして如何か。
◆決戦準備@ウルバヌス艦橋
此方はヴィンス艦隊。勅命に拠ればシルヴァーナ乗員を生け捕れと
の事。が、沈めるつもりで掛からねばアレックスを倒す事など不可
能、と参謀を諌めるヴィンセント大佐。
: 覚悟完了。余裕を持った口調ですが、相手の技量を微塵も侮らな
: い辺り、艦隊を率いて方面の防衛を任されているだけはあるかと
: 思えました。
◆作戦開始ブリーフィング@シルヴァーナ格納庫
シルヴァーナヴァンシップ隊は格納庫の中でタチアナ隊長からウル
バヌス級の解説を含めブリーフィング中。其処でタチアナは今回の
ナビにクラウスを指名。驚愕のアリスティア。が、冷たく言い捨て
るタチアナへは逆らえず。尤もそんな事を気にしないディーオから
は辛らつな指摘「もしかして、苛めてる?」が。タチアナは無言。
そして散会。互いに胸に手を当て敬礼。「よき風とともに」
: このブリーフィング参加人数を数えますと、タチアナ隊長を除い
: てボードを見ている面子は丁度10名です。しかし隊長が参加し
: ない部隊でもありませんから、矢張りクラウスが余分ですかな。
: 妙に少人数で、主な任務は戦術偵察。何となく南極に立つ「柱」
: の向こうにある惑星で機械と戦っている、FAFの特殊戦が思い
: 浮かばれてしまいました。
: タチアナ「それがどうした。私には関係ない。」
: ヴァンシップ隊の出番に疑問があるイーサンとコスタビ。が、モ
: ランにとっては作戦云々より「姫様、かっこいー」が重要の様子
: です。イーサンが「オラ仕事しろ!」とか怒鳴ってますが、お前
: だってしてないだろが。で、隊長にツッコまれる二人。(笑)
: ちなみに此処でイーサンが「ヴァンシップは索敵くらいしか出番
: が無いでしょう」と発言しています。これは後のシーンでに01
: 〜05の隊列を組み発艦するヴァンシップ隊の役割を解説してい
: るか?と思えました。こうした使われ方を通常している訳であり、
: ハッキリした戦力としては未だカウントされていないのかも?
: 「(インメルマンがパイロットとして飛ばないなら)僕は出ないよ」
: とオ気楽なディーオ様。と言う事は、クラウスがアリス辺りをナ
: ビにして飛んでいたらまた絡むつもりだったのか。(^^;) キッ
: とこれを睨むヴァンシップ隊一同ですが、まぁ戦闘前にチャチャ
: を入れられちゃ面白い筈もありませんな。クラウスが特に睨んで
: ますが、後のシーンでの詰問を聞くに、タチアナにとってはクラ
: ウスも似たようなものかもと思えました。
: ヴァンシップ隊の敬礼が、右腕を胸に当てる形式。はて?前回の
: アリスはクラウスに対し右手を額に当てる一般的な敬礼をしてい
: た様な。タチアナがアレックスに対し度々敬礼しているそれは今
: 回の様式のものですから、相手で使い分けているのでしょうか。
: 前回、折角なけなしの勇気を振り絞ってタチアナを諌めたと言う
: のに、今度はタチアナから三行半を突きつけられてしまったアリ
: スティア。結局私では彼女を変節させる事は出来ないのね、と、
: 後のシーンで落ち込んでいる様に見えました。さて、これで「自
: 分が出来なかった事を遂げたクラウスを見直し再びポー、だけど
: ラブラブ(爆)だった親友も取られちゃってちょっちムカ」なる鉄
: 板学園ラブコメが始まるや否や。(そりゃ無理だ)
◆嗚呼、あの人は知っていた@艦橋へ至るハッチ前
艦橋から席を外し、艦長と副長が密談。ウルバヌスとの交戦=皇帝
への反逆を案じ「宰相マリウスからの指示?」と疑問を呈する副長
なれど、アレックスはやや柔らかいトーンで「シルヴァーナを降り
ても良いぞ」と返答。これに愕然とするソフィア。無言のまま艦橋
へ戻ろうとするアレックスを止め、ソフィアが曰く。
「私は貴方の副官です。忘れないで下さい。」
: 此処できっぱり「降りても良いぞ」と言っているアレックスは、
: 副長へ「皇帝=父親に矢を向けるのが嫌ならば」と言っている様
: に見えました。つまりアレックスは副長が皇女殿下であるか、ま
: たは皇帝直属でシルヴァーナを探っている者である事を既に知っ
: ており、ソフィアはアレックスにこれが知られていた事に大きく
: 驚いたのかと思えました。矢張りアレックスが1枚上手かと。
: が、ソフィアは懸命に自分の立場を訴えています。こうまで食い
: 下がる姿には何やら任務以上の感情があるように見えましたが、
: 果たして如何に。前回辺りから色々と匂わされていますなぁ。
: しかしアレックスは無表情のまま。コヤツは何時もこんな表情な
: ので全然何を考えているのか判りませんので、とても困ります。(^^;)
: ある意味、ディーオ様の対極的な存在でしょうか。
◆ナビ、チュートリング中@隊長機後席
赤い隊長機の後席に座るクラウスのナビデビューを案じるラヴィ。
「私、あの人嫌い」とタチアナを評するアルに、ラヴィも苦笑。ク
ラウスは「何とかするよ」と至ってオ気楽。ふと立ち上がった弾み
に、常用の整備服を引っ掛けビリッと。
: うーむ、今回は整備班が出た処だけ和んどる。矢張りシルヴァー
: ナの宴会担当部長か?(違)
: 「他人の後って、かなり怖いよ?」とラヴィが忠告していますが、
: これは実感から来た台詞なんでしょうね(笑)。つまりこれまで如
: 何に振り回されていたか、でそれに文句ひとつ言わず従ってきた
: か、が切々と。しかし後席が怖いとは、即ちバイク感覚ですかな?
◆戦端開かれる@シルヴァーナvs北方守備艦隊
いよいよ艦隊戦開始。シルヴァーナ後方から接近してきたのはウル
バヌス級が3隻。ピリピリと盛り上がる緊張感。しかしアレックス
が命じた弾種は焼夷榴散弾。敵装甲を貫けない弾種の指定だと副長
は進言。しかしアレックスは無言のまま。
: 例え鉄板演出であるとは言えども、矢張り「発令所に飛び交う報
: 告と命令の怒声の交錯」は聞いていてワクワクします。
: 「完成していたんですねぇ」とキャンベルが感嘆しています。つ
: まりシルヴァーナが中央から離れた後に完成したと言う訳かと思え、
: それだけ最新型なのかとも思えました。
: : そう言えば「強力極まりない新型艦は、慣れた乗員が乗り組む
: : 旧型艦に勝てない」のは御約束だったっけ。
艦側の装甲板下から砲塔を迫り出すウルバヌス級。しかし戦端はシ
ルヴァーナの観測初弾から。これが命中し動揺するヴィンス艦隊。
そこへ容赦なく降り注ぐ焼夷榴散弾。が、ウルバヌスはノーダメー
ジ。噴煙の中を潜り抜けるウルバヌス。が、シルヴァーナの艦影は
既に無し。大佐はシルヴァーナの死角からの攻撃を読み回避を命令。
其処へ雲海ギリギリに潜っていたシルヴァーナから艦下面への砲撃
が被弾。容赦なくウルバヌス級3隻へ砲撃するシルヴァーナ。
: 事前にNewTypeの特集記事でウルバヌスの設定を見た時には何故
: に砲塔が格納されているのかが判らなかったのですが、後の戦闘
: 方法を見て納得しました。衝角戦を挑む際、砲塔が露出している
: と食い込む途中で抵抗になるからなんですね。いやぁ無茶な艦だ。(^^;)
: 観測用の初弾をあっさり直撃させるシルヴァーナ。見た瞬間に
: 「ありえねぇ!」と叫んでしまいました。相手も此方も3次元
: 3軸で動いていると言うのに。それだけシルヴァーナの無敵度が
: 射撃要員の技術でも実現されているのかと、素直に驚嘆しました。
: 3番艦の名前がゲオルギウス。公式Webに拠れば、1番艦からウル
: バヌス、マルティヌス、ゲオルギウス、セバスティアヌス、ユリ
: アヌス、エウスタキウス。あれ、6艦ある? 今回登場したのは
: ユリアヌスまで、でしたよね。次戦は2艦で挟撃? 原則に従い(謎)
: ちなみにこれらの名前はキリスト教の聖人から取られている様です。
: 参考ページは http://marucat.hp.infoseek.co.jp/k-seijin.html
: : この世界にも降臨してたのか、スーパースターは。(爆)
が、対艦戦砲撃の最中ではヴァンシップ格納庫は用無し。戦況をゴ
ドウィンに尋ねるモランにゴドウィンが答えて曰く。「狩りと同じ」
: ゴドウィンは「此方の都合が良い場所へ誘い込んで始末する」意
: 味で使っていると思えましたが、後の展開を見るに果たしてどち
: らにとって都合が良かったのか判らなくなりました。しかしそれ
: らの全ての展開をアレックスが想定し此処へ誘い込んだとするな
: らば、シルヴァーナの無敵ぶりは艦長の策略と一糸乱れずそれに
: 従い艦を動かす乗員の熟練にあるとも思えました。
しかしウルバヌスとてやられっ放しでいる訳も無し。即座に反撃し、
これを避けシルヴァーナは雲海へ。尤もこれもアレックスが講じる
誘いの一手。一路、龍の牙へ。危険地帯への突入を前にヴァンシッ
プ隊へも遂に出番が。やおら騒然とする格納庫。気合を入れるクラ
ウスを無言のままに見つめるタチアナ。見返すクラウス。
: ソフィア副長が全てを命ずる前の「龍の牙へ」の一言で待機所の
: 席を立つヴァンシップ隊。つまり作戦行動を予め熟知し「自分が
: 何をすべきか」を理解している事になりますか。
: クラウス、パイロットスーツデビュー。似合ってる…かな?
◆ナレーション@アイキャッチ
ソフィア副長とレシウス機関長でしたかな?
◆決戦!龍の牙@シルヴァーナvs北方守備艦隊
次々に発艦ベースへセットされるヴァンシップ。その中、ラヴィと
アルはクラウスへお届けもの。アルからはお弁当。ラヴィからは何
時もの水筒と、繕った整備服。服は不要と一旦は断るクラウスだが、
持たせるラヴィ。そんなクラウスを前席から促すタチアナ。ラヴィ
からの励ましとアルの見送りを背に出撃するクラウス。一方タチア
ナへは艦内待機のアリスティアが物問いたげに見送りがあるも、タ
チアナは一顧だにせず。
: クラウスから礼を言われ、頬染めるアル。邪魔され、ぷぅっと頬
: を膨らめるアル。うーむ、どっちも可愛い。(爆)
: ま、お弁当はラヴィが作ったんでしょうが。クラウスが待機して
: いる間にちょこちょこっとお弁当を作り整備服まで繕ってしまう
: 辺り、もう嫁さんにするならこうした娘しかいないと思える様な
: 出来の良さです。クラウスの何処がいいんだぁぁぁあああああ。
: 尤も鉄板展開を考えると「繕った際に縫いこまれる秘密のメッセ
: ージ」なる展開から始まる「これが彼女が残した最後の言葉」な
: 結末まで思わず想像できてしまい、ラストシーンで真っ青になり
: ました。イカン、言霊と言う言葉がこの世にはあって・・・
: アリスティアもアレックス並みに表情が薄い方なので今一つ何を
: 考えているのかが掴み難いのですが、此処は「寂しい」と「哀し
: い」とタチアナを案ずる心がない交ぜになっている表情かな?と
: 思えました。尤も、何時もの彼女はこんな表情が多いのですが。
リフトにロックされ、上部甲板へ移動中のタチアナ機。その最中、
タチアナはクラウスへ「何故、シルヴァーナを降りない?」と詰問。
タチアナが言い募る「思いつきだけで飛ぶ者は不要」なる言葉へ
クラウスは「ラヴィとアルを守る為。そしてこの空で何が起こって
いるかを知るため」と反論するも、これをタチアナは「青いな」と
一刀両断。言葉を返せないクラウス。
: また随分と核心的な事をこの忙しい時に聞いてきたものだと思い
: ましたが、タチアナがクラウスを誰にも邪魔されず詰問できる場
: としては、確かに機載電話で繋がる前席と後席は絶好の場所です
: かな。この詰問の様子で、タチアナは矢張り空を気ままに飛んで
: いたクラウスがその感覚のままに戦いの空へ赴いているのが許せ
: ないのだろうなぁと思えました。次回予告でのタチアナの物言い
: から想像しますと、どうもタチアナにとって空は最初から厳しく
: 戦いの場であった様ですし。尤もクラウスとしては随分と覚悟が
: 変わってきている筈なのですが、イマイチそれがタチアナに伝わ
: っていないと言う事でしょうか。次回以降のイベントで、その辺
: りが解けてくれる事を期待したくあります。
シルヴァーナヴァンシップ隊、01から05まで同時離艦。そのま
ま、龍の牙へ突入するシルヴァーナ周辺で索敵および誘導を開始。
そして雲海の向こうに見えてくる奇岩の光景。
: ぜーったいケーブルが絡むと思えたのですが、慣れた連中にとっ
: てはこんなのオチャノコなんでしょうな。(^^;) どうやらギルド
: の星型以外は無電を持たない様ですから、これが第2回でクラウ
: スが引き出していた有線通話のケーブルも兼ねているかなと思え
: ました。・・・単なるカラビナで止めていなかったか?(^^;)
: しかしまた凄まじい光景で「桂林真っ青」と思い、どんな事が起
: きたらこんな景色が出来上がるのやらと考え込んでしまいました。
: 重力制御作用を用いた惑星改造時の暴走による地盤の混乱?(嘘)
: で、こーんなにイタそうな光景の中を飛ぶ連中にも、また驚嘆。(^^;)
一方、雲海の様子にはしゃぐディーオを止めるのにルシオラは一苦労。
: そのまんま突き落としちゃえ!と思えたシーンでしたが、なんと
: なくディーオ様は突き落としても「驚くじゃないか」とか何とか
: 言いながらあっさり戻ってきそうな気もしました。(^^;)
奇岩の中を進むシルヴァーナ。が、ヴィンセント大佐はシルヴァー
ナの退路を断つように命令。「読みが当たった」との参謀の言葉に
大佐は「残念だよ、アレックス」と寂しげなれど余裕の微笑。
: してみるとアレックスは「誘ったつもりで誘われて」いた訳です
: か。切れ者ヴィンセント大佐の事ですから「此処で会見すれば、
: アレックスならば龍の牙で戦うに違いない」処までを読み、前回
: の会見場を選んだ様にまで思えました。
: 尤も結果的には、ヴィンセント大佐の読みはシルヴァーナの実力
: の前に崩壊する訳なのですが。実はこれをなおアレックスが
: 「ヴィンスの事だから、此処で戦わせる様に仕向ければこう読む
: に違いない」と上回って読んでいたならば、今回は確かにサブタ
: イトルの意味に相応しい回だと思えました。
: : うーむ、シーバットvsシーウルフ戦@北極海。(違)
追撃が無い事に驚くソフィア副長。が、アレックスは無言のまま。
: が、ソフィア副長は其処までは読めなかった様で。
先導する隊長機。複雑な奇岩の中を無駄なく飛行するタチアナの技
量にクラウスは驚愕。が、正面に現れる敵艦2隻を前に、そんな暇
は雲散霧消。間髪いれずに命じたタチアナに従い、信号弾2発。
: クラウスが見つけるより先にタチアナが言っています。「0時の
: 方向、何か見えないか?」つまりそれだけタチアナは、無駄の無
: い機動と合わせクラウスより戦いの空では上手であると思えました。
01=タチアナ機からの信号弾により、正面に敵艦がいる事をシル
ヴァーナ艦橋が察知。「読んだか。ヴィンス…」とアレックス。悠
然と進む敵艦2隻なれど、主席聴音員は入感が無い事を報告。翼の
カッターを轟然と回転させ、砲塔を開いてシルヴァーナに迫る2隻。
慌てて迎撃を命じる副長なれど間に合わず。反撃しながらも敵砲撃
に曝されるシルヴァーナ。これを見、艦を案ずるクラウス。タチア
ナはヴァンシップ隊に索敵を解除し敵艦の撹乱を命令。
: 今回はひたすら主席聴音員ウィナちゃんの出番が多く、至福の時。
: 翼のカッターを振り回して迫るウルバヌス級2隻が実に凶悪に見
: えました。尤もシルヴァーナも最初から充分に凶悪ですから、も
: う悪党同士がガチンコ勝負をやっているようにしか見えません。(爆)
: こりゃ確かに、正義だ悪だと見かけで判る戦争物を希望する連中
: にはお薦め出来ない作品だわ。隊長機は赤いけど。
敵艦2隻のカッターに両舷を切り刻まれるシルヴァーナ。これを見、
悲鳴をあげるクラウス。それをタチアナは容赦なく制止。一方、艦
内は格納庫の片隅で項垂れるアリスティアを除き、同様著し。悲鳴
をあげるアルを抱きラヴィは励ますものの、視線に不安は隠せず。
: ウルバヌスが回すカッターの回転方向が相手を切り刻むならば逆
: ではないかと初見では思えましたが、考えてみるとこれがもしも
: 逆方向に回転していれば刃がそのまま敵艦に食い込み其処を支点
: にして自艦の頭が敵艦の尻に突っ込む事になりかねませんね。
: 尤も、ならば何故に艦尾が衝突しない?とも思えますけど。(^^;)
: シルヴァーナが、と言うより其処に残したラヴィとアルが気になっ
: て仕方がないクラウスです。この辺りも含め矢張りコイツは兵隊
: じゃ無いなぁと思えましたが、其処を鍛える為または見定める為
: にタチアナは自機へナビとして乗せたのかな?とも思えました。
: 此処で主砲各位へ攻撃先を指示する砲術長が叫ぶ背景から聞こえ
: るのが機械式計算機の稼動音。これで「此処が艦橋ではない」事
: を現す辺り、この作品は目だけではなく耳も駆使する必要があり
: そうにも思えました。うーむ、何回見直せば良いやら。(^^;)
: あ、ちなみにこのシーンだけ、ラヴィが別人でした。(笑)
一方、艦内の阿鼻叫喚を聞きながら機関室でディーオは欣喜雀躍。
何とかディーオを諌めたいのか、ルシオラが巻き添えを食らいかね
ない事を進言するも、ディーオは微笑み「僕は死なないよ」と、一言。
: 「何故?」と思わずディーオ様の論拠を聞きたくなりましたが、
: どうもこの妖しげな微笑を見ていると「聞いた事が死を招く」様
: にも思えまして。ルシオラにさえ隠している事があるのか、それ
: ともストレートに「だってルシオラが身を呈して守るだろ?」の
: 意味か?
: 聴音員からの無感報告を聞き「無音航行か」と呟くアレックス。
: また「これが完成したいたとはな」と感嘆する機関長。公式Web
: を見たところ、ギルド提供の機関を使っていながらこれを無音化
: するのは全くの新技術だそうです。まるきり実験艦なみの豪華さ。
: : 「キャタピラー推進?」と思ってしまったのは秘密の内緒。(爆)
シルヴァーナ艦外では巨体同士のぶつかり合い。両舷装甲の表2層
を破壊されたシルヴァーナは艦内にも被害拡大。退路は上空のみ。
しかし其処へ向かえば何が起こるかは、艦橋の誰もが知るところ。
ヴァンシップ隊の懸命な撹乱も、機動力に勝るウルバヌス級5艦を
相手にしては効果薄し。
: 装甲へのダメージを2層までに留め、艦体構造まで切り裂かない
: 辺りは、勅命が各艦の艦長へ周知徹底されている表れかと思えま
: した。衝角を使わない以上、両ウルバヌス級はカッター攻撃を仕
: 掛けると同時に艦首の砲からシルヴァーナへ砲撃出来たはずです
: から。「沈めるくらいの気概が無ければ」とは言われるものの、
: それでも相手を本格的に沈められないジレンマが、ウルバヌス級
: の弱みになってしまったかとも思えました。
なおも加えられる、再度左舷からのカッター攻撃。が、シルヴァー
ナはアレックスの命の元、この艦を自艦にカッターを食い込ませて
固定。この艦セバスティアヌスもろとも雲海から急速上昇し、先行
し衝角攻撃を掛けた敵艦ゲオルギウスの盾に敵艦を使用。見事、ゲ
オルギウスの艦首衝角はセバスティアヌスを貫通。敵艦2艦が縺れ
合った所へシルヴァーナが主砲斉射。盾となったセバスティアヌス
は撃沈、これへ衝角を食い込ませたままのゲオルギウスも巻き添え
を食らい轟沈。
: これに先立ち、シルヴァーナが雲海から上昇する一瞬前に信号弾
: の白2発が上がっていました。マルティヌスからの報告だとの事
: ですが、すると龍の牙で無音航行し待ち伏せを掛けていたのはこ
: のセバスティアヌスとマルティヌスと言う事になりますか。公式
: Webによれば2番艦と4番艦。これを観測した報告が旗艦ウルバ
: ヌスのヴィンセント大佐へも上げられていますが、流石に間に合
: わなかった様です。焦るヴィンス大佐の額に流れる汗が、彼の心
: 情を鉄板に語っていましたかと。
このシルヴァーナの戦いを上空から眺め「凄い」と感嘆するクラウ
ス。これへ前席のタチアナが冷静にスモークを指示。敵艦ギリギリ
を飛ぶタチアナ機へ容赦なく浴びせられる、銃兵からの対空射撃。
: 「何故に銃兵が?」と思えたシーンですが、そもそもこの世界で
: は小型機で戦艦に攻撃を仕掛ける戦法を取っているのがシルヴァー
: ナだけだそうですから、こうした小型機に対する対空兵装を備え
: る概念も無いのかも、と思えました。で、現場の上長が「うるさ
: いハエを叩き落せ」と、騎士道精神に乗っ取らない戦闘がいきな
: り始まった御蔭で暇している銃兵に命じたとか。何となくコミカ
: ルに思える展開ですが、彼方此方に開きまくっている舷側の窓の
: 任意の位置からわんさかいる銃兵が撃ちまくる対空戦法は意外と
: 有効ではないか?とも思えました。
反省する副官へ先の気概を繰り返す大佐。だが、副官は再度シル
ヴァーナの生け捕りたる勅命を進言。これを無視しながらも、大佐
は僚艦ユリアヌス・マルティヌスへシルヴァーナをアンカーワイヤー
にて固定を命令。
: ノコギリ攻撃に衝角戦。ワイヤーアンカーで敵艦を捕獲。こりゃ
: 海賊船か?と思えた展開でしたが、敵艦を沈めず乗員を鹵獲する
: 事を目的とするならば確かに有効な兵装かとも思えました。尤も
: ウルバヌス級が今回の目的つまりシルヴァーナの生け捕りを目的
: として造船されたと見ると、今度はアナトレーの造船技術の生産
: 性にめんたまひん剥く事になりそうですから(笑)、此処は素直に
: 「騎士道精神に則らない対艦戦が繰り広げられそうな今後の戦局
: を見越した当局が様々な戦法を考慮している間に生まれた艦」で
: あり、今回はたまたま任務にハマッたために振り向けられた、と
: 見ておく事にします。
: するってーとウルバヌス級が多数振り向けられている北部方面で
: は、ウルバヌス級がデュシス艦へ吶喊し衝角でぶち抜いては乗員
: および機材を鹵獲簒奪する海賊行為が日々繰り広げられている、
: って事になるのかなぁ?で、あの大佐は普段は海賊艦体を率い…
アンカーを両舷に打ち込まれたシルヴァーナ。伝声管にて砲術長へ
応戦を指示する副長を、艦長が制止。合わせて機関まで含めた行動
を制限。アンカーワイヤーを巻き取るウルバヌス級2艦。これでシ
ルヴァーナは完全に固定。
: 「何故にあっさり抜かない?」と疑問に思えたシーンでしたが、
: 後の展開を見て納得。フックで打ち込まれただけであればそれこ
: そデカいハンマーや丸鋸抱えた整備班一同が艦内で大活躍しそう
: に思えましたので、ちと残念でもありましたが。
「捕まえたぞ、アレックス」自慢のコーヒーを片手にして不適に笑
んだヴィンセント大佐は自艦にシルヴァーナへの衝角攻撃を指示。
: 「本気で殺るつもりか!?」と思えたシーンでした。まぁ2艦も沈
: められて冷静に「相手を殺すな」と指示できる艦隊司令も無いと
: 思えますし、大佐自らも「沈める気概無くして」と言っているく
: らいですし。後のアレックスの奇策が無かった場合には、ストレー
: トに突っ込んでいるだろうと思えました。
動かないシルヴァーナを眺め切歯扼腕、アレックスを非難するクラ
ウス。それを「お前に戦闘の何が判る!」と前席タチアナが一喝。
そのまま「中枢を叩く」とウルバヌスに吶喊。艦橋窓へ射撃を掛け
るタチアナに「中枢とは乗員の事か?」と問うクラウスへ、タチア
ナは「艦を動かすのは人間だ」と回答。「お前はソーダ圧の心配の
みしていろ」とも。
: 「その瞬間の思いつきだけで空を飛んでいるような者が」とクラ
: ウスを一刀両断するくらいのタチアナですから、クラウスが艦長
: 批判を繰り返すのはさぞ我慢がならなかったろうと思います。こ
: のシーンでは、今だ民間人丸出しであるクラウスに対し、骨の髄
: から軍人丸出しなタチアナが対比されていると思えました。それ
: が、乗員を狙う攻撃を容赦なく選択するタチアナへ問うクラウス
: とそれにあっさり答えるタチアナへも現れているかとも。
: 後席計器板で何時も沸騰している管3本の印象がありましたので
: 此処のタチアナの台詞が「ソーダ圧」と聞こえたのですが、では
: 「炭酸水が機関の出力を示す仕組みって何?」とツッコまれると
: 私も全然判りませんので、勘弁してやって下さい。(^^ゞ
: あの「沸騰する青い管」を見るたびに「オルゴの生産は未だ行な
: われているのか」とか思っちゃう私は、AT-Xで漸くWitch Hunter
: ROBINを見終えたばかりだったりします。
吶喊するウルバヌスを前に、アレックスは機関への全開準備と後部
の徹甲噴進弾を拡散斉射準備も命令。ソフィア副長がカウントを取
る中、ウルバヌスは刻一刻とシルヴァーナへ。そしてカウントゼロ。
後部から噴煙を上げ、アンカーワイヤーで固定している2艦をその
まま引きずりシルヴァーナは、迫るウルバヌスへ自ら吶喊を敢行。
: 装甲に敵艦を引っ掛けたまま、突っ込んできた別の敵艦にこれを
: ぶつける事が出来る辺りでもトンデモな機関だと思いましたが、
: このシーンではキャンベルが「舵が効かない」と報告した状態で
: ありながらも無理やり敵艦を2艦も引きずって動けるくらいです
: から、よくよくシルヴァーナに積まれている非合法機関はとんで
: もない出力を持っているものだと思えました。ウルバヌス級に比
: べると2回りくらい小型のシルヴァーナですが、積んでいる機関
: はあの機関長入魂のトンデモな代物かも。
一方タチアナ機がウルバヌスへなおも攻撃せんと、このシルヴァー
ナに先行する形で吶喊。襲い来る対空銃撃。悲鳴をあげるクラウス
を制しながら、ブレる操縦桿を必死で押さえるタチアナ。しかしウ
ルバヌスからの対空射撃を前に、ついに遭えなく被弾。この様相は
シルヴァーナ艦橋からも観測され、観測員からの報告を聞き副長が
「タチアナ!」と絶叫。
: いや、副長の事ですから「絶叫」程に派手に叫んだわけではあり
: ませんが。しかし此処でエンジンに被弾したタチアナ。操縦桿を
: 押さえきれなくなったり口調に冷静さを欠いていたりと、先の様
: 子から一変している様にも見えました。もしやタチアナの体にも?
しかしウルバヌスは容赦なくシルヴァーナへ接近。引きずる2艦が
後方へ退いたタイミングを計り、アレックスは徹甲噴進弾の発射を
命令。拡散し、後方へ聳える奇岩へ命中する噴進弾。シルヴァーナ
が引きずる2艦の上に容赦なく崩れ落ち降り注ぐ巨岩の嵐。愛用の
マグを取り落としながら、これを見て驚愕呆然のヴィンセント大佐
は、このまま行けば岩嵐に突っ込む事になる自艦へ反転を已む無く
命令。而して無事に正面からの衝角攻撃をかわしたシルヴァーナ。
: 私はてっきり発射管を拡散モードに広げたのかと思っていました
: が、公式Webによれば弾頭へ回転を与える事で微妙に軌道制御が
: 出来るのだそうです。道理で失敗ロケットの様な噴煙でしたかと。
: ヴィンセント大佐の誤算は、シルヴァーナの機関にこれ程の出力
: があるとは想定していなかった事と、アレックスが自艦を傷めて
: でも敵艦を屠る戦法を躊躇無く採った事と、アレックスが容赦な
: く自分たちを沈めに掛かった事かと思えました。まさに「肉を切
: らせて骨を断つ」戦法なシルヴァーナですが、これでは乗員がた
: まったものでは無さそうです。それでも乗員がアレックスに付い
: て来ている辺り、乗員への被害は抑えられているのでしょうか。
: 沈む僚艦を目の前に撤退を命じたヴィンセント大佐の心情は如何
: ばかりかと。最新鋭の新型艦を5艦も引き連れていながら、4艦
: も沈められ得た戦果はゼロですから、陛下の前に顔を出すのはか
: なり苦しいだろうと思われます。合掌、ちーん。
◆長いお別れ(違)@シルヴァーナ格納庫と近傍空域
「此処から出よう。何処か安全な所へ。」
一方こちらは戦闘被害被り中のシルヴァーナ格納庫。悲鳴をあげて
しがみ付くアルヘ、ラヴィが曰く。そんな彼女たちを乗せたシル
ヴァーナへも降り注ぐ岩嵐。巨岩が舷側に命中。艦内へも当然に被
害拡大。それは格納庫とて避けられず、ラヴィの背後で爆発が。ア
ルを庇い、床に倒れ付すラヴィ。失神したラヴィを揺すり、必死に
名を呼ぶアル。しかしラヴィは目覚めず。
: 思わず「遂に来たか!」と思えてしまったシーンでした。「こん
: な事でラヴィが片付くものか」と、今のところは信じていますが…
: ラヴィがアルへ言う台詞は、彼女の本心がまま出たかと思えまし
: た。「此処から」と言う台詞はつまりシルヴァーナそのものを指
: しているのかな、と。第10回でクラウスにある程度の覚悟を告
: げたラヴィでしたが、矢張り戦争只中にある艦に残るのはかなり
: 嫌なようだと思えました。
「駄目だ、立て直せない...」
何処か苦しげに呟くタチアナ。それを聞きながらクラウスは、引き
ずる敵2艦を巨岩の嵐により沈めたものの、自らも降り注ぐ岩々を
浴びながら沈んでゆくシルヴァーナを目撃。彼が必死に呼ばわる中、
シルヴァーナは雲海に消えてゆくのでした。
「アル・・・ラヴィーーーーーーーー!」
: 機関へ数発食らったくらいで姿勢制御不可?と思えたタチアナの
: 台詞でしたが、「翼の揚力に拠らず機関が発生する場の力で支え
: られ飛ぶヴァンシップだから、当たり所が悪ければ姿勢制御でき
: ない」と「立て直せないのは、既に操縦桿を握る力すら失ってし
: まったタチアナだから」の2通りで考えておこうと思います。
: アルの名を呼ぶも直後に余程大きく思い入れしてラヴィの名を呼
: ぶクラウスには「やっぱり案じられるのは幼馴染の方に大きく
: ウェイトが偏っているのね」と、至極当然な印象を受けました。
■総括:公式サイトのストーリー紹介は、下記の通りでした。
「アレックスがアナトレー皇帝の要求を拒否した為、新型戦艦ウル
バヌスは、シルヴァーナに対して攻撃を開始する」
: この「伝える事は虚飾の無い事実のみ」に徹した紹介に、拍手。(^^;)
にしても今回は、状況説明だらけ情報だらけ伏線だらけだった前回
とは打って変わり、全般戦闘シーンでした。しかも第1・2回で見
せていた、ある意味悠長だが残酷だった対艦戦とは全く別種の、艦
と艦の性能のぶつかり合いと互いの艦長の戦略・戦術を尽くした戦
いを見せてくれたと思います。此処暫くは艦船同士が重量感ある動
きで互いの戦術の裏をかきつつ緻密に戦う姿がTVアニメでは見ら
れていませんでしたから、自分としてはとても満足した回でした。
: 悠長かつ理不尽な貴族の手による艦隊戦に、艦同士がぶつかり合
: う対艦戦。ヴァンシップについては、1機で艦を落とす雷激戦に、
: 草レースに、1体1の空中戦に対空射撃を掻い潜っての接近戦に、
: 多対多の空中巴戦に、チーム組んでの耐久レース。こうして考え
: てみると、単機での挙動は兎も角、同じ趣向の空中戦が今のとこ
: ろ1つもないんですね。さて全26回、果たしてネタがもつやら?
で、「此処でひくかぁ!?」とも思えた回でもありました。倒れ伏し
たラヴィ。様々な乗員の思惑を乗せたまま雲海に沈んでゆくシル
ヴァーナ。立て直せず此方も落ちてゆくタチアナ機。前席のタチア
ナはどうやら只事では無さそう。さて次回は!と、充分に次回への
視聴意欲が巻き起こってしまったラストシーンに拍手。
: でも次回の登場人物は、最悪2名だけだったりして。(爆)
なんであれ、とっととラヴィの元気な姿が見たく思われます。はよ
シルヴァーナ復活せぇ…あと2回は無理みたいなんだけど。(^^;)
◆次回予告 第13話 「Isolated pawn」
「士官学校主席の名に恥じぬよう、
またヴィスラ家の名誉の為にも、
もっともっと精進して1日も早く立派なアナトレー軍人に。
でも心配はしないで下さい。」
これがタチアナの独白です。なるほどパリパリの軍人家系に生まれ
た、士官学校で主席を取るほどのエリートな訳ですね。道理で若年
にも関わらず、傭兵艦で戦隊を率いる立場にある訳ですな。だから
あんなにガチガチの軍人意識でいるのだと、本編と全く関係ない所
で納得してしまいました。たったこれだけの台詞なのに。(笑)
: キャラクターの背景を理解するには、本編のみならず次回予告の
: ナレーションもきっちり聞かんとアカン訳か!気が抜けん。(^^;)
: 軍人家系なら親父が息子を求めているのはお約束。しかし生まれ
: たのは娘。血迷った親父が「この児は男だ!」と、無理やりに性
: 別を偽り士官学校へ。徹底的に男として育てられた彼女が「傍ら
: に付き従う幼馴染の従卒に何時しか心惹かれてしまう」展開へ。
: ・・・アリスティアは紛れも無く女性だぞ。(爆)
: なおタチアナが徹底的に仕込まれた男性原理に従い言い寄る男ど
: もを「俺は女だー!」と鉄拳制裁するキャラになってしまう展開
: も、モランの為に用意しておきましょう。(おぃ)
: また、前回の通信兵の格好にも現れているかと思いますが傭兵艦
: と言えど意外やアナトレーの軍属がシルヴァーナへ多数送り込ま
: れている様に思えました。尤もタチアナにしてみれば、士官学校
: を出て直ぐ(?)に傭兵艦に指揮官として送り込まれ海千山千の大
: の男傭兵どもを相手に切った張ったを毎日送らなければならない
: としたら、あんなにガチガチになるのも無理はないかと。
「親友のアリスティアが何時も一緒だから、私は大丈夫。」
: おぉアリスティアも士官学校出だったのね。実は幼い頃から隣人
: 同士だった二人、とか。仇敵の陥穽にハメられ没落してしまった
: タチアナがアリスティアの隣に引っ越してきたのが始まり。最初
: は何てガチガチな女の子だと思っていたアリスだけど、タチアナ
: の兄に幼い恋心をいだき、何時しか親友へ。しかしタチアナの兄
: は皇帝の後宮へひかされてしまい(爆)、これへ激昂したタチアナ
: は「軍から皇帝を引き摺り下ろす」事を決意。
:
: 「この私に、皇帝を打ち倒す事が出来ると思うか?アリス…」
: 「貴女に出来ずして、他の誰がそれを出来ましょうか、タチアナ。」
:
: アナトレーの歴史が、また1ページ。(おぃ)
前回・今回が派手だった分、次回は地味になりそうな予感。 では。
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