こん○○わ、PARALLAXです。それでは「LAST−EXILE」の
感想なぞを。なおネタバレだらけですので、まだ御覧になっていら
っしゃらない方、またはDVDが出るまで封印しようと決意されて
いる方は、これ以降は読まれない事をお勧めします。


■ 「LAST-EXILE」 第11話 「Develop」

◆ネタバレにならない程度の感想:5段階評価で4+ 前回は4+

 さて、色々と謎の伏線および+αの情報が与えられ始めましたな。

26 【改行埋め 脇キャラクター紹介 纏めないと判らん(^^;)】
25
24 レシウス  :山路和弘 シルヴァーナ機関長 ギルド排斥者
23 デルフィーネ:根谷美智子 ギルド唯一の名家に立つマエストロ
22 ルシオラ  :半場友恵 ディーオの御傍要員 護衛役兼任
21 ゴドウィン :石塚運昇 整備班長 左眉傷の直情傾向筋肉巨漢
20 ゲイル   :梁田清之 整備班員 元ギルド出身?のSkinHead
19 コスタビ  :巻島直樹 整備班員 班長の制止役な丁寧語の眼鏡
18 イーサン  :関 智一 整備班員 隠し芸は火吹き 隠し武器も
17 ウィナ   :永田亮子 主席聴音員 ぢゃっ、ぢゃ〜ん(嘘)
16 キャンベル :相矢樹禎 シルヴァーナNo.3 中佐 今回顔出し
15 ヴィンセント:郷田ほずみ 北方守備艦隊属ウルバヌスの艦長
14
13 一部(つーか大半)を某巨大掲示板のテンプレから引用しました。
12
11 第11話 「Develop」      4+ 2003.06.17 放映
10 第10話 「Swindle」      4+ 2003.06.10 放映
 9 第09話 「Caliculate Alex」  4− 2003.06.03 放映
 8 第08話 「Takeback」     3・ 2003.05.27 放映
 7 第07話 「Interesting Claus」 3− 2003.05.20 放映
 6 第06話 「Arbiter attack」  3+ 2003.05.13 放映
 5 第05話 「Positional play」  4− 2003.05.06 放映
 4 第04話 「Zugzwang」     4+ 2003.04.29 放映
 3 第03話 「Transpose」     4・ 2003.04.22 放映
 2 第02話 「Luft Vanship」   4・ 2003.04.15 放映
 1 第01話 「First Move」    4+ 2003.04.08 放映

◆アヴァンタイトル

前回のラストシーンから。(あぁ、このフレーズを使うの久しぶり。)
堂々と乗り込んできたギルド2名は「ギルドの乗艦特権」の行使を
宣言しますが、ゴドウィンはこれを拒否。一触即発の雰囲気をコス
タビが収めようとしますがヒートアップする彼へ、ディーオが一言。
「オジサン、ルシオラは強いよ?」

: 「乗艦特権」なんて代物がギルドにはあるんですな。公式Webに
: よれば「機関提供を行なっている建前の技術査察の名目」との事
: ですが、下手に抵抗すると機関召し上げになるからどの艦も抵抗
: できないとか。が、シルヴァーナの機関は後の展開の通りギルド
: からの提供ではない為、きっぱりこれを拒否できたと言う事です。

: こんな特権があるなら、確かにクラウスを追い掛けて乗り込むの
: も堂々と出来そうではありますが、ゴドウィンが言うとおりに戦っ
: ている相手へ突っ込むのだからそれ以上に何かあろうと思いきや…


◆サブタイトル 「Develop」

公式Webによれば「『発展する、開発する』という意味だが、チェス
では『駒を展開させて、最適の場所に配置する事』を言う。ここで
はそれぞれの登場人物が、前回のはめ手に続き、自分の利益の為に
動き始めている事を指す。」とあります。

: 確かに今回は各キャラが自分の思惑に従い各方面で動き始めたか
: と充分に思わせられた回でした。御蔭で「何考えてるやら?」な
: キャラが、かな〜りワリ食った格好でしたが(笑)。

: : しかもそれが仮にも主役なんだから、結構救われないかも(笑々)。


◆拉致監禁、ならず@シルヴァーナ格納庫

こうして触れられたルシオラを、ためすがめつしながらじっくりと
眺めたゴドウィンがやおら繰り出したマッハパンチ3発。が、ルシ
オラは首から上だけ左右にスウェーさせこれをかわし「遅い。」と
一言、今度はゴドウィンの左肘を逆手に取り片手で締め上げ、首筋
に一撃。あえなくゴドウィンは格納庫の床へキッスする事に。

: と言う訳で、本気で強いルシオラに驚嘆。伊達にギルドの御曹司
: の傍に控えている訳ではないのですな。

と、其処へ駆けつけた艦長一行。艦長が連れてきたマシンガン片手
の乗員一同へも掛かろうとしたルシオラですが、ディーオに制止さ
れます。この七転八倒な事態をキャットウォークから静かに見つめ
るタチアナ。整備兵はゴドウィンを助けるのにおおわらわ(笑)。

: 艦長はこの実力を知っていたから乗員を引き連れてきたと思うの
: ですが、そうなると艦長は想像以上にギルドの実情へ詳しくある
: 事になりそうですな。

: イーサン(?)が叫んでいます「しょーがねぇオジサンだなぁ」は、
: ゴドウィンが普段から何を仕出かしどう思われているかが、圧縮
: されている様に思えました。(笑)

両手錠な上に4人がかりで連行されるギルド2名。物珍しげにこれ
を見、改めて今の自分の身の上を周りへ確認するディーオ。
「ボク、捕虜なんだね。」

: その割には落ち着き払っていますが、これはつまり「こんなのは
: 何時でも外せる上に何時でも脱走可能」な実力を2名とも秘めて
: いる、と言う事かと思えました。ルシオラも自分の実力へ遥かに
: 劣る者へは仕えていまい、と思うのですが・・・。


◆皇帝下命@アナトレー王宮

一方此方はアナトレー皇帝陛下。オークション以降のシルヴァーナ
動静報告を何処かからか聞いた陛下は「積荷をシルヴァーナから移
せ」と下命。側近1名がこれに反対しますが、ミュステリオン(?)
の報告が無いシルヴァーナはもう信頼できない陛下でした。折角、
「この件は皇女殿下に御任せに」されている筈なのに・・・。

: と言う訳で、シルヴァーナは皇帝陛下にもあまり覚えが宜しくな
: い様です。まぁ「エグザイル」に関する鍵を幾つも手元に押さえ
: られてしまっていては皇帝陛下と言えど気が気ではない、と言う
: 事かと。尤もこれを逆に言えば、「エグザイル」と言う代物はそ
: んなに怖れられている物なのか、とも思えます。

: ポロッと出ました「皇女殿下」。つまり「この件」=アルを含め
: た「エグザイル」に関するシルヴァーナの行動規制を任されてる
: 皇帝側の存在がシルヴァーナの近しい所にいる、いやシルヴァー
: ナに乗っている、と思えました。そうなるとこれまでの怪しげな
: 行動を考えますとストレートに「うわぁ副長ったら御姫様!?」と
: 思えてしまうのですが、今回の顛末を見る限りあながち外れちゃ
: いなかろうと思っています。


◆アレックスが秘める過去@シルヴァーナ艦長室

此処は雷雲の中。小隊を組んで飛ぶ2機のヴァンシップの内、左翼
の一機が「空中で」何ものかに激突し、その何ものかの中に転げ落
ちます。辛うじてこれをかわした1機の横を過ぎ行く、巨大な物体。
明らかに機械的な人工物と思えると思えるこれに翻弄される、残り
のヴァンシップ・・・の夢を見ていたのは、アレックスでした。

: ジュピターゴースト! と言ってはイケナイのれす。(爆)

: 後の展開とこれまでの設定を踏まえて妄想。つまりこの巨大な物
: 体こそが「気象制御装置」であり、これの故障の為にグランドス
: トリームを含めた空域他へ何らかの悪影響が発生。これの調査へ
: 出かけたのがアレックスを含めた2機であり、内の1機はこの時
: にMIA。その機に乗っていたのは、「グランドストリームを越
: える」ロマンへ常々挑戦していたノルキア随一の腕前を誇るヴァ
: ンシップ乗りであり、為にグランドストリーム中への水先案内を
: 頼まれた、クラウスとラヴィの父親であった・・・とか?

: となるとアレックスが「クラウスとラヴィが二人の関係者である」
: 事を気付いているか否かが今後の展開の鍵になるかな?と思えま
: す。少なくともこれに気付く鍵は、もう与えられていますから。
: 現在ラヴィが整備中の自機には、あの時のフィギュアヘッドが。
: そして艦長室の卓上には、あの時の写真が。

悪夢からさめ、改めて前回告げられたミュステリオンを反芻するア
レックス。改めて呟きます。「奇妙な詩だ。」

: アレックスの「記憶の彼方に」あったものとはつまり、悪夢の中
: の情景だった、と言う事でしょうか。


◆御姉様、只今統治中@ギルド

一方此方はギルド。アナトレーの情勢を聞くデルフィーネへ、王宮
からノルキア方面の艦隊へ連絡が出されたと報告されます。これを
鼻で笑い放置を命じるデルフィーネですが、弟の行方だけは気に掛
かる御様子。が行き方不明の報告でも「しょうのない子ねぇ」一言。

: ノルキア方面の艦隊とはつまり、普段は此処を守備するウルバヌ
: スのヴィンセント大佐が率いる艦隊と言う事ですな。この辺りの
: 情報はアニメ誌から事前にわんさか流されていましたのであっさ
: り斟酌できましたが、良かったのか悪かったのか。(^^ゞ

: 砂時計型容器の中を遊弋する2種類の魚。合間を揺らぐ2重螺旋。
: どうにも怪しげな雰囲気を感じてしまうのですが、これはつまり
: アナトレーとデュシスが絡み合う世界を外から眺めるギルド、を
: 表しているのかとも思いました。となるとこの世界とは、何時で
: もギルドが外から壊せる脆い世界でもあるのか、とも。

: まさか某巨大掲示板にあった「アナトレーもデュシスも砂時計型
: の閉鎖空間に作られた箱庭世界。これを繋ぐ平面空間がグランド
: ストリームで、ギルドはこれを通じ二つの世界を管理する存在。
: しかし気象制御装置の暴走で、平衡を保たねばならない2世界の
: 存在に傾きが生じ、デュシス世界の存在確率は減る一方。これに
: より世界からの脱出を図るデュシスはアナトレーへ侵攻を図る。
: 気象制御装置の修理や2世界の統合、果ては管理の放棄まで様々
: に討議され果てはギルド内の内紛まで招いた騒動は、エラクレア
: 家の血の粛清による掃討で現在は安定中。しかし世界の破滅は、
: 刻一刻と迫っているのであった…」なんて展開じゃなかろうな。


◆TOP会談(違)@シルヴァーナ艦長室

艦長室に連行?された手錠姿のディーオ。「良い部屋だね、汚くて」
と、皮肉なのか正直な感想なのか良く判らない彼の名を聞き、アレ
ックスは「マエストロ・デルフィーネの一族か」と即座に理解しま
すが、その御曹司が「インメルマンに会いに来た」事は理解できな
い様子。「アルヴィスが望みか?」とストレートに聞くも、ディー
オはクラウスの機動のみが御関心。尤もこれが信用されない事は
ディーオも理解でき、代償としてアレックスへ情報を提供します。

: ディーオ様の「汚くて良い部屋」なる感想はどうにも皮肉に聞こ
: えないのですが、此処は「さぞかしギルドの自室はクリーン極ま
: りなく生活感の欠けた部屋なんだろうなぁ」と解釈しておくこと
: にします。でないとアレックスの部屋以上な自分の部屋は…(^^ゞ

: 不思議な踊り(笑)でクラウスの機動をなぞるディーオ様。擬音は
: ともかくとして(笑)、こうして手のひらで空中機動のイメージを
: 描く事は、常識的に行なわれているようですね。マクロスプラス
: の解説には、河森監督がこれを米軍パイロットがやっていたのを
: 見たとありました。

アレックスが卓上に残したメモを見ながら「空の彼方にあるものは」
なるミュステリオンを耳元で呟くディーオへ流石に興味が引かれた
アレックスが問うところ、これはエラクレア家に伝わるミュステリ
オンだとディーオが答えます。ミュステリオンはギルド4大名家で
ある「ハミルトン」「ダゴベール」「ヴァシアヌス」へも分けて伝
えられたとディーオが言いますが、これらは全て粛清されたとの事。
「マエストロは4つとも知っているのか?」と問うアレックスへ
ディーオは1つしか知らないと答えますが、今度はディーオから幾
つ知っているのかと問われたアレックスは無言のまま。

: って事はつまり、前回にあった「アルヴィスが残るのみであり、
: ミュステリオンをアレックスへ託す」事になったハミルトン家と
: は、ギルドから追われた名家だったと言う訳ですか。うわぁ今度
: はアルヴィスが御姫様。此処は素直にこう受け止め、当面のトコ
: 「捜されていた最終兵器が隠されていた存在は、実は人間ですら
: ない」鉄板展開は、脳内から除外しておこうと思います。(爆)

: どうやら過去のギルド内部にかなりの暗闘があった様で。これで
: 権力を握ったのが、現在残る1家族のエラクレア家。これが現在、
: シルヴァーナのゲイルや機関長の様に市井で生きるギルド出身者
: が多くいる理由でしょうか。後に「反逆者」とも言われてますし。

: しかし卓上のメモをきっちり見ているディーオ様は、これを姉様
: への土産にするんでしょうなぁ。アレックスが隠していないとす
: るならば、これで押さえられたミュステリオンは互いに2対2。
: しかもこれで連絡不徹底だった自分へのお咎めもかわせそうです
: し。今回のディーオは実に上手く立ち回っていると思えますが、
: やっぱり普段は韜晦しているんでしょうね、ディーオ様。

: ディーオ様がアレックスの卓上にあった写真を眺めています。こ
: れはやっぱりどう見ても、Edに登場しクラウスが自室に飾って
: いたのをアルが眺めていた、クラウスとラヴィの両親が映る写真
: でしょうね。クラウスたちのはすっかりセピア色になってしまっ
: ていましたが、艦長室のそれは保存が宜しかったからか色鮮やか
: でした。この写真1枚が鍵となるドラマが期待できますかな?
: 
: : 艦長室にあった写真を見、驚愕するクラウスとラヴィ。これで
: : 語られる、過去にあったアレックスと自分達の父親との因縁。
: : 父親を死出の任務へ追いやったのがアレックスだと知り、それ
: : までにアレックスを見直していたクラウスとラヴィは大ショッ
: : ク。アレックスも弁解しないものだから以降の関係は破綻。し
: : かし後にある大戦闘の最中、アレックスはこの写真を「お前達
: : が無くした写真の代わりに」と託し、それを伝えた副長が彼ら
: : に自身が調べた真実を合わせて告げ、これで誤解を解いたクラ
: : ウスとラヴィは艦長を救うべく再び二人でヴァンシップを駆る
: : 事になるのでした。・・・とか?


◆今週の整備班(違)@シルヴァーナ ヴァンシップ整備区画

一方此方はシルヴァーナ整備敞。ぼーっと傍らのクラウスが見上げ
る満身創痍の自分達のヴァンシップへ取り組むのは、すっかり整備
兵となったラヴィ。前回のラヴィの告白を回想しながらこれを見つ
めるだけのクラウスですが、ラヴィはすっかり割り切った様子。尤
もクラウスは未だ寂しそうで、ラヴィはこれへ何とか発破かけよう
とします。「私とアルを守ってくれるんじゃなかったの?」

: 意外と似合う、ラヴィの整備服姿でした。前々回にこれへ着替え
: た挙句キャラがすっかり薄くなり、今回登場すら出来なかった約
: 1名なんかとは雲泥の差です。モラン?誰だっけそれ。(笑)

: でも、何とか元気になってくれたシルヴァーナのラヴィに一安心。
: でもこれで「登場機会は整備班ギャグ劇団の1員としてのみ」に
: でもなったらばと、ちと心配に。(^^;)

と、そこへ声が。「嬉しい知らせだっインメルマン!」と喜色満面
に語るディーオ。実に嬉しげに「君がボクの監視役なんだから、こ
れからはずっと一緒だよ」と語るディーオの前ですっかり沈んじゃ
うクラウス(笑)。で、横のラヴィへは前回のレース展開を褒め素直
に負けをサムアップなんかしながら認めるディーオであり、これで
すっかり喜んじゃうラヴィでした。「アイツ意外にいい奴じゃん。」

: ディーオ様の一言に応じたクラウスの呟き「来た。」は、クラウ
: スの正直な気持ちを実にストレートに表していたと爆笑しました。
: 迫るディーオ様に対しすっかり腰が引けているし、監視役が任ぜ
: られた事を聞いて「うそぉ」と呟くしかないし。合掌クラウス(笑)。

: 横のラヴィは平然とそれを見守っていましたが、これはつまり自
: 分へは被害が及ばない事を判っているからでしょうね。で、褒め
: られてあっさり転向(笑)。少しは疑う事を知れっ!…無理か。(^^;)

: にしてもこのディーオ様はどう見ても囚われの身ではありませ
: んが、手錠が外されているところからするとあながち外れちゃ
: いないかも。大方アレックスが「放っておいても害は無い」と
: 決断したかと思えますが、これでワリを食うのがクラウスだと
: 言う事も艦長の決断には当然加味されていたのでしょうな(笑)。
: 尤もしっかり監視は付いているようですが。


◆部品の鬱屈@シルヴァーナ格納庫

一方シルヴァーナ近傍空域には一発の信号弾が。これを確認した監
視所からの連絡を受け、艦橋の副長からヴァンシップ当直機へ通信
筒の確保が命ぜられます。当直機であるタチアナ&アリスがこれで
出撃しますが、相変わらず厳しいタチアナは遅れたアリスに冷たい
文句。尤もアリスもこれへ無言で返します。

: 此処で信号弾を確認している乗員が着ている軍装が、シルヴァー
: ナの一般乗員が着る物とは違いモランが銃兵だった頃に着ていた
: それである事がちと判りませんでしたが、某巨大掲示板で「通信
: に携わる者は傭兵が妙な連絡や手配を行なわない様に監視する為
: に正式軍の軍属が直接出向し携わっている」との予想を読み、こ
: れで納得しました。あぁだから副長はカジノセンターで連絡をと
: りに直接出向いた訳か?

: この頃既にアリスティアはタチアナへ愛想を尽かしていた、と言
: う描写かと思えました。尤もタチアナはそれに気付いていない様
: 子に見えましたが、後の展開を見ると、どうもその様でした。


◆御曹司、只今整備中@シルヴァーナ格納庫

歯に衣着せない感想を言いながらも、ディーオは本気でクラウスの
5番機を整備します。あの白い顔をラヴィ並みにオイルで汚しなが
らディーオがクラウスへ問うたのは、シルヴァーナが搭載する「ギ
ルドの統制から外れたクラウディア機関」の事でした。

: 「原始的な造りだなぁ、だってこれ落ちたら死ぬよ?」とディー
: オ様が呟いています。つまりギルドの星型はそれだけダメコンが
: 考慮されておりヴァンシップはまだまだそれに及ばない、文化の
: 格差がギルドと市井にあると、この一言が語っていると思えまし
: た。確かに第4話の星型は、もろにターミネーターでしたな。

: ルシオラへ「これ、ハンダで止めてあるよ!」とも感嘆していま
: す。ケーブルをハンダで止めるくらいは当たり前だろう?と思え
: ましたが、公式Webによれば「ハンダで止めるような箇所ではない
: ところへ使用されている事に驚いている」とありました。となる
: と、後でディーオ様がもぎとっちゃってる管がそれだったのかな?
: と思えましたが、だとすれば機の配管をハンダで止めるのは流石
: に拙かろう(^^;) と納得できました。

: ディーオ様の傍について工具なんか渡しているクラウスですが、
: 歯に衣着せないディーオ様の感想へはやや不満の様子。ヴァンシ
: ップが貶されるのを聞いていては、矢張りヴァンシップ乗りとし
: ては我慢ならないのかと思えました。

: ルシオラは機から離れた処で警護中。ちょっと離れたところには
: 機関銃を構えた警備兵がいます。手錠が外されたとは言え、まだ
: まだ互いに油断のならない関係である事を、この1カットの絵だ
: けで表しているのは流石だと思えました。


◆私は直角(違)@シルヴァーナ艦長室

通信筒を無事に確保できたか、タチアナの赤いヴァンシップがシル
ヴァーナの後部上層着艦デッキに帰還します。副長がディーオたち
2名の扱いを艦長へ問うている最中、通信筒はタチアナにより艦長
室へ到着。そのカッチリカッチリした振る舞いを、タチアナが去っ
た後にアレックスが「相変わらず硬いな」と評しこれへ副長は苦笑
しながら「一所懸命なんですよ」と答えます。さて通信筒の中身は
「ヴィンセントが会見を求めてきた」との由。これで驚く副長。ア
レックスは「これで皇帝が動く。」と、無表情で語ります。

: こうして改めてヴァンシップとシルヴァーナの大きさが対比でき
: るカットを見させられますと、確かにシルヴァーナが「戦艦」で
: あると、その巨大さが実感させられました。

: アレックスがディーオ達を称して曰く「ギルドの弾除けくらいに
: はなる」。実に潔い(?)割り切りようが気持ち良くありました私
: は、マニュー艦長よりヴァジルール少尉が取ったラクスの扱いを
: 支持する者であります。(爆)

: アレックスがディーオ達と会わせたがっている、シルヴァーナ機
: 関長ことレシウス氏。初見では「はて?」と思えたシーンでした
: が、後の展開を見て納得しました。してみるとギルドの事情に
: 矢鱈と詳しいアレックスの情報源は、こうしてギルドの反逆者?
: たちを自艦に呼び込んでいる事にも拠っているのかな、とも思え
: ました。対面や体制に五月蝿い貴族軍では出来ない事、ですかな。

: タチアナの振る舞いがあまりに直角なので、私も副長並みに可笑
: しく思えました。公式Webによれば、タチアナ・ヴィスラは16歳。
: 思わず「若いからカタい、ってか?」とオヤジギャグを飛ばした
: くなる私は、もう全然若くないのでした。(^^ゞ

: 副長が驚いた理由は、つまり皇帝筋の動きが自分に伝えられてい
: ず全くこれについて知らなかった事も合わせて驚いたいたのかと
: も思えました。後にシルヴァーナへ一人残り落ち込んでいる様子
: も、この辺りの驚きから来る悩みによるのかな?とも。

: アレックスが語る皇帝への思いですが、どうも無表情なオッサン
: ですから真意が読めません。しかしアルを押さえっぱなしでいて、
: 尚且つミュステリオンを報告しないままでいるアレックスは、ど
: うもこの事態を待っていたのか?とも思えました。幾ら強力とは
: 言え一介の傭兵艦の艦長が皇帝を動かせるチャンスはそうそうあ
: りませんし、ましてや焦らせるなぞと言う事も。となるとアレッ
: クスは皇帝に対し何某かの思いを抱えているか、とも思えますが…


◆部品の反逆@シルヴァーナ格納庫

前々回に登場した大型バス(違)でヴィンセント大佐との会見場所に
望むアレックス。これの護衛に命じられたのは何とクラウス。本人
も驚いていますが何より驚いたらしいのは、すっ飛んできたタチア
ナ。唖然と周りが見守る中、猛然と副長に抗議するタチアナが曰く
「クラウスにはナビが(いない)」を受け、これまた何とアリスティ
アがクラウス機ナビへ立候補。タチアナが驚愕する一方でこれを副
長が許可し、アリスはタチアナへ一言言い捨て、こっちも驚いてい
るクラウス機へ。残されたタチアナは、ただ項垂れるだけでした。

: 「あなたの空には自由がないわ」との、アリスの台詞。飼いネコ
: に手を噛まれ(違)、タチアナはショボーン。意外に早々と破綻が
: 来たものだと思いましたが、後の展開を考えると確かのこの両名
: の関係を破壊するのはこの回くらいだろうと納得しました。

: で、ショックを食らいショボーンのタチアナ。あ、意外に可愛い
: トコあるじゃないか、などと思ってしまった私ったら鬼畜。(^^ゞ


◆夕焼け空がまっかっか@シルヴァーナ上部発着甲板

夕空を背景に舞い上がるヴァンシップ。一方、王宮からは1羽の鳩
が飛び立ちます。これを放ったのは先に皇帝へ「皇女殿下へ御任せ
に」と問うた、あの側近でした。紅く染まった空を背景に飛ぶヴァ
ンシップを、ソフィアに支えられたアルヴィスが見送っています。

: 先にあったタチアナ機の一直線な発進と比べ、また頼りなさげな
: クラウス機の発進でしたが、これはパイロットの性格を実によく
: 表したカットだと思えました。


◆ナレーション@アイキャッチ

ヴィンセント大佐とデルフィーネ姉様でしたかな?

: いよいよレギュラーだけでは足らなくなったか。(^^;)
: こりゃ爺様2名でやらかす日も近いかな。


◆TOP会談(今度は本当)@岩山

ヴィンセント大佐との会見場になったのは、峻険極まりない奇妙な
岩山。すっかり暮れた夜空を背景に到着したアレックスを待ってい
た大佐は親しげに「久しぶりだな」とアレックスへ挨拶します。破
壊されたホールの中で始められた会見で親しく思い出話と噂話を語
りかける大佐が準備したのは「ウルバヌス名物軍艦コーヒー」。し
かしアレックスは、大佐曰く「相変わらず無愛想」なままにこれを
見つめるだけでした。

: 正式軍装のヴィンセント大佐がアレックスへ親しげに声を掛け、
: 且つ昔は艦を並べて戦った思い出を語ります。してみるとアレッ
: クスは最初から傭兵な訳ではなかったのか?と思えましたが、公
: 式Web に拠ればこの二人、士官学校での同級だとか。矢張りアレ
: ックスには、アナトレー軍籍からドロップアウトした過去なり事
: 件なり未だ語られぬ事情があるかと思えました。私的には、この
: 辺りが先にあった「クラウスとラヴィの父親を巻き込んだグラン
: ドストリーム調査行」に絡めば、と期待していますが如何に。

: ウルバヌス名物軍艦コーヒー、とはまた随分とストレートなネー
: ミングですが、これまた公式Web に拠れば、このヴィンセント大
: 佐がコーヒーに実に五月蝿く、それが名物になっているとの事で
: す。加えて現在この大佐が駐留するノルキアの高原はコーヒーの
: 名産地であり、大佐は此処の領主であるマドセイン候からこれを
: 融通して貰っているとか。おや、意外な処で再びこの名前を聞く
: 事になりました。どうやら領の運営は良好のようですね。

一方此方は、峻険な岩山の上をものともせず六分儀で夜空を天測す
るアリスティア。へっぴり腰(笑)でこれに着いてきたクラウスの問
いに「星があてにならなくなってきている」と答えます。彼女が見
上げる夜空には大きな渦が巻き、「この空で何かが起きている」と
語る彼女へ、クラウスは感心するしかないのでした。

: 単純な六分儀にしてはひたすらゴツく且つ調整用?の鏡やプリズ
: ムが多いアリスティアの構える代物ですが、彼女が言う様に「星
: の位置がずれている」事を補正する機構を持つとすれば、このく
: らいの調整装置が必要なのかも?とも思えました。

: 大空にまく黒雲の渦。一介の地球人としては「はて?」と思える
: 異常現象ですが、アリスも彼女を見上げるクラウスも特に驚いて
: はいない様です。初登場?に思えるこの垂直台風ならぬ逆台風は
: 確か日中では見えないようですが、夜間に「星空を妨げる」形で
: 見えるとなると「星空が投影されている平面空間を歪める存在」
: な鉄板展開が思わず頭を過ぎり、つまりこれが今回から噂の「故
: 障している気象制御装置」ではないかな?と思えました。

: さて「星空が投影されている平面空間」が正しいのかどうかは未
: だ判りませんが、確か第1話の冒頭でグランドストリームへ強攻
: 偵察を掛けているシルヴァーナがストリームから脱出した時の映
: 像が「亜空間から抜け出てくる」様に見えましたので、矢張りど
: うもこの世界の空には「蓋がある」のかな?と思えました。

薫り高く淹れられたコーヒーを前に語る、二人の男。ストレートに
皇帝が積荷について命じた事をアレックスへ語るヴィンセント大佐
を前に、アレックスが運ぼうとしたカップを持つ手も止まります。
苛立たしげにカップを弄ぶ大佐ですが、アレックスは大佐が命じら
れた任務を無碍に否定する言葉を吐きます。決裂してしまった友。
が、「辛いぞ」と大佐に語られた台詞を吹き払うが如く、アレック
スはマントを翻して去るのでした。テーブルに残されたのは、香り
たつコーヒーカップが二つ。

: う〜ん、アダルティ。(そんな形容詞ありません)

岩山から降りてきたクラウスとアリスティア。その岩山ごと揺るが
す振動。現れたのは先鋭的なエッジのシルエットを持つ巨大戦艦で
した。驚きのけぞるクラウスへアリスは「よく見ておけ」と。

: 上下双胴のトンガリエッジな空中戦艦。なんだニルヴァーナじゃ
: ねぇかと思った事はさておいて(笑)、NewType7月号に載った特集
: 記事に拠れば随分と高速戦闘側に機能を振った戦艦である様です。
: あのゴライアスを一瞬で叩き落したシルヴァーナへ対抗できる数
: 少ない戦艦だとの事で、艦の側方へ張り出す翼には敵艦を切り刻
: むカッターまで付いているとか。何となくヴァンシップの高速機
: 動戦闘の概念を無理やりに戦艦級へ応用した艦だと思えましたが、
: となるとギルドの星型さえ撃ち落すのに苦労したシルヴァーナで
: は太刀打ちできませんな。次回以降の砲雷撃戦へは「沈黙の艦隊」
: 並みに卑怯千万なシルヴァーナの戦い方へ期待したく思います。

: 味方艦である筈のウルバヌスを「よく見ておけ」と語るアリスは、
: つまりシルヴァーナの「何時、味方から撃たれるか判らない」不
: 安定な立場でいる傭兵艦の乗組員である意識を語っている、かと
: 思えました。実際、次回以降はそうなりそうですし。


◆ギルドの出会い@シルヴァーナ機関区

さて此方はシルヴァーナ。稼動中のクラウディア機関のリアクター
コアを眺めているのはディーオとルシオラ。と、其処へ声を掛けた
のは此方もギルド服の爺様。名乗るディーオのファーストネームだ
けで彼が「血塗られたエラクレア家の小倅」であると即座に気付い
た彼は、そのまま機関の調整に掛かります。自分のことは全く語ら
ぬ爺様は、逆にディーオへ「気象制御装置の異常はどうなった?」
と尋ねますが、ディーオはそもそも異常なぞ全く知らぬ様子。これ
に爺様は「ギルドはデュシスを見捨てるつもりか」と嘆息。

: つまりこの爺さんこそ、アレックスがディーオ達に合わせたがっ
: たシルヴァーナ機関長のデュシウス氏ですか。

: 最初、この2名が何処にいるのか判りませんでした。(^^ゞ
: コアの前に伸びる回廊の影に気付き、機関の巨大さに吃驚。

: ギルド未登録であるシルヴァーナのクラウディア機関だそうです
: が、ディーオ様の見立てではギルドのもので間違いないとか。ル
: シオラ曰く「沈没艦から」との通り、ギルドの回収を何らかの要
: 因(離脱回収される筈だけど噛みこまれて外れなかったとか)でま
: ぬがれた機関をかっぱらって使っている、と言う事でしょうか。
: ギルドの影響を外れる為には、盗人稼業までしなきゃならん訳で。(違)

: しかしギルドの手から外れた機関をギルド以外の者が管理できる
: 訳もなし、と言う事でルシオラが即座に「ギルドへ所属しないギ
: ルド出身者」が居る、と考えたのだと思いました。これをストレー
: トに「反逆者」と形容するルシオラの意識が、端的に現在のギル
: ドのエラクレア家全権体制を語っていると思えました。

: 機関長が語る「放っておくと世界が終わる」気象制御装置の異常。
: ディーオがこれを知らぬ様子から、機関長はギルドがこれに対し
: 何ら手を打たないつもりである事を見て取り「ギルドはデュシス
: を見捨てるつもりか」と答えます。第1・2回でありましたデュ
: シスの形振り構わない侵攻とこれを見逃すギルドにはこんな事情
: が?とも思えましたが、ならばアナトレー上層部がこれを全く知
: らない訳もなし、はて?とも思えました。まぁそれもこれも気象
: 制御装置の異常が何故にデュシスの命運を止めひいては世界を破
: 滅に導くのかが判らないので予想が立たないのですが、後のアル
: ヴィスの様子と合わせ、この辺りに今回の戦争の発端要因がある
: 様にも思えました。

: 計器版に掛けられているチェスボード(マット?)。これを種に親
: しげに語り去るディーオを、それまで無視していながらちらりと
: 見送り「ふっ」と笑う機関長には、反逆者と呼ばれギルドから追
: われた過去を持つためにエラクレア家には忸怩たる思いで居なが
: らも、ディーオが知らぬほどに幼かった頃を知る者としては郷愁
: も感じたのか、とも思えました。実はディーオへ初めてチェスの
: 駒を触らせたのがこの爺様だ、とするならばドラマがありそう。


◆皇女様(?)、只今煩悶中@シルヴァーナ艦長室

一方此方は、艦長室の卓上に突っ伏し思い悩み中の副長。と、其処
へ一羽の伝書鳩。その脚には一通の通信筒が。

: あのー、伝書鳩ってこんなに「行き先」の融通が効く代物でした
: っけ?「出先から故郷へ帰る」事は出来ても、任意の空中に居る
: 艦へ到着するなぞ地磁気と天測に頼る鳩には、ちと無理な気が。(^^;)

そして帰還したアレックスを大急ぎで出迎えた副長は「話がある」
と出迎えますが、アレックスはこれを素気無く拝し一言「ウルバヌ
スが来る」と告げます。これに戦慄する副長。

: 副長がアレックスへ告げに来たのは、伝書鳩にて王宮から知らさ
: れたこの辺の事情だったのでしょうが、時既に遅し、と言う訳で
: すか。


◆「きらい。へん(たい)なんだもん」@シルヴァーナ

此方はタチアナが体を鍛えていたレクリエーションルームで、一人
ブランコを揺らすアルヴィス。と、其処へ「来た。」のはディーオ。
いきなりアルに嫌われていますが、全然めげずにアルへ迫ります。
揺れるブランコを捕まえ、自分を知る彼に興味を抱いたアルヘ語る
「詩を読んであげるよ。」の台詞の後に続いた言葉は・・・

: タチアナがエクササイズしていた時には未だブランコが無かった
: 様ですから、あれから誰かが作ったんでしょうな。結構あれで世
: 話好きのゴドウィンが部下3名を無理やり使って作っている様子
: なぞいきなり浮かんでしまいましたが、山羊のぬいぐるみを抱え
: てぽつんと一人で座っているだけのアルヴィスを、毎日のワーク
: 中に見かねた隊長がゴドウィンに命じた、と言うのも面白かろう
: とも思えました。で、クラウスは結局何にもしなかったとか。(爆)

: 相変わらず妙にクローズアップされる、山羊のぬいぐるみ。こりゃ
: DVD全巻購入特典は、これの実物に決まりだなぁ。

: なにやら各所で被害甚大だったらしい(笑)、アルの衝撃の一言。
: 
: 「嫌い。へん(たい)なんだもん。」
: 
: は、此処のシーンでした。(またやるかおまーは>自分)(^^ゞ

: アルがギルドのメンバーが自分の事を知っているのに驚くと言う
: 事は、つまりハミルトン家である自分がギルド出身者である事を
: 知らないのだと思いました。これも含め、アルには自身の事が何
: ら伝えられていないのだとも思えますが、となると前回の依頼人
: 爺様はそんなアルを放り出してハミルトン家から逃げ出した訳で
: すか。口調に騙されましたが、意外と酷い爺様だ。


◆Be Invoked@シルヴァーナ

       「空の彼方にあるものは」

この一言がアルに告げられた途端に、シルヴァーナを襲う怪現象。
厨房のコンロから火が吹き上がり、艦側展望で思いに沈むタチアナ
の目の前で球雷を舞わせ雷撃を棚引かせる黒雲が沸き起こり、思い
に沈むアレックスと心配げな副長を乗せたリフトを途中で止め副長
をヨロメキさせたり(違)、ディーオが携帯するチェス駒に仕掛けら
れた砂時計を重力逆行させて吹き上がらせたり、アルがぼーっと
光ったり。この様子をこれまでに無いほど真剣な表情で眺めていた
ディーオが「やっぱり、君は」と、アルを見ながら呟きます。と、
そこへやってきたクラウス。アルの異常現象を見、傍のディーオへ
掴みかかりますが、ディーオは「詩を読んであげただけさ」と至っ
て軽い様子。そうしている間にもシルヴァーナを囲む異常現象はま
すます勢いを増し、遂にはクラウディア機関まで暴走傾向。大幅に
傾くシルヴァーナの中、クラウスの声も聞こえずアルは呟きます。

       「迷い児を、母の手に導くもの

          E X I L E  」

: 発動篇。(違)

: まぁ「発動」は冗談としまして、遂にアルの正体が片鱗とは言え
: 明らかになりました。矢張り国家を挙げてデュシス・アナトレー、
: そしてギルドが争奪戦を繰り広げるだけの事はありそうです。
: たとえ一言とは言え、告げられただけでこれだけの現象を引き起
: こすのですから、全てのキーワードが揃い場が設けられた場合に
: はどれだけの力が引き出されるか。

: これが斯様にミュステリオンで引き出せる事を知っていて、ディー
: オはシルヴァーナに乗り込んだのだと思えました。つまりクラウ
: スの機動に惹かれた、なんてのは只の言い訳にしかすぎず、ギル
: ドが血眼になって追うアルヴィスが如何なるものなのか、それを
: 試しにやって来たとか。アレックスはこの、アルの使い方はまだ
: 知らず、ギルドはどうなるかを知っていて手を出せずにいるとか。

: で、この力を使えばグランドストリーム越えだろうが丸ごとの破
: 壊だろうが気象制御装置の消去だろうがギルド技術の対処行為だ
: ろうが簡単、となればギルドが命ごと狙うのも判る気が。既存の
: 実権力を持てる技術の有意性で維持し、これをあっさり覆せる存
: 在を抹消しようと躍起になる組織と、それに追われる女の子。
: どっかで見た、どっかで見た・・・
: : あ、廃棄皇女。(爆)


■総括:公式サイトのストーリー紹介は、下記の通りでした。

「アレックスの行動に不信感を持ったアナトレー皇帝は、アルの
 引渡しとエグザイルの情報を求めて、ヴィンセント大佐率いる
 新型戦艦ウルバヌスをシルヴァーナに差し向けた。」

: 相変わらず一部のみ語る解説で、今回は冒頭一部のみですな。(^^;)

ちなみにふと気付くと、公式Web の冒頭flashで表示される詩編が
今回あらわになったミュステリオン2語なんですね。

: 気付かなかったぜ、ちっ。(不覚)

前回は戦闘^H^H飛行シーンも含めてのテンコモリでしたが、今回は
謎また謎に伏線また伏線の、実にメモ書きが忙しい(違)回でした。

: こう言う時、長時間STILLできるHDDレコーダは便利だよなぁ。

尤もそれだけに各キャラが一斉に自分の思惑に従い動き始めた感が
あり、御蔭でこれまで多くの出番を浚っていた連中はすっかり背景。
中には画面への出番すら貰えないモランなんかもいたりして。(爆)

: で、一番影が薄かったのが当の主役であるのが、良かったのか悪
: かったのか(笑)。コイツが喋らないとこんなに面白いのか?と、
: 第5・6回を思い出しながら思ったりなんかもして。まぁ今回は
: 主役が熱血して運ぶ話じゃないしな。

御蔭で見所には苦労しない回でした。ざっと上げるだけでも

・整備員として新生したラヴィの溌剌とした様子に安堵したり、
・コミックメーカーとしてのディーオに笑ったり、
・ルシオラの秘めた実力に驚嘆したり、
・これであっさりやられるゴドウィンには笑わされたり、
・アレックスの見え始めた過去の片鱗に注視したり、
・ソフィア副長の背景が見え始めそれに驚き、
・且つソフィアが秘めているらしい心根にやきもきしたり、
・遂に部品扱いの立場から一歩踏み出した(違)アリスへ喝采したり、
・それでショボーンになっちゃったタチアナへちっと同情したり、
・新登場の機関長が語る伏線単語に妄想たくましくしたり、
・ヴィンセント大佐のアダルトな雰囲気に酔ったり(違)、

とまぁ、本当にテンコモリでありそれだけ多く与えられた情報量に
翻弄され整理に苦労した回でもありました。

: 御蔭で6時間も掛かっちった。(^^ゞ

で、今回の見所一番である(断言)、アルの発動。遂に来た!と驚嘆
する一方で、これが鉄板展開なら「世界を救う為には彼女が犠牲に
ならねば」なる板挟み&自己犠牲話が始まるか!?といきなりやきも
きさせられてもおります。ホント、どうなるんだろ(ドキドキ)。

: でも、もうシリーズの折り返しが近いんだよなぁ。(^^;)

さて次回からは此処暫く御無沙汰であった艦対艦の砲雷撃戦が始ま
る様です。設定解説&伏線展帆話であった今回とはまた違う、一大
空中戦の手に汗握る面白さを期待したいと思います。


◆次回予告 第12話 「Discoverd attack」

「進路、龍の牙。ウルバヌスを迎撃する」
「生け捕り?
 沈めるくらいの気概が無くて、アレックスのシルヴァーナに勝てるか!」
「面舵一杯。左砲戦準備。弾種、焼夷榴散。」
「全艦。十六点回頭!」

「残念だよ、アレックス」

いきなり次回予告漫才が無くなりました。BGMまで変わりました
しね。最後にオチを期待した、私ったらアホ(^^ゞ。  では。
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