こん○○わ、PARALLAXです。それでは「LAST−EXILE」の
感想なぞを。なおネタバレだらけですので、まだ御覧になっていら
っしゃらない方、またはDVDが出るまで封印しようと決意されて
いる方は、これ以降は読まれない事をお勧めします。


■ 「LAST-EXILE」 第10話 「Swindle」

◆ネタバレにならない程度の感想:5段階評価で4+ 前回は4−

 うぅむ、本筋回帰と急展開と今後の謎伏線を1話に詰め込むとは。

26 【改行埋め 買っちった「日経Characters!」】
25
24 ってこれ、増刊号なんですね。「10日発売!」とTVCMで連呼
23 されましたので、てっきり「おぉ遂に日経BPが徳間と角川
22 に毎月ケンカ売るのか?」と思ってしまいました。(^^ゞ
21 (学研は?メディアワークスは?)(爆)
20
19 まぁ中身はきっちりアニメ誌なのですが、その切り口が日経
18 らしい「数字で表し人に聞く」ものであったのには好感を抱
17 きました。既存の他誌が依然と作品世界の解説と展望に終始
16 している現在、本誌の様に「流行りネタを俯瞰的に解体する」
15 記事は読み応えがあったかと思います。特に深夜枠の記事等。
14
13 でも、そんな誌であっても矢張りウリは「ガンダム」になっ
12 ちゃうんですか?ねぇ。(^^;)
11
10 第10話 「Swindle」      4+ 2003.06.10 放映
 9 第09話 「Caliculate Alex」  4− 2003.06.03 放映
 8 第08話 「Takeback」     3・ 2003.05.27 放映
 7 第07話 「Interesting Claus」 3− 2003.05.20 放映
 6 第06話 「Arbiter attack」  3+ 2003.05.13 放映
 5 第05話 「Positional play」  4− 2003.05.06 放映
 4 第04話 「Zugzwang」     4+ 2003.04.29 放映
 3 第03話 「Transpose」     4・ 2003.04.22 放映
 2 第02話 「Luft Vanship」   4・ 2003.04.15 放映
 1 第01話 「First Move」    4+ 2003.04.08 放映

◆アヴァンタイトル

残り2時間となった八耐。追い縋るライバルを巧みな操縦で振り切
るクラウス機ですが、それへ余裕綽々で追いつくディーオ。コクピ
ットから「Excellent」と投げキッス。ラヴィは「きもちわるい」。

: えーい、1週間も間を空けている間に6時間も経過しちゃった
: じゃないか。(違)


◆サブタイトル 「Swindle」

公式Webによれば「『だます、ペテンにかける』と言う意味で、チェ
スでは『相手をはめ手にかける事』で、ここではそれぞれの登場人
物達が、相手に対して色々なはめ手をかけようとしている様を表し
ている。」とあります。

: まんま、ですな(^^;)。 尤も後のシーンにある「EXILEさん」も
: これに含まれているのか?を考えると途端に今回が複雑怪奇にな
: りそうな気がします。


◆ピットワークが勝利の決め手?@8耐ピット

此方はタチアナチームのピット。ドンピシャでピットに機を納めた
タチアナ隊長ですが、期待の調子に託けて不満たらたら八つ当たり
バリバリ。が、周りの者は慣れたもの。今後の状況を告げ確認を要
求するコスタビへ、今だ憤懣やるかたない表情を見せていたタチア
ナは、一息つくと冷静な表情を取り戻し平易な調子で返答しました。

: まぁこうして最後には冷静に戻ってくれるからこそ、部下たちが
: 陰口叩きながらも付いていくのかな?と思いました。尤も其処ま
: ではアリスもフォローが大変な様子ですが。(笑)


◆いきなり桁上げが勝利の決め手?@オークション会場

いきなり倍額の値がついたオークション会場。侯爵さまからの絶妙(?)
なフォローの甲斐もあり、ひたすら値付けはインフレの一途。無言
で推移を見守るアレックスへ侯爵様は「最後は、決闘で決着を?」
と意味深な言葉を掛けるのでした。

: 言葉の端々にきな臭い雰囲気を漂わせている侯爵様へは「仮にも
: 自分の息子を完膚なきまでブッ飛ばした相手だぞ?」とハラハラ
: でしたが、後の展開を見て納得。確かに「ミコシが一人で歩くか
: っちゅーの」ですから(此処は広島じゃねぇ)。


◆騎士道精神?@只今レース中

レースは最終ピットを迎えてますます佳境に。ディーオ機もクラウ
ス機と同タイミングでピットワーク中です。レースを放り出して遊
んでいる?様なディーオ様のオーダーに対し、ラヴィが示したオー
ダーはあくまで冷静なもの。これに満足げなゴドウィンでした。

: これで「荷物をすっかり片付けてシャンパン開けてるピット」な
: んてものが映ったらますます「ふたり鷹」だなぁと思えましたが、
: 事態はそれ以上でした。(^^;)

しかしタチアナ機は作戦中。レースコースへ何やら怪しげな「ビット」
を射出し、これをコース壁面へ固定します。

: まぁ後の「大停電」時にコースへ激突しない為のビーコンマーカー
: なのでしょうが、呼称の所為で「つまりタチアナはこれを使って
: 敵機へオールレンジアタックが掛けられるのか!」とか無理やり
: 勘違いしてしまいました。(おぃ)

終始クラウス機へ絡みっぱなしのディーオ機。流石にウザく感じた
クラウスが「何時でも抜けるから」とこれを前に出しますが、ディー
オはその機動を喜ぶ始末。尤もその彼も自分が絡まれたらば容赦な
し。このフェアプレー精神皆無なレースにはクラウスも怒り心頭。

: 遊びっ放しで絡んでくる彼へは兎も角、ダーティなやり口で他機
: を排除し「レースを汚している」なディーオに怒る辺りが、クラ
: ウスの若さかとも思えました。が、本作品は「ダーティな手を仕
: 掛ける相手であっても自分のやり方で勝つ」がテーマになる様な
: レース物ではないので、このストレートさで丁度良いのかも?
: : それじゃ何時までもシューマッハを抜けんぞクラウス。(違)


◆こうなるとネタとしか(^^;)@オークション会場

まるで10年前なブラジル経済の市場価格推移と化しているエグザ
イルの値付け。大盛り上がりの会場を傍目に、侯爵様は本筋の話題
をいよいよ語り始めます。が、アレックスは知った事かとレイズの
手を緩めません。そして其処へ介入したのは別室の最終彼女(違)。
が、侯爵様さえ手控えたインフレはアレックスの無茶なレイズでま
すますヒートアップするのでした。

: まぁ3千万くらいなら払うだろうと思えていたのですが、流石に
: 50億ともなりますと「こりゃ払わずトンズラするだろうなぁ」
: が見え見えで、そこから「つまり此処でのアレックスの役目は
: 時間稼ぎか」と解釈できました。尤もそれが果たして意味を持っ
: ていたのかとなりますと、ちと判らないのですが。

そして値付けは遂に国家予算規模。このまま何処までも続くのか?
と思われた処で、アレックスの頭に突きつけられた銃口。傍らの侯
爵様から「口を開けば、撃つ」との脅し。

: 漸く実力行使か、と思う一方で「何故、この会場で?」とも疑問
: に思えました。初見では「アレックスを撃つ為なら手段を選ばず
: ギルドとも手を組むか侯爵?」とも思えましたが、後の展開を見
: てどうやらそうでは無いようでしたから。時間稼ぎを延々と続け
: るアレックスに業を煮やした、と言う所でしょうか。


◆立つ鳥後を濁さず(違)@ピット

此方は追い抜く他機を意に介さず作戦を冷静に遂行中のタチアナ機。
アリスはその様子を見、冷静に戻ったタチアナへ安堵します。再び
ピットへ戻るタチアナ機へ着けられたのは、モランが張り番してい
た箱から取り出された「増槽」。持て成すモランを尻目にタチアナ
は機をとっととピットから出し、この仕打ちにモランは改めて彼女
の本性を知る事になるのでした(笑)。さて、これで全ピット作業が
終わったと報告するゴドウィンへ副長が下した命令は即時撤収。こ
れを聞きアルは今だ戻らぬクラウスとラヴィを按じますが、ゴドウ
ィンは不安がるアルヘ「優勝パーティの準備があるんだ」と。

: どうやらタチアナへ課された任務はこれまで順調にこなされたよ
: うです。流石、瞬間湯沸し機。熱し易く冷め易い。(駄目じゃん)

: さて、火が本格的に着く前に撤収作業に掛かるシルヴァーナ一行。
: 盗人としては当然の作業(爆)ですが、そのままアルに告げてはい
: たいけな子供心を傷つけますからね。と言う訳でゴドウィンには、
: こんな細やかな配慮が出来るのかと驚かされました。


◆大詰め@只今レース中

レースは終盤。トップに絡む数台が次々と脱落する中で残ったのは
当然、主人公とライバル(爆)。が、いまだクラウスと絡む事しか頭
にないディーオにはクラウスも苛立ちを隠せず、これを無視。シカ
トされてしまったディーオは可愛さ余って憎さ百倍。最終コーナー(違)
へ向け、これまでのにこやかな表情から一転変わり冷徹にクラウス
機を見つめスロットルを開けるディーオ。そんな2機と離れた処で、
タチアナは増槽を抱えて飛び、投下ポイントへまもなくの地点へ。
タチアナは投下タイミングをアリスへゆだねるのでした。

: ディーオ様も余計なちょっかい出さず、素直にレースするだけだ
: ったら嫌われなかったのかも、とも。ルシオラは止めないのか?
: 尤もそれが故にクラウスから無視された御蔭で、漸く此処にきて
: 真剣になった様でしたが。良かったのか、悪かったのか(笑)。

: 増槽(?)の投下タイミングをアリスに任せるタチアナ。ナビの力
: 量を信じてこそと思われますが「失敗こいたら部下へ押し付ける
: 気か」とも一瞬思えてしまいました。(爆)


◆ナレーション@アイキャッチ

本日のアイキャッチはコスタビとイーサンでしたかな?

: はい、これで整備士4名がコンプリート。となると一通りの顔出
: しキャラはお勤めを果たしたことになりますかな? 次は誰だ。


◆Final!@彼方此方

最終出品であったエグザイルの落札と同時に、本日のオークション
はこれにて閉幕。別室へ促される謎の依頼人ですが、ここで一言。
「真の扉を開くのは何方かな?」これを聞きつけふと立ち止まる、
侯爵一行に拉致され連行中のアレックス。人気の無い処で、いよい
よ本題でアレックスへ詰め寄る侯爵様ですが、無表情なアレックス
から「今、何時だ?」と聞かれ、思わず時計を確認してしまいます。

: ま、侯爵様に於かれましては「馬鹿な子ほど可愛い」と言う事で
: すか、と。「幾つになっても、子供は子供」とも?

同時刻。作戦遂行中のタチアナ機は「増槽」を投下。アンテナを開
き発条仕掛けのカウントを刻む増槽。

: やっぱり只の増槽では無かったか(笑)。にしてもこのアナログな
: タイマーにはノスタルジックな面白みを感じました。でもこれだ
: け派手に衝撃を食らっても正確に計時する機械式タイマーとは、
: また凄い精密機械技術だと思います。

同時刻。レースクィーンがチェッカーを掲げ、そこへ吶喊するトッ
プ2機。が、此処でピットへの指示違いが明暗を分け、機体重量で
勝てないディーオ機はジワジワと後退。「ルシオラ、降りて!」と
酷い命令(笑)を下すディーオ機を無事に振り切り、クラウス機は目
出度くチェッカーを受けるのでした。

: 初参加で初優勝とは出来過ぎです(笑)が、まぁ主役の特権で。

: こんなディーオ様でも、何時もの事なのかもしれませんなぁ。(笑)
: 冷静に敗因を分析するルシオラの言葉を途中で切るディーオ様
: ですが、このくらいは自分でも判っていると言う事でしょうか。
: しかし「僕は間違っていない」と呟く彼へは、「空を飛ぶ事は、
: 遊ぶ事」なる心情でも抱えているのか?とも思えました。この点
: が後に「空を飛ぶ事はあくまで真剣」なるクラウスと対立するか?
: とも僅かに期待。


◆不幸な方々@大停電

そしてカウントを刻んでいた発条は遂に信管を叩き、会場は全域が
停電。その中をピットに帰り着いたクラウス達ですが、既にピット
はもぬけの空。不信がるクラウスですが、如何ともし難く。

: 要するにクラウスたちは置いてけぼりを食らった訳ですが、さて
: これをどう解釈するか。私的には「シルヴァーナから最後の餞と
: してレースへ参加させ、これで自分達の作戦をカムフラージュす
: ると同時に二人を置き去りにして体よくシルヴァーナから追い払
: う」一石二鳥だったか?と思えましたが、如何に。シルヴァーナ
: 艦内にはクラウスたちのヴァンシップが残ったままですが、これ
: はレース参加機を整備込みで代わりにくれてやる一方、後から
: こっそり整備済みにして届ける手もアリかなぁ、と。

で、停電で動揺する侯爵様一行。その期を見逃さず動くアレックス。
銃声一閃。逃げ出す彼ですが、バタバタと倒れる部下たちの間で侯
爵様は右往左往し悔しがるだけでした。

: 何回聞いても、銃声が5発しか聞こえないのですが倒れた部下は
: 6名。はて?(^^;)

此方も真っ暗になったオークション会場。壇上の支配人は改めてエ
グザイルを確認しますが、依頼人の姿がありません。はて?

: つまりこの時点で、依頼人はアレックスへ意図が伝わった事を既
: に認識している、と言う事かと思えました。

此方はタチアナ機。暗黒に沈むコースをばら撒いたビットに従って
飛びぬけ、シルヴァーナ一行が待つポイントへ向かいます。作戦の
成功を喜ぶアリスですが、タチアナはこれへ「投下地点がずれた」
と冷徹な言葉。沈んでしまったアリスティアでした。

: 自分へ纏わり着く小娘をハラハラさせたり喜ばせたり悲しませた
: りと、実に退屈させないお姉さま。流石「タチ」アナの名は伊達
: じゃない。(違)


◆怪しい方々@大停電

首尾よくエグザイルを落札できたデルフィーネ様。が、支配人がこ
れを恭しく差し出そうとした瞬間、エグザイルは空中で変形(笑)し
只の板に。慌てふためく支配人へデル様は「私の欲しいものは、こ
んな物ではない」と言い捨て、支配人へ自分の指輪を遣わします。

: デル姉様の口調が静かな事から、彼女も「この箱が本体ではない」
: 事に最初から気付いていたのかとも思えました。つまり今回のオー
: クションは「依頼人が熱心に食い下がる客を見定める場」として
: の役割しか果たしていず、だからアレックスとデル姉様は非現実
: 的な金額をやり取りする茶番劇を繰り広げたのか、と解釈しまし
: たが、果たして本意は如何に。

すっかり首尾よく事が果たせたと、ご満悦の支配人。が、頂いた指
輪に口付けしたのが運の尽き。残るは塩?灰?の小山でした。

: そんなに500億クラウディアの請求が嫌だったのか>姉様。(違)

: 人体を分解する指輪、とくると思わず「マリンエクスプレス」な
: ぞを思い出してしまった私ですが、超技術に触れた為に塩になっ
: てしまった人体であれば寧ろ「アトランティス人ではないから」
: な方でしょうか。(どっちも違)


◆謎な方々@大停電

会場外に佇むアレックスへ近づく依頼人。彼へ「自分に値がついた
気分は?」と問うアレックスに対し、マスクを脱いで語る依頼人。
自らの継承する物を知らないアルヴィスを、「エグザイル」と供に
アレックスへ託す依頼人が残した言葉とは、エグザイルへの扉を開
くもの「記憶の彼方にあるものは」でした。残る問いかけは3つ。
対になる答えは4つ。これへの返礼にアレックスは懐から取り出し
たクラウディアを渡し、依頼人は「私には充分」と満足した様です。

: 依頼人へ「何故出てきた?」と問うアレックスですが、これへ依
: 頼人はハミルトン家からの離脱を答えます。つまりアレックスは
: アルを抱えるハミルトン家が隠れて存在しなければならない家柄
: である事を知っている、と言う事ですかな? そして「ギータも
: 既に亡くなり」との台詞からは、ハミルトン家とはもうアルヴィ
: スを残すだけとなったのかとも解釈できましたが、如何に。

: 依頼人が語る「自由である存在が新たな導きを与えうるエグザイ
: ル」とは如何なるものか?が未だ全然判りませんが、どうも手で
: 運べるような代物では無さそうな気がします。となると技術とか
: 遺跡とか。「俺のポケットにゃ大き過ぎらぁ」かな?

: 内側から発光する透明な鉱石。第4回でノルキアの川底に光って
: いたクラウディアかと思われますが、これってギルド非加盟者が
: 個人で持ち込み金になる様な代物なのでしょうか? 川底で光る
: に任されていた様子からすると1個や2個では大した金にもなら
: なさそうですが。それとも「金には替えがたい価値」でも、この
: 依頼人にとってはあるのかな?と思えました。実はこのオッサン、
: クラウディアを熱源として稼動しているとか。(ぞぞぞ)


◆幸せな方々@大停電

すっかり迷子状態のクラウスとラヴィ。レース終了の花火を眺めな
がらクラウスはラヴィへ改めこれまでの礼を言い、これで頬染め感
涙に咽んだ彼女は自分の秘めた決意「戦うヴァンシップには乗りた
くないし、クラウスは私と違う空を見ている。だからクラウスの機
体は私が面倒見る」を告げるのでした。自分の傍らに彼女が残って
くれる事だけを確認し、クラウスは彼女の決意を受け入れ将来空が
静かになってから自分達の願いを果たそうと、互いに約すのでした。

: そこで「ちゅー」だ!と思ってしまった私は、すっかり「ステル
: ヴィア」の第12話予告に毒されておるのでした。(爆)

: ま、無事に戦闘機から下りられるのであればそれが彼女の生きる
: 道であろうと思えました。ラヴィにはもう少し頑張ってタチアナ
: の暴言を跳ね返して欲しかった思いもあったのですが、確かに
: 「戦うヴァンシップには乗りたくない」なる彼女の意思は正直な
: ものであったかと思えます。

そんな「よい」雰囲気のところへ割り込んできた、電球2個(違)。
シルヴァーナへ案内すると語るディーオをあからさまに不信がるラ
ヴィですが、クラウスは何時もの「此処と言う時に理解が追いつか
ないほど決断が早い」性格を見せ、あっさりディーオへ着いて行き
ます。レースに負けた事より賭けに負けクラウスの名を聞けぬまま
である事を残念がるディーオへクラウスが「へんなやつ」の印象を
固めるうちに、連れ立った2機はホライゾンケイヴから去りつつあ
るシルヴァーナへ到着。歓迎する整備士一行へ怒りカンカンの二人
ですが、満面の笑顔で迎えてくれたアルに誤魔化されてしまいます。
アルが語るパーティの言葉に反応したのは、なんと此方もシルヴァー
ナへ乗ってきてしまったディーオとルシオラ。キャットウォークか
ら眺めていたタチアナも含め一気に緊迫するシルヴァーナ格納庫で
すが、ディーオは意に介さずウィンクなんかして挨拶するのでした。

: 流石に燃料が余ってるだけの事はありますな(笑)。クラウス機へ
: 打ち込んだのは、機体振動で通話する機構付きのアンカーでしょ
: うか。にしてもこんな電球^H^Hバイザーに暗視機構or透過型モニ
: タが組み込まれているとは、矢張りギルドの技術は市井のものを
: はるかに超えていると思えました。

: アルを届けると決意した時とかシルヴァーナへ吶喊する事を決意
: した時とかシルヴァーナへ残る事を決意した時とか。どうもクラ
: ウスが「いくしかない」と決意する様子には、つい何時も「おぃ
: おぃ」とツッコミたくもなるのですが、これが何時も事態の好転
: を呼んでいる事からすると、ひょっとしたら才能あるヴァンシッ
: プ乗りには「拙速の決断を補い余る幸運」が必要なんじゃないか?
: とも思えてきました。(^^;)

: レース機が近づく報告を受け、微笑み交わす艦長と副長。してみ
: ると彼らは、ここで置き去りにされたクラウスとラヴィがそのま
: まシルヴァーナから離れるのも良し、後を追いかけてきて乗り込
: むのも良し、寧ろ戻ってきたら彼らをシルヴァーナクルーとして
: 少しは見直そうと見ていた、のかな?と思えました。来るも自由、
: 去るも自由の「艦(ふね)」ですか。ますます海賊船だ。(笑)

: でも、幾らなんでも完璧に敵対する者まで受け入れはせんだろう
: なぁ?(^^;) それじゃディアッカになっちゃうぞ。(違)

そして、去るシルヴァーナ一行(ディーオ達含む)を確認したかの様
なタイミングでホライゾンケイヴへ閃光が撃ち降ろされるのでした。

: ま、流石に岩山が爆発はしませんでしたが。単なる落雷にしては
: あまりにビームっぽい光でしたから、私的にはギルドが岩山ごと
: 破壊し何かの証拠隠しでもしたかな?と思えましたが、果たして。


■総括:公式サイトのストーリー紹介は、下記の通りでした。

「ホライゾンケイブ・8時間耐久レースは中盤に差し掛かっていた。
レースに集中するクラウス&ラヴィ機。
レースと並行して謎の作戦行動を行うタチアナ&アリスティア機。
クラウスと遊ぶ事しか考えていないディーオ&ルシオラ機。
やがてレースは佳境に入ってゆく。
一方オークション会場では、“『エグザイル』の扉”の競りが進ん
でいた。どんどん値がつりあがる中、闇の中から凄まじい形相で
アレックスを睨みつける者がいた・・・。」

: どうも、どのストーリー解説も「前回の山場」と称した方が良さ
: そうな内容で。確かに期待を持たせるなら正しいけれども(^^;)

にしてもテンコモリな内容でした。「クラウスを単なる興味対象か
ら格上げしたディーオ様」「晴れて優勝し満足のクラウス」「決意
のラヴィついに語る」「謎また謎のエグザイル」「漸く喋ったデル
姉様」と、いろいろ。

: 最後の一つは、如何なものか。(^^ゞ

まぁ伏線の展開は後々の話に任せるとしまして、今回でラヴィは無
事に戦闘前線から退く事になりました。これで些か出番が減るか?
と案じられ、それがOpやEdでの彼女の扱いから証明されるか?
とも思えてやや鬱になりますが、これで黙っているような彼女では
ない姿を期待したくあります。

: まー、タチアナに八つ当たりされて黙っている様なラヴィじゃな
: いしなぁ。シルヴァーナ艦内で内乱必死。(笑)

さて今回現れた「エグザイルへの道」である言葉。これ自身が「記
憶の彼方」とならないうちに、次が現れて欲しいものですが…。

: 自分のおちゃっぴいな記憶力こそなんとかせぇ>俺。(^^ゞ


◆次回予告 第11話 「Develop」

「ディーオ、きらい。 へん(たい)なんだもん。」

                以上。(違)

「そして君は、アルヴィス?」(めいっぱい、タラシ声で)
「え?」(*・・*)
                以上は次々回予告。(だから違)

ディーオ様が思わせぶりに語った最後の台詞が「次のエグザイルを
示す問いかけ」なんて展開には…ならないでしょうな(^^;)。では。
============================================================

  P  A  R  A  L  L  A  X     [   parallax@mbj.nifty.com   ]