《脱社会主義の芽ばえ》

 

脱社会主義の芽は出ている。

このたびの年金改革法案だ。

自由主義者は『全く手ぬるく、もっと自由化を明確にすべきだ、反対!』と主張したが、自由化の芽吹きにはなった法案だ。

 

年金改革の第二ラウンドはすぐ始まる。

 

公務員共済も持たないし、厚生年金だって持たない。

改革は必至だ。

ここで自由化をハッキリ打ち出すためにも、このたびの自民党案から一歩も後退させるべきではない。

 

最低保証年金という社会主義推進を唱える民主党や共産党に勝たせてどうするか?
進む方向が間違っている。

最低保障年金などと『社会主義を強化しよう』と言う民主党では理念段階ですでにダメだ。
間違った理念の持ち主に正しい改革などどうしてできるのか?
間違った方向の手直しの積み重ねにしかならないことは明らかだ。

 

参議院選挙では自民党の改革派を増やすべきだ。
自民党を勝利させ、自由化志向をハッキリと示すことに価値がある。

自民党が敗北し、社会主義路線を強化する民主党が勝利したのでは自由化は難しくなる。

 

脱社会主義の芽は伸びない。

自民党の言うように、脱社会主義を推進し、国の保障だけではなく、家族の役割も加味して行き負担を減らさない限り展望は開けない。

 

こん回の参議院選挙は『脱社会主義か、社会主義推進か』を問う歴史に残る分岐点の選挙とすべきだ。