《小泉総理は世界史にその名を残せ。社会保障改革で世界に改革の範を示せ。》

 

《小泉総理が名総理に上げられるのはまず間違いない。》



小泉総理は国政においては確実にその名を残すだろう。

 

国内の改革は大きく進もうとしている。

自衛隊の平和貢献、道路公団民営化、郵政民営化、三位一体の改革、大学法人化、電子政府の推進、などなどどれをとっても大きな改革だ。
北朝鮮の核開発阻止、ミサイル防衛の導入、憲法改革に向けた準備、教育基本法改正などもなされようとしている。
また外交では、イラクにも関与し、ブッシュアメリカ大統領やプーチンロシア大統領などと並んで堂々と物の言える総理だ。

中国江沢民元主席などは小泉総理の前では固まって小さくなっている。
(中国にとって欠かせない日本のODAを2年続けてばっさり切られ政権交代に追い込まれた。)

日本の地位をはっきりと高めているといえる。
 

国内問題におけるこれらの諸課題は、一つ一つが一内閣でできるかどうかの大きなテーマだ。

ひとりの首相が苦しみながら、できるかできないかのような改革テーマを小泉総理は次々にこなそうとしている。


もちろん、教育改革がいよいよ始まると、朝日など旧式左翼が失脚狙いの汚い個人攻撃を始め、妨害することも予想され、実際にこれらのテーマが達成できるかどうかは不明になるという波乱要因もある。
イラクで大きな犠牲が発生すると混乱も予想される。
参議院選挙で負けると指導力が落ちたり混乱したりする。

イラクのハプニングは運不運に任すしかないとして、その他は今のところ何とか乗り切りそうな勢いではある。

どれかひとつをやっても、名が残りそうな大きなテーマを何本もやるのだから小泉総理の名前は歴史に残るわけだ。

おそらく道路公団民営化、郵政民営化も達成され、名総理に上げられるのはまず間違いないところだ。

 

 

 

《郵政改革、道路公団改革、電子政府の小泉総理?》

 

歴代総理で名前が残っているのは自衛隊をアメリカの州兵化し、アメリカ従属路線を決め、戦後政治を今まで規定している吉田総理。

(評価は分かれる)
安全保障条約を決め、日本を自由主義の一員にはっきり定めた岸総理。
(日本の戦後を規定した総理としてNO1に上げたい。)

所得倍増の池田総理。

沖縄返還の佐藤総理。

日中国交回復と日本列島改造の田中総理。

経済的にビッグ3として世界の桧舞台に立った三木総理。

国鉄改革と戦後政治総決算を方向付けた中曽根総理。

消費税導入の竹下総理。
(評価は分かれる)

省庁改革をやり、自衛隊海外派兵に先鞭をつけた橋本総理。

などだろうか。

 

国会をデモ隊が取り巻き騒然としながらも決して信念を曲げなかった岸総理。
暴漢に襲われながら、その直後、なんら取り乱すこともなく、何事もなかったかのように平然と立ち上がり歩き『さっすが〜〜』と国民をうならせた大人物の三木総理。

アメリカの陰謀が影を落とすロッキード事件でもみくちゃにされた田中総理。

アメリカ大統領と初めて比肩できた総理の中曽根総理
 

小泉総理?

郵政改革、道路公団民営化の小泉総理?

イラク自衛隊派遣の小泉総理?

大学法人化、ミサイル防衛、などどれをとっても代名詞にできそうだ。

何十年も経つと電子政府を造り高度情報化社会にした小泉内閣といわれるのかもしれない。

 

 

 

 

 

《小泉内閣はその名を世界史に残す努力をすべきだ。》

 

これらは国内政治にとどまる問題だ。

世界史に名が残るわけではない。

 

これだけの政治課題を次々にこなせるのだから、世界史に名が残る大テーマを取り上げ政治日程に上げてほしいものだ。

小泉改革が世界史にまで名が残せるテーマがあるではないか。

社会保障改革だ。

この分野ではレーガン、サッチャー改革が有名だ。

世界史に名を残している。

しかし実際の改革は中途半端にとどまっている。

理論的にも国家哲学としても確立したわけでなく福祉国家の官僚統制はいまだに続いている。

 

『福祉制度における官僚統制を自由経済化する』という国家哲学を確立し世界に改革モデルを示すべきだ。

 

20世紀猛威を振るった社会主義を完全に払拭した改革モデルを世界で始めて実施した国の総理として世界史に名が残る。

『小泉改革』が世界を変え豊かにするきっかけになった、として世界史に名が残る。

もちろんサミットかなんかの各国首脳が集まるところで『福祉国家の大改造』をぶち上げ自己主張は欠かせない。
『レーガン、サッチャ−改革を元に』とか言ったのでは2番煎じだ。

『家族主義?』
家族主義ならすでにアメリカで始められている。


『家族、資産、ボランティアの3本の矢獲得運動?』

世界にアピールするキャッチコピーは必要だが、とにかく社会保障改革だ。

 

社会保障改革こそ小泉構造改革のメインテーマとすべきだ。

 

社会保障の抜本的自由化に取り組み、その流れを世界中に広げていくべきだ。

 

小泉内閣は社会保障改革に取り組みその名を世界史に残せ。