読売。分からず屋。『ノルウエーのようになれ。』の主張。
2003,6,4、読売新聞2面より。


ほんま読売は分からず屋です。
あいも変わらず高負担国をモデルにしています。
少子化対策でノルウエーを真似しろと言っています。

この主張はいうなれば、まじめだけが取り柄の貧乏人に、産油国の道楽息子の真似を
しろと言ってるようなもんです。
ノルウエーと言うのはものすごくリッチな国です。
世界第三位の産油国なんですね。
また資源に恵まれている。

日本と同じほどの面積があって人口は455万人しかいない。
つまり、自給自足が充分できるうえに、天然資源がたんまりあるような国ですね。
一人当たり、1億円程度、天然資源の輸出で稼げています。
家族4人で4億円。
すごくリッチですね。
日本など逆立ちしても無理です。

こんな国だから少子化対策でも充分なことが可能です。
とてもじゃないが、資源など何もない日本が真似できるような国ではありません。

真似などできないのに中途半端に真似しようとして、高負担にし、国内市場を痛めつ
け不景気にしていますね。
ノルウエーは高負担が可能です。
もともと人口が少なく、自国の市場をいくら高負担にしても直接問題は出にくいので
す。
ヨーロッパ市場がメインで稼げるからですね。
日本が真似して同じことをすると国内市場がメインの日本はすぐ不景気になります
ね。

読売はもうわかったかと思ったら、まだわかっていなかった。
分からず屋ですね。

こんなリッチな国なのに消費税は25%程度まで上がり、国民負担率は限界近くに
なっていますね。
官僚統制で老人天国を維持しているためです。

産油国のノルウエーでさえ官制老人天国は無理なのですね。
4人家族で4億円の天然資源があっても不可能なのです。
つまりまともに資源などない日本では最初から無理だと言うことですね。
日本では、官僚が家族の代わりに老後の保障をするのではなく、家族に任すべきとい
うことを証明しているようなもんです。
『高負担政策ではなく負担を軽くする政策でないといけない』と言うことでしょう?

負担を軽くし、教育投資ができるようにしないといけませんね。
家族が自分の老後の保障を賭けて切れ目なく後継者を育て、国家発展の人材を育てな
いことには日本の未来はありません。
そうすれば少子化などすぐ解消するではありませんか。

読売はシッカリせよ。
自由主義のオピニオンリーダーでしょう。
いつまでもこんなことで良いのでしょうか?



ノルウエー
面積=38.6万km2(日本とほぼ同じ)
人口=約455.4万人(2003年1月現在)
輸出=50,528百万ドル(原油、天然ガス、鉄、水産物)
ノルウェーは石油や天然ガスに恵まれ(2001年、石油・天然ガス部門はGDPの約2割、
輸出額の約6割を占めた。同年はサウジアラビア、ロシアに次ぐ第3位の石油輸出国
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/norway/data.html