久しぶりなんで、ヘッダの送信者で2バイト文字通しちゃったよ。失敬失敬。

"Shinji KONO" <kono@ie.u-ryukyu.ac.jp> wrote in message
news:3988427news.pl@insigna.ie.u-ryukyu.ac.jp...
> いったい何のために著作権法があるかを理解してないから、そうい
> うことになるのさ。君の議論が、著作権法の最初にある目的にどの
> ようにつながるのか説明してくれるなら、もう少し納得できるかも
> 知れないけど。

 僕自身は「著作者人格権」と「著作(財産)権」は著作者自身の利益と著作物が生み
出される
こと自体による文化発展への寄与で、「著作権の制限」はそれを取り巻く受け手によ
る文化
発展への寄与の為の重要な要素だと思うわけですよ。
 ただ、受け手側も、単に著作物に接触するだけが文化発展に繋がるわけじゃなく、
接触は
著作物を理解する上で重要な過程だけど、やはり玩味され語られ解釈されて人々の間
に浸
透しなきゃ意味はない。

 河野さんは「著作物に接触する」過程をとても後押ししているように思えるわけだ
けど、同時
に著作者の利益は保障されるべきだと思う。保障機構は河野さんの中では確立されて
いる
のかもしれないけど、それが語られずに最大限に貸し出しとかを後押ししてるんで、
個人的に
とても不安なわけです。

 それでまぁ、漠然と思うことは、受け手の最大接触と著作者の利益保障の両立を阻
害して
いる最大の要因は、著作権法の中核ではなくて、年々ごてごてとあと付けされている
いわゆる
媒介者(実演者などを除く著作隣接権者)の権利だと思う次第で。
 というか、著作者は著作業に忙しくて権利拡大を謀ってる暇ないですもん。