takehiro yanagiさんの<bb3jd4$e55$1@news2.bekkoame.ne.jp>から
>『相対性原理が破綻!!』URL  http://www.ggm.to/

どうでもいいけど、このURLの少なくとも一番上
「物理学基礎論」の第一部「三体関係」は間違ってます。

固定されたAに向かってBがVab CがVacで近づいているとして、
Bを固定した場合、AはBに向かってVba=-Vabで向かいますが、Cは
Aに向かってVca=-Vacには向きません。

ここに提示された図2ではVca=-Vacとしてかかれており矛盾していますが、こ
の矛盾はBを固定したと同時にCを無意識に固定したことにより生じています。

AとCは同時に移動し、ある一定時間後に衝突するのは、Aを固定したときには
自明ですが、Bを固定したとしても同じ運動である以上同じことが発生しま
す。すなわち、Cは将来衝突するであろう地点に向かって移動することになり
ます。

このことは、Cが初期条件でのAに向かった運動をするとしている図2と矛盾し
ています。このことはある特定の点の固定を要請しません。


また、図3もおかしいです。そもそもvabってなんでしょう?確実にそんな運動
が存在するのですか?それぞれが時刻tにA(t),B(t)という位置にあったとし
て、Vabはd(B(t)-A(t))/dtであらわされると思うのですが、それはたとえば
A(t)=(0,0,0)だったとしても、B(t)によってはAには向かわないといえます。
自明な例としてB(t)=(1,0,0)とすれば、その速度は0でありそのような速度は
存在しないことになります。

そもそもおかしな点は、相対速度というのはたとえばAの速度とBの速度から定
義される量です。AとBが共通の点との相対速度を持つならばそれは相対速度同
士の差でもかまいません。これはAとBの間に生じる力のようなものではありま
せん。ここに大きな間違いが存在します。

よって数学から導かれるとされている「三体関係の記述の禁則」も存在しませ
ん。相対速度はすべて相対的に求めることが可能です。

#とりあえず、これは相対論抜きで話をしています。相対性原理(ガリレイ)
の話。

そもそも、この人ベクトルがわかってないんじゃないかという気がする...

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Yoshitaka Ikeda mailto:ikeda@4bn.ne.jp