Fedora Core 4
こんにちは山岡と申します。
きのうリリースされた Fedora Core 4 をインストールしてみたのです
が、私の手には負えないので、RHL9 に戻すことにしました。無責任か
つほとんど無内容ではありますが、再インストールする前に簡単なリポー
トを書きます。
Compac Evo D320 ST (P4 2.4BGHz, 1GB RAM, i845) における RHL9 か
らのアップグレード・インストールはすんなり済みました。最初に行なっ
た CD-R のメディアチェックは 4枚すべて fail でしたが。
さっそく login してみると、どうやら RHL9 のときのデスクトップの
設定を引きずっているらしく複雑怪奇な様相です。新しいデスクトップ
をデフォルトの状態で見たかったので、ホームディレクトリにある "."
で始まる名前のファイルを片端から待避させて login し直しました。
Gnome のテーマは bluecurve の一種類だけが用意されているようです。
KDE の方も試してみましたが、プルダウンメニューなどがいっさい動作
しないので、手も足も出ませんでした。
さて、何はなくとも端末エミュレータを起動、と思ったら、なぜか
Gnome デスクトップのもとでは /usr/bin/xterm が動きませんでした。
しかし幸いにして /usr/X11R6/bin/kterm は ok です。gnome-terminal
も使えるのですが、表示する非 ascii 文字のエンコーディングは
UTF-8 だけをサポートしているようで、「文字コードの設定」で
EUC-JP などに切り替えても動作に反映しません。これの TrueType フォ
ントの表示が気に入って、man を読むときなどに使っていたので、私に
は少々痛いです。
少し雲行きが怪しくなってきたので、デスクトップのカスタマイズをは
じめる前に、以前に RHL9 で作った特に関心があるバイナリを動作させ
てみたところ、
× Emacs 20.7
△ Emacs 21.1〜21.2 (色が変)
○ Emacs 21.4, 22.0.50
× XEmacs 21.4.17, 21.5-b21
× w3m
と、ここまで見て、やはり全部作り直した方が良いだろうと思いました。
はじめはリンクしているライブラリのバージョン違いだけの問題だろう
とたかをくくっていたのですが、少しやってみると、何と今まで make
一発できていたものが全滅です。これが私に RHL9 に戻ることを決心さ
せた理由になりました。
実は私にとって RHL9 の再インストールは 2度目です (1回目は Fedora
Core 1 で、SiS650 というディスプレイ・チップを動かせずに頓挫)。
更新期間が比較的に長い Red Hat 系のディストリビューションは、私
のように必要なものだけを make install する者にはありがたかったの
ですが、再び手を出すことはおそらくないでしょう。おしむらくは、ダ
ウングレード・インストールなんてことができたらなあ...。
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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