K.Takasaki どの <kenji.takasaki@nifty.com> の記事、
<agufub$i9e$1@news512.nifty.com> にて...
>
>(困)惑(当)惑さん wrote <3D319220.95053931@pop21.odn.ne.jp>
>
>> > 第一IFを2MHzにとったのも敗因だったかなぁ。
>> > 
>> > すなおにFMラジオ用の10.7MHzのを使ったら、
>> > バンド幅を広げてもトラッキングで苦労しなくて
>> > すみそうだったのに、と気づいたときは、あとのまつり f(^^;
>> 
>シングルスーパーヘテロダインインの場合、一般的な455kHzの
>IFだと局発1000kHzに対して、受信周波数が1000-455=545kHzなのですが、
>イメージ周波数は1000+455=1455kHzとなって、
>1455-545=910kHz離れた信号をあらかじめLC同調で分離しておく
>必要があるのですよね。

解説ありがとうございます。

で、件のあたいのラジオも、第一IF2MHzなのに、3.8〜10MHzなんて広い
バンド幅にしようとしたもんだから、
「4MHz離れた信号をあらかじめLC同調で分離しておく」必要にかられ、
トラッキングで苦労したのにゃ。

# 第一IFが10.7MHzだったら、アンテナ側は「とりあえずLPFでもなんとか
  おっけー」だったわけで。

>有名なSONY ICF-5900の場合、第一局発可変でIFを10.7MHz固定とし、
>FMバンド用のIFTを使用して帯域を規制してイメージを取り除いて、
>第二局発の可変範囲を狭くすることで局発のf直線性を上げて、
>周波数を読みとっていましたね。

でしたね。

後年、現物を手に入れて、「そういうことか」とわかったときは、
感動したものです。

>2MHzというIFはアマチュア無線用の物にあった周波数だと思い
>ますけど、一般的じゃなかったので部材に苦労されたとか、

えーと、部材のほうはFCZコイルが手に入ってたので、
そんなに苦労はしなかったのにゃ f(^^;

2MHzを選んだ理由は、「クーガ2200がそうだったから」
...もとい、当時、情報ソースとして、免許も持ってないくせに
読み漁ってたHAM関係の雑誌で、

>ルーズなIFTじゃなくって帯域の狭いクリスタルフィルタで、

ってのを見てあこがれて、2MHzあたりの水晶が入手しやすかったから、
なんですが、

>調整がシビアだったとかですかね。

これで撃沈しました m(_ _)/

# あ、ちょっとウソ。調整以前に、「2MHz水晶発振器」を
  つくってしまって、どーしよーもなかったのでした f(^^;

結局、選択度は第2IFに入れた455kHz用のセラミックフィルタに
まかせてしまいました。

まさに、

>今度は安価なIFTだと通過帯域が広くなりすぎるので、
>もう一度455kHzに変換してセラミックフィルタなどを
>使用できるようにしたのが、初期のBCLラジオの回路ですね。

てな回路になっちゃってましたです。
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渡辺正誓でした。
penonya@nifty.com