(困)惑(当)惑さん wrote <3D32D9EA.6212DF9@pop21.odn.ne.jp>

> おお、わかりやすい解説をありがとうございました。

そんなおおげさな。(^^; 私はただのラジオ好きですから。

> ということは、LC同調だと、フィルタ性能は12dB/oct
> ぐらいですから、イメージ周波数の減衰量は20dBもと
> れないので、多少残ってしまうものなのですね。

そうですね、それが大きな欠点でしたし、周波数が高くなると
シールドの甘さもあって、どんどん特性が悪くなっていましたね。

> なるほど。FM用なら部品も多く出回っているでしょう
> し。

はい、それにもともとAM/FM多バンドラジオということで、部品は
もう実装されていましたし。
当時ラジオを設計されていた方に、「FM用のIF回路をAM用の第一
IFにも再利用するとは、思いつかなかった」と回想を伺ったことが
あります。

> LCフィルタじゃなくて、NFフィルタを使う、と言う考
> えはよこしまでしょうか?

フィルタワークでの工夫も色々考えられたのですけど、VHF帯の
クリスタルフィルタが安価に手に入るようになったことと、それを
使うための第一局発の広帯域可変化が、PLLシンセサイザで簡単に
実現できるようになったのが大きいみたいですね。
コリンズタイプのように第一局発が固定だと、第一IFがバンド幅と
同じ幅を持った周波数帯になって、バンドパスフィルタを使わない
限り、何らかの可変同調回路で帯域制限する必要があったのですよ。
それで安価なLC同調が使われていたみたいですね。

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