逓増比較優位の貿易の展望はあるのか。

基本的にない。
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では、資源立国には、その可能性は残されているのか。

世界が石油に頼る限り残されている。
世界が広大な大地に農作物を耕作するかぎり、残されている。

【脱化石燃料への道】
だが、そのような世界を一変させる技術は、エネルギーにおいても出現してい
るではないか。今後さらに増幅させれば、世界のエネルギー事情は変わるはず
だ。日本が率先してエネルギー革命拡大の技術を開発し、世界に敷衍すべきで
ある。脱化石燃料を実現することこそ、日本の将来の展望を開く道であり、
世界の展望を開く道である。石油が主役の座から滑り落とすことは、日本の使
命である。

石油のシンジケートは断じて許さないだろうが、その烈しい攻防は予想される
が、それでも我国は果敢にエネルギー転換の道を行くべきである。
世界の流れである。地球の流れである。脱原子力発電の道でもある。

脱化石燃料の研究は、ステルスの何倍もの金をかけて早期実現しなければなら
ない。

【脱大地農業への道】
広大な面積を必要とする農業は、一変させねばならない。
これは日本の将来にかかわる問題である。

農作物の研究は、ステルス購入の何倍もの金をかけて早期実現しなければなら
ない。
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戦争兵器に血道を上げる日本政府のあり方、ステルス渇望の日本の自衛隊のあ
り方は、日本の将来にとってまったく真逆的方向である。

逓増比較優位が、世界の貧富を事実上決定しているが、脱化石燃料、脱大地農
業の道が開かれたら、通貨、金というものの役割は大きく変わってくるであろ
う。

無尽蔵にエネルギーが格安で手に入り、無尽蔵に食物が格安で手に入る時代に
突入したとき、はたして、市場原理は根本から衰退するのである。
市場原理を維持しようとすれば、取れすぎたキャベツはブルドーザーで潰さね
ばならない。ありすぎては困る、金にならない、これが現在の未熟な市場原
理の実態である。なぜ、豊富な食料をこの世から抹殺する必要があるのだ。飢
えている人々がいるのに。だが、市場原理はこの悪魔的愚行を必須とする。

エネルギーが無尽蔵に格安で手に入る時代になれば、多くの物は格安になる。
産業の生産性が、経営の第一義の座から滑り落ちる。富の格差は、より欲望的
に希少価値を追求することで拡大するか?しない。住宅から食から何から何ま
で人間の多くは有る程度の充足を得られてところで満足してくる。超豪邸とい
えども、建てたければいくらでも建つ、だが、そんな方向にいくならそれは、
立法がまちがっているのである。社会の理念が狂っているのである。

では、人間は何を追及するようになるのか。衣食足りて礼節を知る。

ここにおいて、中国の愚かな経済発展も消える。