決定的な史観のあやまりは、経済にも当てはまる。
まず、経済から言えば、
「しぼりとれるだけ国民から搾り取れ。利潤は設備投資に。これが日本の競争
力の源泉だ。」
しかし、国民の購買力を奪った。経済成長期に賃金を比例して伸ばさなかった
からだ。これは識者の常識。
官僚、政界、財界の癒着がもたらした、ごうつくバリ史観の誤り。
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イラクだろうが、イスラムだろうが、米国に屈服しない民族、宗教は、世界最
大の腕力を持つ米国の尻馬について行動するれば間違いない。いざとなれば原
爆落として皆殺しにしてくれるから。米国に逆らえば、食えなくなるから。
この程度の認識が、日本の政治家、評論家、政界、財界、官界の史観だ。この
ごうつくばり史観は、敗退するしかないだろうね。
世界各国がイラクから手を引く、あるいは手を出さない利口な選択をしている
のは、軍事力で解決できる問題ではないことを理解しているからだ。
銃口向ければ万事解決するとするアホは、戦前の軍部史観だし、政界、財界、
官界のごうつくばり史観は、2,3、の国家に限定された時代の戦争とは違っ
て、殺しても殺しても、国さえ壊しても、殺せない人間がうじゃうじゃ湧き出
てきて、国が壊れたように見えても、無条件降伏などでてこなくて、国家なき
国家が永遠に反撃してくる戦争に絶対に勝てないことに気付いていない。相手
は、無限、こちらは有限。この実態に気付かずに、鉄砲磨いてよだれをたらし
ている日米政府は、決定的な史観の誤り。
共存共栄の道を探らねばならない。謝罪すべきは謝罪し、平和への話し合いを
しなければならない。特定の国が、贅沢三昧するために銃口で相手を乞食、奴
隷居留区に押しとどめておくという史観は、国内外ともにすでに破綻したとい
うことだ。この認識がない限り、国家なき国家の亡霊は、無限の世界から有限
の世界に影となって覆いかぶさってくる。カダフィが屈服した等と思うことが
そもそもの幼稚な史観だ。国家から超国家へ、有限から無限へ重心をシフトし
たにすぎないだろう。目に見える国境史観は、日本くらいなものだ。
華僑の中国は、とうの昔から、共産主義本国とはべつの経済システムを併せ
持っている。北朝鮮にしても、日本からの大量送金をしてくれる朝鮮総連が日
本にいる。アシュケナジー・ユダヤ人も世界にいる。米国中枢も制している。
国家なき国家、無限からの戦闘宣言を、有限の『やあやあ我こそは那須与一な
るぞ・・・」で戦争する表の顔の米国と、その顔しか知らない日本では、無限
相手の戦争になど勝てるわけがない。
テロ、テロというが、実態は、この無限からの戦闘行為がテロのおおきな断面
だ。銃身を磨いて、法整備すれば、完全制圧して凱旋できるなどという漫画、
アニメの見すぎ日本国民、日本の政治屋政党には到底理解できない実世界がそ
こに横たわっている。
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