Path: ccsf.homeunix.org!ccsf.homeunix.org!news1.wakwak.com!nf1.xephion.ne.jp!onion.ish.org!news.daionet.gr.jp!news.yamada.gr.jp!newsfeed.media.kyoto-u.ac.jp!newsfeed2.dti.ad.jp!newsfeed1.dti.ad.jp!jpix!news0.dion.ne.jp!feed1.dion.ne.jp!news7.dion.ne.jp!53ab2750!not-for-mail From: "DH.Shiozaki" <dh.shiozaki@s3.dion.ne.jp> User-Agent: Mozilla Thunderbird 0.6 (Windows/20040502) X-Accept-Language: ja, en-us, en MIME-Version: 1.0 Newsgroups: fj.sci.geo Subject: Re: =?ISO-2022-JP?B?GyRCQ088JzUkJE48K0U+GyhC?= References: <saHed.2$5s1.0@news7.dion.ne.jp> <cnnfd.4$5s1.3@news7.dion.ne.jp> <clmu1j$3m1$2@news01.iij4u.or.jp> <OxFfd.6$5s1.1@news7.dion.ne.jp> <clpii0$6ei$1@news01.iij4u.or.jp> In-Reply-To: <clpii0$6ei$1@news01.iij4u.or.jp> Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP Content-Transfer-Encoding: 7bit Lines: 89 Message-ID: <Zw_fd.9$5s1.4@news7.dion.ne.jp> Date: Thu, 28 Oct 2004 13:25:55 +0900 NNTP-Posting-Host: 222.9.99.158 X-Trace: news7.dion.ne.jp 1098937529 222.9.99.158 (Thu, 28 Oct 2004 13:25:29 JST) NNTP-Posting-Date: Thu, 28 Oct 2004 13:25:29 JST Organization: DION Network Xref: ccsf.homeunix.org fj.sci.geo:160 汐崎です。 Yukio Ishihara wrote: >>>石原@ザ・ランスです。 >>>この質問の背景に、地磁気でなく、 >>>「円筒形磁石の回転と磁界の回転」があります。 >>>私目の質問に、東北大の佐藤教授が「物性なんでもFAQ」のなかで >>>回答して頂いたことが、公開されていますので、参照してください。 >>> http://www.tuat.ac.jp/~katsuaki/nandemoQ&A.html >> >>を見ていただくと、円柱磁石を回転させ場合には、 >>「磁界が回転しているとはいえない」という、ご意見/考え方もあります。 >>当然、地球を「球体磁石」と置き換えれば、同じとおもわれます。 > > 佐藤教授のお答えは > > 鉛直に置いた棒磁石の磁極から出ている磁力線は完全に軸対称をもちますから、 > 磁界には全く変化がなく、回転しているかどうかは意味を持たなくなります。 > 変化がある場合にのみ回転していると判断できるのですから・・。 > > というものですね。当然です。 > だから私は最初に地球磁場は軸対称ではない(磁石の極は自転軸からずれている)ことを > 指摘したんですが。 > 自転を考えるなら、この軸対称からのずれを考えないとおかしいでしょう? 確かにそうですね。 地球自転軸と地磁気自転軸とのずれによる、地磁気磁場の回転成分?は、 第2次的に、考えれば良いと思っていました。 上記のずれを無視した(一致しているとして)、基本的な地磁気の磁場 (コンパス磁石を北を指す力)(こちらを第1次的と考えていますが)が、 地球自転との関係で、回転していると見るべきか、否か、同期して回転している から静止しているとみるべきか、軸対象の磁場の回転は意味が無いのか、が 知りたいのです。 電磁気の電磁誘導の説明では、磁速密度の「変化」で説明されていますが、 磁束密度の「回転」という言葉での説明は、見当たりません。 具体例1は、最初の質問の最後の方に書いている。 > 思考実験の問題: > 地磁気による北向きの磁界が自転して_いない_として、 > 上下鉛直方向の導線(銅線)を置くだけで、 > 導線は、地球自転とともに、東向きに移動しているから、 > 銅線の上下端間に起電力があらわれるか 具体例2は、 東西方向に走る新幹線があって、車両上の、上下に垂直な導線には、 導線の両端に、地球磁場と、導線の移動から、電磁誘導によって わずかかもしれないが、誘導起電力が発生してるはずではないか? (こちらは、地磁気の磁場の回転とは、無関係で、 地磁気の存在だけを前提にしています。) > > In article <ZxFfd.7$5s1.1@news7.dion.ne.jp>, dh.shiozaki@s3.dion.ne.jp says... >>一方、私目が「地磁気の自転」で質問していますように、 >>磁石を回転させた時に、遠方の磁界は、遅れて回転するという >>解説した本「図説・電流とはなにか」に接して、 > その本は知らないので正確なことはなんとも言えませんが、 > もしかして、光速が有限だから遠方では遅れるということでしょうか? そのように説明しています。 そのことで、「近接作用」の考えがうまれた、と。 > だったらこれも当然です。 > そもそも静磁場、静電場なんて概念は光速が無限とみなせる場合の近似概念にすぎない。 > そして日常生活レベル、あるいは地球の自転といっても、地表付近の速度は > 光速に比べたらはるかに小さいから、静磁場という近似が充分良い精度で成り立つということです。 > 光速の有限性を考えるなら、河野さんのような説明をするしかないんです。 > 地球自転に伴なう地表の速度は、確かに光速に比べると「はるかに小さい」 ですが、 > 地球の赤道上の周速は、 > 地球赤道の周長:約 40074 km 、地球の自転周期: 約 24 時間 ですから、 > 秒速で、464 m/sec、時速で 1670 km/h という、大変大きい値ですから、 もし、地磁気が存在して、地球表面に対して「静止」しているならば、 1m当たりに、導線に発生する誘導起電力は、計算上, > (20) 日本付近の地磁気による磁束密度は約 3×10^-5[T]である。 ですから、v(emf) = BLV = 3x10^-5[T] * 1[m] * 464 [m/sec] = 14[mV] となり、 東京タワー333mに上下方向の導線があれば (避雷用の導線があると思われます)4.6V ぐらいになるのでは? 勿論、地磁気の磁場が、地表が同じ速度で回転している場合には、 これは成り立たないのですが。 --- 追伸: 前のメールで、河野さんに断りもせず、かってなお願いをしてしまいました。 ^^^^^^^^^^ この場をかりて、河野さんへのお断りとさせてください。 ===(汐崎)