1930年代を生きた世界大不況を知る日本人はもはやいないに等しい。
当時20歳ならいまや100歳近い。

このころ生き抜いた人の教訓では、仕事さえあれば別にたいして困ってはいな
い。仕事のない人が、生きるか死ぬかの時代を迎えた。
今の日本も世界も、この前夜である。

政治も行政も、対策は一切行ってはいない。
ただ、増税しか考えていない。無能としか言いようがない。
多数の餓死者、自殺者、社会の混乱は必至。
自民だろうが公明だろうが民主だろうが、どの政党が政権を維持してももはや
炎上する大火災にコップ1杯の水を掛ける程度のことしかする能力はない。

やはりこの国は、根本から変わらないと、生き延びられないだろう。
二通りの道が必然的に浮上するだろう。
1.超軍政国家、強権国家の誕生。
かたや、
2.再分配を考慮した市民本位の経済を実現した国家。

後者は、悲願だが、よほど国民が正しい民主主義と政治参加の理念を認識しな
ければ実現しないだろう。今の日本人がそこまで覚醒することは夢物語か。

ヒステリックに前者の流れが土石流のようにやってくる日は、悪夢だが、ここ
しか道は開けてはいないのかもしれない。
もし、望みがあるなら、日本人は、二度とファシズムに苦しまないために踏ん
張って、二つのことを実行しなければならない。

1.政党を信じてはならない。いかなる政党も。
無論、政教一致の投票など絶対やめること。お任せ主義では、やられるだけ 
だ。
2.民主主義の理念を徹底的に政治に反映させる。(多数決=民主主義ではな
い。少数意見が忌憚なく言論で多数意見を攻撃し、少数意見が多数意見に成長
する可能性を保障する制度が民主主義。)これにより、選挙が行われ、確かな
政府が出来れば、救済策が、試行錯誤しながらも実施されていくだろう。

後者は、あまりに日本人の知的レベルが低くて今の日本にはほど遠いようだ。
それでも、後者の道以外、日本の近未来を開く道はないだろう。

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小泉、小池、前原らの、強権政治結成会議が財界の肝いりで実現したが、お食
事会とはお笑いだ。極めて市民にとって恐るべき時代を予想させる。

米ドルは致命的な墜落を予想させる。日本は、心中するか、脱出して溺れ死ぬ
淵から生還するか、ひとえに政治と、それを変革する国民の意識レベルの成長
にかかっているだろう。

今年は就職率がきわめて良好であったが、もう、続かないだろう。

山之彼方の<raIXj.4365$lU5.1807@newsread1.mlpsca01.us.to.verio.net>から
>ここに来て、米ドルが墜落する飛行機のような動きを見せている。
>
>いったん舞い上がったが、またしても、エンジントラブルの様相。
>火がついたかな?
>炎上して住宅地に落下する光景が見える。