新城@筑波大学情報です。こんにちは。

In article <061214084702.M0176716@utogw.gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp>
        kuno@gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp writes:
>   私は逆に、自分の授業の資料打ち出して読みなよと言ってますよ。で
> も画面で見るだけで済まそうとする学生は一杯いる。

講義資料を Web に置いてあって、授業の前にはだいたい印刷して
配ります。学生さん、コンピュータ持ってないというのもあるけれ
ど、実習室で、画面でやると、好き勝手な所を見に言って、講義内
容を聞いてくれません。

>   でも紙で打って10pとか、そういうものは打ち出して構造を見てあち
> こちめくって読んで、というのがいいと思ってます。紙に打つこと考え
> ない、構造も設計しない、そういうことやってるから内容の薄い何百ペー
> ジもある文書ができちゃうんじゃないか、もっと読み手のこと考えろ、
> とか思ってますね。

紙に印刷する時の姿までは、講義資料は作っていないなあ。

学生さん、その手の講義資料があると、講義を「聞かなくてもいい」
と考える傾向もあります。時間内にクイズの時に、資料読んで答え
を探す。聞いていれば、簡単なのに、目で検索して探そうとすると
辛そう。(聞いていて分からないなら、質問して欲しいんだけど、
最近、それはあまり期待できない。)

何年か前に、試験に資料持ち込み可にした時には、100ページ以上
の講義資料を持ち込んだ人がいましたね。全然勉強しないで、資料
を読んで、その場でフィルタリングして答えを探すという作戦は、
100ページ以上の紙資料には効かないと思うけれど。

現実社会では、「その場」で対話しながらでないと役に立たないと
いう話もあるけれど、明日とか1週間とか、そういうのも結構多い。
時間書ければ、フィルタリング戦略も少しは効くのでしょう。でも
ね、結局、キャッシュ(脳のメモリ)に少し入ってないと、取っ掛
かりも掴めないし、そもそもネットの情報で、どれが本当で、何が
嘘かが区別がつかないからね。

\\ 新城 靖 (しんじょう やすし) \\
\\ 筑波大学 電子・情報       \\